今、石井先生の方からちょっとお叱りをいただきましたが、私は、拉致問題につきましても、長年日本の中で運動を続けてこられたことのやっぱり御努力というものに対しては敬意を表しております。しかしながら、交渉の仕方というものがあるはずだと私は思います。
ですから、交渉に当たっては、要するに、北朝鮮が拉致を認めて、そして生存している人を返して、そして死亡したという人については謝罪をして、賠償を払うということが目標だと思いますが、ところが、ある時期からこの拉致問題の主張は、とにかく北朝鮮が五人生存、八人死亡、そのほかは不入境というようなことを言った段階で、北朝鮮の言っている、挙げている資料が曖昧だから、要するに、全員生きていると考えて、全員即時返せというような主張になっていって、それで、それではもう、それを答えを出さないんであれば事実上制裁を加えて、そして対決するというような方向に行ったように私には思われます、政府がですね。それでは交渉にならないということですね。
北朝鮮の回答は、死亡した八人について言うと、北朝鮮は八人を殺害したのかもしれないし、あるいは、それは何か自然死で、事故死であるのかも、病死であるかもしれませんが、しかし、いずれにしても、北朝鮮が拉致を認めたというところが非常な前進であって、本当にそうした人たち、連れてきた人をどうしたかということについて全部を本当にありのままに日本に対して言うかどうかということは分からないわけですね。
ですから、しかし、それを言わないからといって、じゃ、北朝鮮とは断交したままにして、なっていくということはできないわけですよ。謝罪、北朝鮮が謝罪をして、それなりの努力をした人ということであれば、北朝鮮の回答が不十分であっても、あるところが来たらそれを認めた上で解決を図らなきゃならないと、そういうものだと思います、外交交渉というものは。
北朝鮮は日本が敵として対峙している、対決するというだけでは困るわけですから、日本は北朝鮮と平和的に生きなきゃならないわけですから、だから、そういう意味でいうと、進め方についてこの際よく考えて、拉致問題をどういうふうにして解決に持っていくかということは、よくこれまでの過去の経験を踏まえた上で考えなきゃならない、私は少し私の話の中で提案をいたしました。
以上でございます。
59
鈴木宗男(自民)
以上で各会派の一巡目の質疑は終了いたしました。
他に質疑のある方は挙手をお願いいたします。
石井苗子さん。
この発言のページ
60
石井苗子(維新)
日本維新の会の石井苗子です。
両参考人の示唆のある御講義、ありがとうございました。
まず、宮本先生の、平和と安定が国際関係の条件であるという、軍事力を行使して南シナ海を取って、中国は経済発展につながるんでしょうかという御発言がございました。
私、昨日、チベットの代表の方のお話を聞いてきたばかりで、中国という国がチベットに何をしているかというのをさんざん聞かされておりましたので、なかなか中国という国を理解するというのが難しいんですけれども、結局発展につながらない、つまり、予測可能性があることが外交に大事なんだという、この予測可能性がない外交をやってい…
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61宮宮本雄二元駐中国特命全権大使/公益財団法人日中友好会館会長
人それぞれといいますか、私どもなんかは外交をずっとやってきて、何が日本にとっていい外交かというのを考え続けてきて、それが、私が申し上げました日本の平和と繁栄と、これが日本のコンセンサスであろうと。
その平和と繁栄をいかにして実現するか。全体的な国の国家戦略があり、その中に外交が位置付けられて、その外交の中に対中関係が位置付けられて、そして、それをやっていくというふうに、それは私の頭の中の整理です。
しかし、だからといって、それ以外の考え方を排除するものでは全くありません。何ゆえにヨーロッパでグリーンの党が環境だけ重視していて、環境だけ重視してくると、…
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- (上の発言)
62和和田春樹東京大学名誉教授
今、石井先生の方からちょっとお叱りをいただきましたが、私は、拉致問題につきましても、長年日本の中で運動を続けてこられたことのやっぱり御努力というものに対しては敬意を表しております。しかしながら、交渉の仕方というものがあるはずだと私は思います。
ですから、交渉に当たっては、要するに、北朝鮮が拉致を認めて、そして生存している人を返して、そして死亡したという人については謝罪をして、賠償を払うということが目標だと思いますが、ところが、ある時期からこの拉致問題の主張は、とにかく北朝鮮が五人生存、八人死亡、そのほかは不入境というようなことを言った段階で、北朝鮮の言っている、挙げている資料が曖昧だから、要するに、全員生きていると考えて、全員即時返せというような主張になっていって、それで、それではもう、それを答えを出さないんであれば事実上制裁を加えて、そして対決するというような方向に行ったように私には思われます、政府がですね。それでは交渉にならないということですね。
北朝鮮の回答は、死亡した八人について言うと、北朝鮮は八人を殺害したのかもしれないし、あるいは、それは何か自然死で、事故死であるのかも、病死であるかもしれませんが、しかし、いずれにしても、北朝鮮が拉致を認めたというところが非常な前進であって、本当にそうした人たち、連れてきた人をどうしたかということについて全部を本当にありのままに日本に対して言うかどうかということは分からないわけですね。
ですから、しかし、それを言わないからといって、じゃ、北朝鮮とは断交したままにして、なっていくということはできないわけですよ。謝罪、北朝鮮が謝罪をして、それなりの努力をした人ということであれば、北朝鮮の回答が不十分であっても、あるところが来たらそれを認めた上で解決を図らなきゃならないと、そういうものだと思います、外交交渉というものは。
北朝鮮は日本が敵として対峙している、対決するというだけでは困るわけですから、日本は北朝鮮と平和的に生きなきゃならないわけですから、だから、そういう意味でいうと、進め方についてこの際よく考えて、拉致問題をどういうふうにして解決に持っていくかということは、よくこれまでの過去の経験を踏まえた上で考えなきゃならない、私は少し私の話の中で提案をいたしました。
以上でございます。
63
石井苗子(維新)
ありがとうございます。
終わります。
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64
鈴木宗男(自民)
予定の時間が参りましたので、本日は、あっ、石先生もやられる。分かりました。じゃ、石平さん。
この発言のページ
65
石平(維新)
さっき、同じ日本維新の会の石井議員の話にもつながるんですけれども、ちょっと和田先生に確認したいことがありまして、和田先生のペーパーの四ページ目には竹島についての言及がありまして、竹島については、日本に国土全体を奪われていた朝鮮が独立に当たって、奪われていた国土の中に独島が含まれていると宣言している以上、日本としてはそれを認めるほかないでしょうというふうに書いてありますけれども、じゃ、その意味するところが、要するに日本は、韓国が宣言している、韓国が竹島が自分たちの領土であると宣言している以上、日本はそれを認めざるを得ないというふうに理解されてしまうんですけ…
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