どうもありがとうございます。
一番重要なポイントでございますが、これは御案内のとおり、二〇一八年からの、シンガポール、ハノイでのトランプ政権と北朝鮮指導部との対話がどういう形で復活するか、間接的に韓国、大韓民国がこれにどういう態度を取るのか、大変難しいところがあるんですが、ある種、朝鮮戦争を終えるということになると、停戦ラインが国境線になるという可能性が中期的にはあり得ると私は見ております。そういうことになると、日本はいよいよ北との国交回復という問題を俎上に上げざるを得ない、あるいは上げる環境が出てくる、そういうチャンスを生かすべきだろうと思います。
その意味で、トランプ政権が本当はこの三月、四月にも動くという説もございましたが、少し遅れているようでございますけれども、これはイラン戦争との関係だとは思いますが。我々は、アジアでどういうふうに事態が動くのか、ヨーロッパでのウクライナ戦争がどういうふうに終わるのか、あるいは止まるのか、これの間には大きな違いがございますけれども、いずれにせよ、フットワークを軽くして、いろんなオプションを持って対応するべき時期がやってきたと思います。
個人的には、日本も国会の中に調査会を、あるいは国会図書館の調査機能を更に拡充して、あるいは、この予算がどういうふうに使われてきたのかということも含めて精査するメカニズムをすることによって、国民の理解できる新しいアジア、ユーラシア政策が取れるんじゃないかと思います。
17福福士珠美(立憲)
分かりました。ありがとうございます。
続きまして、下斗米教授にお伺いしたいと思います。
先ほどのお話で、ロシアによるウクライナ侵攻、朝鮮戦争のアナロジーだというお話もございましたけれども、報道では、北朝鮮が実戦部隊といいますか、実動部隊をロシア側に派遣して、ウクライナで実戦経験を積んでいるという報道がございます。
帰還した北朝鮮軍が朝鮮半島やインド太平洋の脅威環境を質的にどう変化させるか、その変化させるリスクについてはどういうふうに評価されていらっしゃいますでしょうか。
また、このことは、日本がウクライナ支援を人道的だとか道義的なものとしてだけで…
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18下下斗米伸夫神奈川大学特別招聘教授/法政大学名誉教授
福士先生、どうもありがとうございました。
私の理解は、実は北朝鮮軍はウクライナで戦っておりません。クールスク州というロシアに入ってきたウクライナ軍のこれをテロリズムであるということにして、対テロ作戦に一万数千人動員して、恐らく数千人の犠牲者が出たであろうということであります。
これは、同時に、北朝鮮からすれば、現代戦、ドローン戦、こういったものを学習するという効果もあったんではないかと思います。一九七九年の、トウ小平氏がベトナムから逆の意味で学ぼうとしたことと似たことだと理解しております。
今はどうかというと、ちょっと分かりませんが、恐らくドンバス…
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19福福士珠美(立憲)
日本としての立ち位置というか、インド太平洋の安全保障などに関しては、やはり北朝鮮というのは、今の状況、帰ってきてからどういうふうなリスクがあるかというのを考えると、日本の立ち位置というのはどういうふうに思われますか。
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- (上の発言)
20下下斗米伸夫神奈川大学特別招聘教授/法政大学名誉教授
どうもありがとうございます。
一番重要なポイントでございますが、これは御案内のとおり、二〇一八年からの、シンガポール、ハノイでのトランプ政権と北朝鮮指導部との対話がどういう形で復活するか、間接的に韓国、大韓民国がこれにどういう態度を取るのか、大変難しいところがあるんですが、ある種、朝鮮戦争を終えるということになると、停戦ラインが国境線になるという可能性が中期的にはあり得ると私は見ております。そういうことになると、日本はいよいよ北との国交回復という問題を俎上に上げざるを得ない、あるいは上げる環境が出てくる、そういうチャンスを生かすべきだろうと思います。
その意味で、トランプ政権が本当はこの三月、四月にも動くという説もございましたが、少し遅れているようでございますけれども、これはイラン戦争との関係だとは思いますが。我々は、アジアでどういうふうに事態が動くのか、ヨーロッパでのウクライナ戦争がどういうふうに終わるのか、あるいは止まるのか、これの間には大きな違いがございますけれども、いずれにせよ、フットワークを軽くして、いろんなオプションを持って対応するべき時期がやってきたと思います。
個人的には、日本も国会の中に調査会を、あるいは国会図書館の調査機能を更に拡充して、あるいは、この予算がどういうふうに使われてきたのかということも含めて精査するメカニズムをすることによって、国民の理解できる新しいアジア、ユーラシア政策が取れるんじゃないかと思います。
21福福士珠美(立憲)
済みません、時間がないんですが、もう一問だけよろしいでしょうか。
欧州のエネルギー政策について、水島参考人に伺いたいと思います。
先ほどの資料の中にも、EUのフォン・デア・ライエン委員長が三月にパリで開かれた原子力エネルギーサミットで、欧州が原発に背を向けたのは戦略的誤りだったと述べて話題になりました。フランスも、これまで原発依存を減らす方向だったのが、二〇二二年に増設の方針に転換したわけで、これから欧州におけるエネルギー政策の流れというのはどういうふうに変わるとお考えでしょうか。また、エネルギー分野において、日本の外交手段、どのようにあるべきとお考…
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22水水島治郎千葉大学大学院社会科学研究院教授
ありがとうございます。
まさに今御指摘になったとおり、フォン・デア・ライエン委員長はそのような、正確にはそんな言い方をされておりました。何といいますか、その言い方はまさに戦略的誤りだったというところからしても、本質的な誤りだったとは言っていないわけですね。そういう意味で、全体としての脱炭素化、そして原発依存を全体としてはEUとして減らしていくという、自然エネルギーへと基本的に転換していくという方向は堅持するという姿勢ではあろうと思います。
ただしかし、現在、まさに御承知のとおり、原油が途絶し、そしてまた、実際問題、エネルギー価格が上昇し、さらに生活費…
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23福福士珠美(立憲)
分かりました。ありがとうございました。
これで質問を終わります。
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