鹿沼均厚生労働省社会・援護局長

2026年6月11日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 12 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 133 発言)

お答えいたします。

私ども厚生労働省といたしましても、自治体から得られる情報ですとか自治体の経験から得られる知見、こういったものが制度の設計や運用を進めていく上で非常に重要なものだというふうに考えております。包括的な支援体制の整備に係る状況につきましては、調査研究事業も活用しながら、自治体へのアンケート調査ですとかヒアリング、取組事例の収集などを通じてその状況を確認してきたところでございます。

その中で、例えばですが、人口減少等が進む小規模市町村では、なかなかやっぱり体制整備を進めることが難しいですとか、市町村は自らの地域に応じた個別的な支援を求めている、こういったような課題が浮かび上がったところでございまして、こういったものを踏まえ、この法案におきましても、小規模市町村を対象とする新たな事業の創設ですとか、また、個別的な支援を求めているということも踏まえ、都道府県による伴走支援の強化などの制度設計を実施しているところでございます。

また、地域の支援体制や地域資源の状況は市町村ごとに様々でございます。先ほど申しましたその他市町村の事例をそのまま当てはめて実施してもなかなかうまくいかないというケースもあろうかと思います。調査研究事業等で把握した事例から、体制整備を進める上での必要な要素を整理し、その内容を自治体に対してお伝えしながら、その地域独自の実情に応じた体制整備に落とし込んでいく、こういったようなことが大事だというふうに思っております。

このため、昨年度の調査研究事業では、市町村のアンケート調査等を踏まえた包括的な支援体制の整備に係る評価の手法の開発ですとか、地域運営組織や労働者協同組合などの地域の様々な関係者との連携、協働の具体的な取組手法の整理、こういったものを行ってきたところでございますが、今年度は、こうした調査研究事業の成果を踏まえて、市町村が自らの地域の状況を確認し、自己点検して体制整備を進めることができるようなツールの開発ですとか、都道府県による伴走支援や伴走支援のノウハウの整理、こういったものを実施することとしておりまして、引き続き、現場の状況を確認しながら、踏まえながら、体制整備を進めるよう取り組んでいきたいと思っております。

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