今、委員の方からスフィア基準、これへの言及ございましたけれども、スフィア基準でございますが、災害であるとか紛争の影響を受けた人々への人道支援の基準を表しているものというふうに承知をしております。これまで内閣府防災担当では、スフィア基準を我が国の避難所の質の向上、これを考える際に参考とすべきものとして自治体に示してきております。
その上で、内閣府においては、避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針、これを改定いたしまして、発災直後から尊厳ある生活環境が確保されるよう、スフィア基準に沿った定量的な基準などについても盛り込んだところでございます。
具体的には、有識者会議等の意見も踏まえて令和六年十一月に取りまとめられた能登半島地震を踏まえた災害対応の在り方について、これを基に令和六年十二月に本指針等の改定を行って、スフィア基準等に沿って、発災直後における五十人に一基のトイレであるとか、一人当たり三・五平米の居住スペースの確保などの内容を盛り込んだところでありますが、本指針については、これまでも有識者であるとか被災自治体の経験、意見を踏まえ、随時更新してきているものというふうに承知をしております。
委員御指摘のとおり、避難所の空調であるとか公衆衛生、換気であるとか水分補給であるとか粉じん対策、この確保については、お示ししている指針であるとかガイドライン等の内容を踏まえて、一次的には各施設を避難所に指定した自治体自身でまず対応いただくものというふうには思っておりますが、被災者の健康を守るという、そうした立場に立つ中で、関係省庁としっかり連携をして、そうした面にあっても取組が進むよう努力、取組を推し進めてまいりたい、そう思っております。
58
水野孝一(国民)
ありがとうございます。
防災庁、設置された際に各府省庁に対して改善を提案、要求できる強い権限である勧告権を持つことになるわけですから、設置された際には真の司令塔としての役割を期待してまいりたいというふうに思います。
次の質問させていただきます。
災害は季節を問わず発生します。猛暑時に大災害が発生する可能性もあります。熱中症警戒情報の延べ発表回数ですが、令和三年度の六百十三回から令和七年度には千七百四十九回と、四年の間に実に約三倍に増加しています。
現在、学校やスポーツ活動、また労働現場では、暑さ指数、WBGTに基づく活動基準や熱中症対策が整備され…
この発言のページ
59
あかま二郎(自民)国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(防災・海洋政策)
今委員が御指摘、お話ありましたとおり、避難所においては、被災者の健康であるとか尊厳を守るためには、体育館を始めとする避難所となる施設における夏の暑さ対策、これが重要であるというふうに認識しております。
暑さ指数についてでございますけれども、環境省において、全国で八百四十一か所の情報提供拠点における予測値であるとか実況値を公開しておるところでございます。気象庁そして環境省において、当該予測値に基づいて熱中症警戒アラート等を運用しているものというふうに承知をしております。
それらを受けて、内閣府では、環境省や気象庁等と連名で発出を、これをしている自治体向…
この発言のページ
60
水野孝一(国民)
ありがとうございます。
災害現場は状況様々ですので、一律に運用が厳しいことは理解しているんですけれども、しかし、定量化された目標や指針がなければ、自治体も避難所運営者も何を基準に環境改善を行えばいいのかというところがなかなか不明確でありまして、例えば大阪の関西万博では暑さ指数に応じた対策など、暑熱リスクを予測しながら先手を打つ取組が行われてきました。
また、私の地元名古屋のにっぽんど真ん中祭りでも、長年にわたり、真夏の大規模イベントとしての熱中症対策を重要課題と位置付けて、重症化を防ぐ取組を積み重ねてまいりました。実際に、環境省の資料でも、こうした祭…
この発言のページ
- (上の発言)
61
あかま二郎(自民)国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(防災・海洋政策)
今、委員の方からスフィア基準、これへの言及ございましたけれども、スフィア基準でございますが、災害であるとか紛争の影響を受けた人々への人道支援の基準を表しているものというふうに承知をしております。これまで内閣府防災担当では、スフィア基準を我が国の避難所の質の向上、これを考える際に参考とすべきものとして自治体に示してきております。
その上で、内閣府においては、避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針、これを改定いたしまして、発災直後から尊厳ある生活環境が確保されるよう、スフィア基準に沿った定量的な基準などについても盛り込んだところでございます。
具体的には、有識者会議等の意見も踏まえて令和六年十一月に取りまとめられた能登半島地震を踏まえた災害対応の在り方について、これを基に令和六年十二月に本指針等の改定を行って、スフィア基準等に沿って、発災直後における五十人に一基のトイレであるとか、一人当たり三・五平米の居住スペースの確保などの内容を盛り込んだところでありますが、本指針については、これまでも有識者であるとか被災自治体の経験、意見を踏まえ、随時更新してきているものというふうに承知をしております。
委員御指摘のとおり、避難所の空調であるとか公衆衛生、換気であるとか水分補給であるとか粉じん対策、この確保については、お示ししている指針であるとかガイドライン等の内容を踏まえて、一次的には各施設を避難所に指定した自治体自身でまず対応いただくものというふうには思っておりますが、被災者の健康を守るという、そうした立場に立つ中で、関係省庁としっかり連携をして、そうした面にあっても取組が進むよう努力、取組を推し進めてまいりたい、そう思っております。
62
水野孝一(国民)
ありがとうございます。
TKBだけでなく、暑熱、換気、粉じん、公衆衛生まで含めた日本版の避難所最低基準の整備、是非とも踏み込んでいただきたいと思います。
次に、松本文部科学大臣に伺います。
避難所に指定されている学校の施設利用方針の策定率は、現在のところ七〇・五%にとどまっています。この利用方針は、校舎や体育館、校庭をどう避難所として利用するのかを定めた方針計画書で、発災直後から避難者をどこに受け入れ、教育活動をどう再開するのかを整理する極めて重要な計画となっております。
令和六年十一月一日現在の調査では、いまだ三割の学校が策定できていないという…
この発言のページ
63
松本洋平(自民)文部科学大臣
今委員から御紹介をいただきましたとおり、文部科学省が実施をいたしました避難所となる公立学校施設の防災機能に関する調査、これにおきまして、令和六年十一月一日現在、避難所に指定されている学校のうち、災害時に避難所として利用する部分とそれ以外の部分との区分等を定めた学校施設の利用方針、これを策定している学校は七〇・五%ということで、約三割の学校はこれを策定していないということが明らかになったところであります。
学校施設の利用方針を策定できていない理由などにつきまして、網羅的には把握をしておりませんが、幾つかの自治体にヒアリングをしたところ、学校施設の利用方針…
この発言のページ
64
水野孝一(国民)
ありがとうございます。
この利用方針は、避難所運営計画であると同時に、言わば学校版のBCP、学校の事業継続計画の中核にもなるものであると思います。大臣のリーダーシップの下で、防災行政とも連携していただきながら、この方針の一〇〇%の整備を是非とも目指していただきたいと思います。
次に、林総務大臣に伺います。
本日の質疑では、学校の体育館等の空調整備、避難所環境の改善、学校施設の利用方針の策定と防災機能について議論してまいりました。これらは別々の政策として扱われていますが、実際には学校という地域インフラに関する課題です。学校は、教育施設であると同時に、…
この発言のページ