岩本麻奈 (参政党)

2026年7月16日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 104 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 151 発言)

ありがとうございます。やはり、子供のというか、権利ですね、人権というものは明確に切り分けて考えられると有り難いと思っております。

さて、この再生医療の現場では、人の応用に至るまで、動物実験や基礎研究の長い積み重ねがあるということを今まで自分で見てまいりました。

ゲノム編集についても、人の能力や性質の改変に応用される知見、まず動物研究の中で蓄積されていく可能性があると思います。動物を対象とするゲノム編集研究は一律に禁止されておらず、既に牛、豚、羊、魚などにおいて生産性に関わる形質の改変、感染症への抵抗を持つ動物の作成、人の疾患を研究するための動物モデルの作成などが行われております。こうした研究には、食料生産、動物福祉、疾病の解明や治療法の開発に貢献する大きな意義がある一方で、将来、認知機能、寿命、行動特性など、より根源的な性質を人為的に改変する研究と発展する可能性も否定できないと思います。人への応用だけを議論するのだけではなく、その前段階となり得る動物研究についても、どこまでを許容するのか、科学的必要性だけでなく、動物福祉や生命倫理の観点から、今の段階からもう本当、省庁を横断して議論を進めていく必要があるのではないかと思っております。

もう一つ、老化についてお伺いします。

老化は、がん、認知症、心血管疾患など、様々な疾患の発症リスクを高める要因と考えられております。仮に、将来ヒト胚の段階で遺伝子を改変し、老化を遅らせる技術が登場した場合、それを疾病の予防や治療と位置付けるのか、それとも、人の能力や性質を高めるエンハンスメントと位置付けるのか、その境界は必ずしも明確ではありません。がんや認知症などの発症を防ぐことは予防とされる一方、その結果として寿命や身体機能が大きく伸びるのであれば、治療とエンハンスメントは連続的なものになっていくと思います。

政府は、両者を明確に区別できていると考えていられるのでしょうか。現時点での認識を大臣にお伺いします。

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