ありがとうございます。
今、神保さんがおっしゃられたように、戦争の違法化というのは二十世紀の初めから進んできたわけですけれども、国際社会の特徴として、国際法の実効性を担保する国家を超える機関というのは存在しないという現実があります。ですから、各国が、自分が自主的に従う範囲においてしか国際法は実効性を持たないという現実があり、そして近年、多くの大国が余り国際法を尊重しない方向に流れてきていることから国際法の実効性というのは弱ってきていると言わざるを得ないと思います。
今回の件に関しては、私は、これはイスラエルの自衛権というものをどう考えるか、あとはイラン国内において行われた弾圧をどのような性質のものかと捉えるかというところに解釈は落ちてくるのかなと思います。イスラエル自身が、自分の自衛権を解釈するのは最終的には主権国家の権利に属するので、自分の存立がイランによって脅かされているというふうに感じたという解釈はできなくはないと思います。
ただ、それであっても、やはり一定の国際制度上の手続、具体的には国連安保理にかけてみるだとか、そういう手続が全くなかったというのは非常に遺憾であるし、合法性をより疑わしくする手続上の瑕疵があったというふうに言わざるを得ないかなと思います。
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鈴木宗男(自民)
ありがとうございました。
以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。
これより参考人に対する質疑を行います。
まず、大会派順に指名をさせていただきます。
なお、質疑及び答弁は着席のままで結構であります。
お一人十分以内となるように御協力をお願いいたします。
質疑をさせていただきます。
最初に、私から三人の参考人に質問させていただきます。
神保参考人、岩間参考人に御見解をお尋ねしますけれども、今回の、アメリカがイランに対し武力行使をいたしました。これは国際法に違反しているのか、いないか、両参考人の御見解をお尋ねいたします。
神保参考人、お…
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14神神保謙公益財団法人国際文化会館常務理事・慶應義塾大学総合政策学部教授
御質問ありがとうございました。
先ほど田中均参考人からもお話がありましたとおり、二十世紀の国際法の歴史というのは、戦争をいかに違法化していくのか。一八九九年のハーグ陸戦条約から一九二九年の様々なこの取組、そしてケロッグ・ブリアンですね、そして一九四五年、戦争が終わってようやく国連憲章ができ、その中で、この加盟国は基本的に戦争の違法化ということの原則に同意をして入ると。ただし、そこには例外があって、第一の例外は、憲章五十一条の個別的及び集団的自衛権の行使は、これは武力の行使のその違法化のカテゴリーに入らないということと、二つ目は、その国連七章で広く定義さ…
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鈴木宗男(自民)
ありがとうございました。
岩間参考人、お願いします。
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- (上の発言)
16岩岩間陽子政策研究大学院大学教授
ありがとうございます。
今、神保さんがおっしゃられたように、戦争の違法化というのは二十世紀の初めから進んできたわけですけれども、国際社会の特徴として、国際法の実効性を担保する国家を超える機関というのは存在しないという現実があります。ですから、各国が、自分が自主的に従う範囲においてしか国際法は実効性を持たないという現実があり、そして近年、多くの大国が余り国際法を尊重しない方向に流れてきていることから国際法の実効性というのは弱ってきていると言わざるを得ないと思います。
今回の件に関しては、私は、これはイスラエルの自衛権というものをどう考えるか、あとはイラン国内において行われた弾圧をどのような性質のものかと捉えるかというところに解釈は落ちてくるのかなと思います。イスラエル自身が、自分の自衛権を解釈するのは最終的には主権国家の権利に属するので、自分の存立がイランによって脅かされているというふうに感じたという解釈はできなくはないと思います。
ただ、それであっても、やはり一定の国際制度上の手続、具体的には国連安保理にかけてみるだとか、そういう手続が全くなかったというのは非常に遺憾であるし、合法性をより疑わしくする手続上の瑕疵があったというふうに言わざるを得ないかなと思います。
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鈴木宗男(自民)
ありがとうございました。
田中均参考人にお尋ねします。
二〇〇二年九月十七日、日朝首脳会談、歴史的なあの会談が行われました。このときの約束として、拉致被害者の名前、あるいは死亡者が明らかになりました。
その後、五人の被害者が、十月十五日ですけれども、帰国されました。このとき、二週間で北朝鮮に戻すということを約束しての一時帰国だったと聞いておりますが、これ、事実としてはどうだったんでしょうか。
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18田田中均株式会社日本総合研究所国際戦略研究所特別顧問
その話を聞かれるとは思いませんでしたけど、あえて、まさに御関心事であるということで、できるだけ事実関係に正確にお答えをしておきたいというふうに思います。
当然のことですが、あのときに、拉致被害者の人々をできるだけ早く帰ってもらわなきゃいけないという折衝をしていたわけです。そのときに、私が個人でやったというよりも、当時、小泉総理大臣、それから福田官房長官、それから安倍官房副長官、それから外務大臣、それから私ということで、必ずそういう関係者全て集まる席でその条件をどうするかという議論をした。
そのときに、私が以前から聞いていた話は、そういう被害者の人たち…
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鈴木宗男(自民)
田中参考人、貴重な御意見ありがとうございました。
次に、塩村あやかさん。
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