この地域では、ASEANのことを申しましたが、ASEANが中心になりまして、ASEANプラス3というものが提案されました。それは、中国、韓国、日本でございます。金大中さんも関わった構想ですが、これによって東アジア共同体をつくるという考え方が広まりまして、小泉首相も国会で東アジア共同体を目指していくということを述べられたことがありました。しかし、その東アジア共同体というものにアメリカを入れるかどうかということになって、アメリカは自分を入れろと言い出してきましたので、中国は猛然とこれに反発しました。それで、日本としてはどうしたらいいか分からない状況になって、間に立って日本は非常に困ったわけでございますけど。それで、結局、東アジア共同体は流れてしまいました。
東北アジアという結び付きを考えた場合に、これは六者協議があったものですから、アメリカが入らないで東アジアの、東北アジアの安全保障を考えることができない状態ですから、当然ながら。ですから、東北アジアということを考えれば、アメリカが必ず入らなきゃならぬ。
問題は中国がそれを認めるかどうかですけど、しかし、中国も六者協議で、アメリカを入れて六者協議をやったのですから、もう経験があります。中国が推進して最後、六者協議を進めていきましたから、だからアメリカも入れてこの地域の安全保障を考えるという枠組みがそこにあると。東北アジアという枠を設定することによって、アメリカ、ロシア、中国、みんな入った、そして日本、韓国、北朝鮮も入ったそういう枠組みが、検討し得る土台がありますので、これを生かしていくと。この土台をそもそも提案したのは日本なのですから、日朝平壌宣言でそれを提案しておるわけですから、事実上。ですから、日本がこのことを中心になって進めていくという、そういう気持ちにならないとこれはできないんじゃないかと思われます。
日本がそれを進めていくのには、まず日朝国交正常化を何とかして実現して、北朝鮮が非常に孤立した状態で、現在はロシアと一緒になっていますからほっとしているというようなことになっていますけど、非常に北朝鮮の孤立、緊張が続いていますので、ここをとにかく緩めていって、六か国が集まれるような土台をつくっていくということが必要じゃないかと思われます。
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鈴木宗男(自民)
若井敦子さん。
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若井敦子(自民)
自由民主党の若井敦子でございます。
本日は、宮本参考人と和田参考人から御示唆に富んだお話をいただき、誠にありがとうございました。私も、不勉強ゆえに大変興味深く拝聴させていただきました。
いよいよ今夜、トランプ大統領が北京に到着され、あしたからは、対イラン軍事作戦のため延期になっていた習近平国家主席との米中首脳会談が始まるわけでございます。
そこでは、イラン情勢についての協議や貿易摩擦の緩和、また中東、台湾情勢の安定化に向けた具体的な合意がなされるのではないかと期待するところではありますが、しかし、もしこの米中間で重要な合意がなされたとするならば、こ…
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14宮宮本雄二元駐中国特命全権大使/公益財団法人日中友好会館会長
この安全保障の問題について、私は、東アジアにおける議論が余りにも少ない。先ほどハブ・アンド・スポークスという形で、結局アメリカを中心に、基本をアメリカに考えて、それでほかの国が連携をしていくという、そういう形に慣れ親しんできたと。そういう中で、我々は、安全保障の問題を自国、自分の問題として、単に日本だけじゃなくて、韓国もそうですし、ASEAN諸国もそうだと思いますが、そういうふうに考えていなかったというのが非常に大きな問題として浮上しているというふうに思います。
これからは、同盟で、そういうグループごとじゃなくて、そういう利害関係が錯綜している中で、国…
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- (上の発言)
15和和田春樹東京大学名誉教授
この地域では、ASEANのことを申しましたが、ASEANが中心になりまして、ASEANプラス3というものが提案されました。それは、中国、韓国、日本でございます。金大中さんも関わった構想ですが、これによって東アジア共同体をつくるという考え方が広まりまして、小泉首相も国会で東アジア共同体を目指していくということを述べられたことがありました。しかし、その東アジア共同体というものにアメリカを入れるかどうかということになって、アメリカは自分を入れろと言い出してきましたので、中国は猛然とこれに反発しました。それで、日本としてはどうしたらいいか分からない状況になって、間に立って日本は非常に困ったわけでございますけど。それで、結局、東アジア共同体は流れてしまいました。
東北アジアという結び付きを考えた場合に、これは六者協議があったものですから、アメリカが入らないで東アジアの、東北アジアの安全保障を考えることができない状態ですから、当然ながら。ですから、東北アジアということを考えれば、アメリカが必ず入らなきゃならぬ。
問題は中国がそれを認めるかどうかですけど、しかし、中国も六者協議で、アメリカを入れて六者協議をやったのですから、もう経験があります。中国が推進して最後、六者協議を進めていきましたから、だからアメリカも入れてこの地域の安全保障を考えるという枠組みがそこにあると。東北アジアという枠を設定することによって、アメリカ、ロシア、中国、みんな入った、そして日本、韓国、北朝鮮も入ったそういう枠組みが、検討し得る土台がありますので、これを生かしていくと。この土台をそもそも提案したのは日本なのですから、日朝平壌宣言でそれを提案しておるわけですから、事実上。ですから、日本がこのことを中心になって進めていくという、そういう気持ちにならないとこれはできないんじゃないかと思われます。
日本がそれを進めていくのには、まず日朝国交正常化を何とかして実現して、北朝鮮が非常に孤立した状態で、現在はロシアと一緒になっていますからほっとしているというようなことになっていますけど、非常に北朝鮮の孤立、緊張が続いていますので、ここをとにかく緩めていって、六か国が集まれるような土台をつくっていくということが必要じゃないかと思われます。
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若井敦子(自民)
ありがとうございました。
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鈴木宗男(自民)
三上えりさん。
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三上えり(立憲)
立憲民主・無所属の三上えりです。
本日は、宮本参考人、そして和田参考人、貴重な御意見を本当にありがとうございます。今日お話をお聞きして、ますますこの東アジア情勢、今大きな転換期にあるなと感じました。
初めに、宮本参考人にお伺いいたします。
宮本参考人は、日中間には、台湾問題、尖閣問題、安全保障問題など、構造的な課題がある一方で、いろいろ著書でも、一定の枠組み了解があることも御指摘をされております。今お話しの中で、国民同士の交流が大切だと強くおっしゃっておりました。この日中間、日米間、いろいろな関係の向上に向けて、いま一度深くそのお考え、向上させてい…
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