岩本麻奈 (参政党)

2026年6月2日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 150 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 225 発言)

新薬であれば、数例の重篤事例や死亡事例で慎重な検討が行われるところだと思います。一方で、やはりこれほど大規模な報告があっても重大な懸念なしとするのであれば、どのような条件がそろえば懸念ありと判断するのか、それを知りたかったのですけれども、現代はデジタル時代ですので、安全性シグナルの評価についてもより透明で客観的な基準が必要でないかと思われます。

さらに、この症例なんですが、七十三歳男性、更に申し上げれば、今回のこの症例は、同一症例と思われるものが異なるワクチン名で別々に整理されておりました。これ、審議会のところではそれをもって分かったという形なんですが、これだけ重い転帰をたどってしまった症例において接種ワクチン名の確認や整理が十分されていないのであれば、評価以前の情報管理に重要な懸念があるのではないかと私は思っております。

一件の死亡報告というのは、単なる統計上の一件ではございません。その背後にはやはり一人の人生がございます。だからこそ、評価不能で終わらせるのではなく、一例一例に敬意を持ち、丁寧に検証していただきたいと思います。

次に、このお手元の資料を御覧ください。

この資料は、日本で公開された超過死亡とワクチン接種との関連を検討した幾つかの研究を整理したものです。例えばこの左上ですね、高橋淳氏は、四十七都道府県を対象とした解析において、三回目までの接種率は超過死亡減少が関連する一方で、五回目以降の接種率は超過死亡増加が関連するという可能性を報告しています。これらの研究では、個人単位データを用いた解析や都道府県レベルのエコロジカル研究、方法論批判など、異なる研究レターが含まれております。当然ながら、これらは性質が異なるため、そのまま単純比較はできません。

なお、ちょっとこの資料の右下の岩本氏の論文に関する図なんですけれども、ちょっと私、ミスをいたしました。こちらは浜松市と松戸市のデータを用いたものであり、ここにエコロジカル研究と書いてありますが、こちらはそうではないことを訂正しておきます。

これら、対象地域や症例数には限界があるので、これだけで結論を出すものではないですけれども、むしろ重要なのは、このような突合解析を全国規模で行えるデータ基盤が必要だとある点であります。したがって、現時点でこれらをもって度重なるワクチン接種が超過死亡の原因であると断定することはできません。

こちらなんですけれども、この左上の一と二というか、これ同じように、やはり三、四回目までは超過死亡を減少、その後、五、六回目から超過死亡を増加という形ですね。あと、その下の三番目の小島先生でも全く同じような感じで、五回目から増加。その後の三つはレターになりますので、ちょっとまた違う形になりますけれども、似たような兆候があると。おおよそ初回から数回の追加接種まで、それと、その後の接種がちょうど逆の結果になっていると。

先ほどから何度も言うように、これだけで因果関係を証明するものではないんですけれども、異なる研究手法や異なる集団を用いた研究で類似した傾向が繰り返し報告されているということは事実であると思います。

そこでお伺いします。

厚生労働省は、このような複数の研究の存在と内容というものは把握していらっしゃるでしょうか。

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