岩間陽子政策研究大学院大学教授

2026年3月4日・第221回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 27 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 75 発言)

ありがとうございます。

既にこの私の発表の中で西太平洋連合というキーワードを出しましたけれども、名称はいろいろあると思うんですけれども、やはり、CPTPPは一つのきっかけになると思いますが、経済にとどまらない社会的、人的なつながりを特にASEAN諸国を中心として強化していくという必要があると思います。

日本にとって、この経済が成長していて、かつ人口がまだ非常に若いリージョンが近くにあるということは物すごく大きな資産であると思います。これらの国々と良好な関係を持って、これまで以上に人の移動がうまくいくように、自由に移動できるような、場合によっては、日本の人がこれらの国々で学び、あるいはこれらの国々の学生に来てもらい、そして日本で働いてもらえるような社会を実現していく。これを実現していくためには、やはりそれぞれの国の国家の行政のレベル、そして法の支配の質というものを日本と共に上げていくということが、最終的にはやはり国の連結をより容易にすることだと思うんですよね。

そういう意味で、私は、やはり貿易だけでなくて人の交流というものを今まで以上に重視して円滑化していく、そこでやはり人が自由に動き、学び、働けるような行政的な前提条件を整えていく、その過程においてそれぞれの国家のやはり行政や法の支配というものが上がってくるんだろうと思いますので、私はこれまでの日本のアジア政策というのは決して間違っていなかったと思いますけれども、それはやはり、東南アジアが成長してきて非常に今豊かな国になりつつあるという現実に、それをやはり新たなレベルに進めていくような創造的な外交をしていっていただければと思います。

前後のやりとり

23の発言を見る

31の発言を見る