山田昌弘中央大学文学部教授

2026年3月4日・第221回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 81 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 117 発言)

例えば、四、五年前でしたら、本当に具体的に卑近な話をしますと、四、五年前でしたら、あの有名なゲーム機を持たせられないのはかわいそうだですよね。つまり、普通の子、普通の、普通というか、多くの子供が持っているゲーム機とかが持っていないと、仲間外れにされるというよりも、一緒に遊べなくなってしまうという可能性がとても高い。だから、まあ多くの人が持っていると言われると買ってあげざるを得ないと。昔は例えばキャッチボールでグローブとかだったらそんなにお金は掛からないんですけれども、今はそういう意味でいわゆる多くの子供が持っているものというのの価格水準が上がってきちゃったので、それが心配だというのは子供が小さい頃ですよね。

あと、先ほど言ったように、子供が大きくなって進学するときに、学費は心配しないでいい、好きなようにしろというふうに言えないのはつらいだろということなんですよね。ほかの親は学費心配しないと言ってくれているのに、自分は心配しなきゃいけないというふうに子供に言うのはつらいというふうになる。

でも、でもというか、私、最近、韓国に呼ばれることが多くなってきたんですけれども、韓国はそんなもんじゃないです。あるブランド物、あるブランド物を持つと、そのブランド物を持っていない子供は仲間外れにされるから、ブランド物のシューズを買わなきゃいけないんで全部なくなっちゃったとか、そういうことが起こるので、まだましだとは思うんですけれども、日本でもそういういわゆる基準というものがあって、それが多くの人にとっては高いと思われている。でも、それをやらないと子供がつらい思いをしてしまうというジレンマの中で子育てしているんだと思います。

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