林正道国土交通省水管理・国土保全局長

2026年7月14日・第221回国会 参議院 国土交通委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 140 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 194 発言)

お答えいたします。

気候変動の影響により海面水位の上昇や波浪の強大化などが見込まれるために、国においては、海岸の保全に関する基本的な方針を定める海岸保全基本方針、これを令和二年十一月に見直しまして、海岸堤防などの整備においては、気候変動の影響で生じる高潮、波浪など、外力の増大を考慮した対策に転換することにいたしました。これに基づきまして、海岸のある三十九都道府県で海岸保全基本計画の見直しに着手しており、現在までに二十四の都道府県で変更が完了してございます。

例えば、神奈川県が令和八年三月に変更した相模灘沿岸海岸保全基本計画においては、気候変動の影響による平均海水面の上昇量や台風の強大化を考慮した結果、海岸の堤防は以前の計画より平均一・四メートルのかさ上げが必要とされ、今後、順次対策を進めていくことにされています。一方で、砂浜につきましては、これまで神奈川県の西湘海岸で突堤の整備や養浜を行うなど、各地で浸食対策を進めているところですが、気候変動による影響については、予測の不確実性が大きく、更なる検討が必要という状況でございます。

このため、国土交通省としては、モニタリングを充実するとともに、予測モデルの信頼度を向上させるなど、浸食対策のための研究や技術開発を早急に進めまして、関係機関と連携して対策の強化に努めてまいります。

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