例えば、四、五年前でしたら、本当に具体的に卑近な話をしますと、四、五年前でしたら、あの有名なゲーム機を持たせられないのはかわいそうだですよね。つまり、普通の子、普通の、普通というか、多くの子供が持っているゲーム機とかが持っていないと、仲間外れにされるというよりも、一緒に遊べなくなってしまうという可能性がとても高い。だから、まあ多くの人が持っていると言われると買ってあげざるを得ないと。昔は例えばキャッチボールでグローブとかだったらそんなにお金は掛からないんですけれども、今はそういう意味でいわゆる多くの子供が持っているものというのの価格水準が上がってきちゃったので、それが心配だというのは子供が小さい頃ですよね。
あと、先ほど言ったように、子供が大きくなって進学するときに、学費は心配しないでいい、好きなようにしろというふうに言えないのはつらいだろということなんですよね。ほかの親は学費心配しないと言ってくれているのに、自分は心配しなきゃいけないというふうに子供に言うのはつらいというふうになる。
でも、でもというか、私、最近、韓国に呼ばれることが多くなってきたんですけれども、韓国はそんなもんじゃないです。あるブランド物、あるブランド物を持つと、そのブランド物を持っていない子供は仲間外れにされるから、ブランド物のシューズを買わなきゃいけないんで全部なくなっちゃったとか、そういうことが起こるので、まだましだとは思うんですけれども、日本でもそういういわゆる基準というものがあって、それが多くの人にとっては高いと思われている。でも、それをやらないと子供がつらい思いをしてしまうというジレンマの中で子育てしているんだと思います。
78
宮出千慧(参政)
本当に社会の在り方が大分変わっていくんだろうなということで、そういったこともこれから考えていきたいと思います。
本日は、興味深いお話をありがとうございました。
この発言のページ
79
野上浩太郎(自民)
白川容子君。
この発言のページ
80
白川容子(共産)
日本共産党の白川容子です。
今日は、参考人の皆さん、本当にお忙しい中、貴重な御意見いただきまして、ありがとうございます。
この人口動態、正確につかむということですとか、とりわけこの人口減少対策ということについて、私たち本当に向き合わなければならない大切なテーマだというふうに思っているんです。しかし、この出生率の低さ、これを基軸にした議論という、こういうのは、女性の性と生殖に関する権利、これを制約されがちになるんですよね。
人口減少問題のこの議論の中で、いかにこの人権を削り取られないようにするのか。つまりは、大前提として、結婚するかしないか、そして子…
この発言のページ
- (上の発言)
81山山田昌弘中央大学文学部教授
例えば、四、五年前でしたら、本当に具体的に卑近な話をしますと、四、五年前でしたら、あの有名なゲーム機を持たせられないのはかわいそうだですよね。つまり、普通の子、普通の、普通というか、多くの子供が持っているゲーム機とかが持っていないと、仲間外れにされるというよりも、一緒に遊べなくなってしまうという可能性がとても高い。だから、まあ多くの人が持っていると言われると買ってあげざるを得ないと。昔は例えばキャッチボールでグローブとかだったらそんなにお金は掛からないんですけれども、今はそういう意味でいわゆる多くの子供が持っているものというのの価格水準が上がってきちゃったので、それが心配だというのは子供が小さい頃ですよね。
あと、先ほど言ったように、子供が大きくなって進学するときに、学費は心配しないでいい、好きなようにしろというふうに言えないのはつらいだろということなんですよね。ほかの親は学費心配しないと言ってくれているのに、自分は心配しなきゃいけないというふうに子供に言うのはつらいというふうになる。
でも、でもというか、私、最近、韓国に呼ばれることが多くなってきたんですけれども、韓国はそんなもんじゃないです。あるブランド物、あるブランド物を持つと、そのブランド物を持っていない子供は仲間外れにされるから、ブランド物のシューズを買わなきゃいけないんで全部なくなっちゃったとか、そういうことが起こるので、まだましだとは思うんですけれども、日本でもそういういわゆる基準というものがあって、それが多くの人にとっては高いと思われている。でも、それをやらないと子供がつらい思いをしてしまうというジレンマの中で子育てしているんだと思います。
82
白川容子(共産)
それともう一つなんですが、これ衝撃的でして、結婚相手に望む年収というところで、十五ページにも示されていますけれども、四百万円以上でないと、先生も論文の中にも、いろんな文献の中にも書かれていらっしゃいますけれども、四百万以上でないと結婚の対象にもならないよということだというふうに思うんですけれども、この四百万以上というところで先生何か御見解があれば。四百万以上というのはどういう基準なんでしょうか。一番多いのが、この突出しているのが四百万円なんですけれども。
この発言のページ
83山山田昌弘中央大学文学部教授
もちろん、最近はもしかしたら上がっているかもしれませんけれども、大体五、六百万ぐらい年収がないと、二人子供を育てて不動産を買って、大学に入れ高等教育受けさせるぐらいというふうに多くの人は思っていると思います。それで、いまだ日本はパートが、女性はパートが主なので、男性四百万、女性百何十万のパートでそれぐらいないとやはり無理だろうなと思うところが平均的だと思います。
ただ、平均、全世代の平均年収自体が四百万とか五百万ぐらいなので、結局半分ですよね。だから、それに達しない。だから、それを乗り越えるためには、男女とも例えば三百万以上収入あるとか、そういう形で乗…
この発言のページ
84
白川容子(共産)
ありがとうございます。
やっぱり私思うのに、この所得格差ですとか学歴格差ですとか、その貧富の格差というのが再生産される社会になってしまっているのではないかというふうに思うんですね。要は、所得格差というのが深刻になっている中で親の所得の低い世帯というのは、自己負担の大きい教育費払えない、だから高等教育受けられない。若しくは、受けられたとしても、先ほど来お話しにもなっておりますように、奨学金借りて返済に苦しむという。そういう、どちらにしても生活苦につながってしまうという悪のスパイラルに陥ってしまっているのではないかということを思うんです。
山田先生が御指…
この発言のページ