ありがとうございます。
この点把握するのが非常に難しいことだと思うんですけれども、私の資料でいくと七ページの図五から図七、これ、私の独自の試算というよりも、厚生労働省の見直し案からある種機械的にこう考えたらこうなるという話なんですけれども、月額上限を上げて、三回例えば上限に引っかかったらその後多数回該当に移ると。それでも既に複雑なんですけれども、皆さんそこら辺はだんだん分かってきたんだと思うんですけれども、その後多数回該当が何回引っかかるかというところで、またその負担軽減になるかならないかというのも変わってくるんですね。
そして、厚生労働省や専門委員会の資料では、いろんなケースを出しましたと、検討しましたと言っているんですけれども、ここはかなりチェリーピックといいますか、統計学的にはチェリーピック、統計学ではないんですけれども、負担減になるケースをたくさん出しているんですよね。そして、実際には多数回該当もかなりの数まで到達しないと負担減にはならないので、多くの人が、八割、九割の人が負担減にならない、負担増になると。しかも、月額に三回ぐらい引っかかる人から、そこから、三回引っかかる人から十回、九回ぐらい引っかかる人というのが特に大きな負担増になるということで、そういう人たちの割合がかなり多いんですけれども、そういったことというのは、全然統計として、統計というか、シミュレーションでも出してこない。皆さん割とこのシミュレーションと統計を分けないで議論されることも多いんですけれども、シミュレーションでもいいから出していただきたいんですよね。
データとして個票を細かく検証するというのが大変だとしても、このシミュレーションで出せるはずなんですが、それをごく一部のケースだけを取り出して、こういう人はこうなりますという議論しかしていないというのが現状だと思います。
39
川村雄大(公明)
まさに、先日の私も厚労委員会で質疑をしましたけれども、この個別具体に光を当ててナラティブを集めるということは極めて大事でありますが、一方で、それを集めて数値として出してエビデンスとして政策に反映していく、これは本当に大事なことであるというふうに思います。
今回、修正案等々、私たちも検討してまいりますけれども、先ほどの資料を拝見しますと、衆議院での附帯決議を踏まえまして、それをしっかり盛り込んだような条文にすべきであるというふうな御意見があったと思いますが、特にここは大事だからここだけは入れてくれというようなことがもしおありでしたら御意見伺えればと思いま…
この発言のページ
40桜桜井なおみ一般社団法人全国がん患者団体連合会副理事長
ありがとうございます。
私が提出させていただきましたこの十四ページ、この赤い色の字の部分です。これは、私は社会保障の哲学だと思っております。この哲学の部分を私はしっかりと明記をしていただきたいと思います。特に二項に書いた言葉です。この社会保障というのが、高額療養費の制度が医療保険制度において国民の生命及び生活を守る上で欠くことができない中核的な役割を果たすものだというこの現状認識をまず共通して持つこと、そして条文に記載をすることと同時に、今回、やはり数字がなかったというような答弁も出ておりますので、それをしっかり集めるということ、これをしっかり明記をし…
この発言のページ
41
川村雄大(公明)
非常に重要なお言葉、ありがとうございました。しっかり胸に刻んでやってまいります。
安藤先生にお伺いをしたいんですけれども、芳賀委員も今御指摘になっていました、先日も、破滅的医療支出、WHOの基準に相当するような、日本政府としての、厚労省としてのそういった基準みたいなものがあるのかということに対して、ないというような答弁もございましたけれども、年間上限を設定することによって、例えばフル十二か月高額療養費に該当するような方については、多くの方で年間上限によって負担が減るというようなデータ、安藤先生もお示しになられていますけれども、しかしながら、やはり月額の…
この発言のページ
- (上の発言)
42安安藤道人立教大学経済学部経済学科教授
ありがとうございます。
この点把握するのが非常に難しいことだと思うんですけれども、私の資料でいくと七ページの図五から図七、これ、私の独自の試算というよりも、厚生労働省の見直し案からある種機械的にこう考えたらこうなるという話なんですけれども、月額上限を上げて、三回例えば上限に引っかかったらその後多数回該当に移ると。それでも既に複雑なんですけれども、皆さんそこら辺はだんだん分かってきたんだと思うんですけれども、その後多数回該当が何回引っかかるかというところで、またその負担軽減になるかならないかというのも変わってくるんですね。
そして、厚生労働省や専門委員会の資料では、いろんなケースを出しましたと、検討しましたと言っているんですけれども、ここはかなりチェリーピックといいますか、統計学的にはチェリーピック、統計学ではないんですけれども、負担減になるケースをたくさん出しているんですよね。そして、実際には多数回該当もかなりの数まで到達しないと負担減にはならないので、多くの人が、八割、九割の人が負担減にならない、負担増になると。しかも、月額に三回ぐらい引っかかる人から、そこから、三回引っかかる人から十回、九回ぐらい引っかかる人というのが特に大きな負担増になるということで、そういう人たちの割合がかなり多いんですけれども、そういったことというのは、全然統計として、統計というか、シミュレーションでも出してこない。皆さん割とこのシミュレーションと統計を分けないで議論されることも多いんですけれども、シミュレーションでもいいから出していただきたいんですよね。
データとして個票を細かく検証するというのが大変だとしても、このシミュレーションで出せるはずなんですが、それをごく一部のケースだけを取り出して、こういう人はこうなりますという議論しかしていないというのが現状だと思います。
43
川村雄大(公明)
まさに先生今おっしゃっていただいたとおりで、シミュレーションでもいいから出してくださいというようなことを、質疑も重ねておりますけれども、先生が御認識のとおりの同じ答弁に終始しているというのがこれまでの委員会の在り方であったというふうにまさに思いますので、この安藤先生が示されたデータというのは、いずれも政府公表のデータをお使いになったということで間違いないでしょうか。
この発言のページ
44安安藤道人立教大学経済学部経済学科教授
はい。今回は意識的にその点を重視しまして、全ての資料というのは基本的に政府の統計に基づくもので、私が独自に集めたデータも使っていませんし、最低限必要な仮定以外は全て政府の統計あるいはWHOの統計に基づくものになっています。
この発言のページ
45
川村雄大(公明)
そうしますと、先生の示されたデータというのは、政府としてもある意味テクニカルに、もう簡単に、容易に出せるものであるというふうにお考えでよろしいでしょうか。
この発言のページ