失礼いたしました。
ありがとうございます。
中西議員の方からお話をいただきましたが、まず、いろんなことが考えられますけど、人口が集中している中で今後どうなっていくのかということだと思います。先ほどもいろいろと議論がございましたけれども、やはりどういうふうに参議院の民意の構成をつくっていくかということに尽きるのだと思っています。
例えばアメリカであれば、ワイオミング州でもカリフォルニア州でも、全て一人の一回の選出であって、二人の上院議員ということであります。こういうようなことは、例えばドイツであれば、ラントに対して任命をするというような行為がある。また、イタリアも、実はこれ州単位で上院の方は選出することになっています。これ、決して二倍の較差とか三倍の較差ということではなくて、どこもどちらかというと緩やかなんですね。それはなぜかというと、地域によってその代表を、やはりそれぞれの院の中にその意見を入れることが大事だと。
こういうような観点で構成するということがあって、昭和五十八年の大法廷判決でも、一定程度、人口比例の原則としては、こういうような実情からすると後退せざるを得ないと自ら認めているわけであります。令和五年の最高裁の判決も同様の趣旨だと思いますけれども、やはり都道府県単位で選挙をするということが国民の意思としてかなり定着していると、このことをわきまえた上で参議院の選挙制度を考えるべきだという、こういうような判決の中の文章があるわけですね。ですから、そこは一定程度のそのバランスの問題ではないかと思っております。そういう意味で、大切なのは、必ず代表者を都道府県単位で出せること、ここに尽きると思っております。
そして、二つ目の点についてでありますが、合区対象県の四つ以外のところも実は危機感を持っております。次はどこに順番が行くかというのは大体人口で見えるわけでありまして、それは危機感を共有している中、四十七都道府県のうち大阪府さんを除いては、毎回この合区解消の決議に参加をしていただいております。
今日、上田先輩や松沢先輩もおられて、ちょっと話しづらいですけれども、そういうようなことで毎回、人口の多い県も含めて、やはり都道府県が代表を出すべきだでは一致をしている、これが大方であるというふうに御理解をいただきたいと思います。
27
長浜博行(立憲)
ありがとうございました。
以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。
これより参考人に対する質疑を行います。
質疑を希望される方は、氏名標をお立ていただき、会長の指名を受けた後、御発言を願います。
なお、質疑が終わった方は、氏名標を横にお戻しください。
参考人の方々におかれましては、答弁の際、挙手の上、会長の指名を受けた後、御発言を願います。
それでは、質疑のある方は氏名標をお立てください。
質疑時間は答弁を含め各八分以内といたします。
中西祐介君。
この発言のページ
28
中西祐介(自民)
自民党の中西祐介でございます。
本日は、平井伸治全国知事会副会長様、また志摩恭臣徳島弁護士会PT座長様、それぞれ大変お忙しい中、御出席を賜りまして、心から感謝申し上げます。持ち時間八分でありますので、簡潔に申し上げたいと思います。
まず、二点平井参考人に伺いたいと思いますが、先ほどは、都道府県単位で行政執行する上で、この合区というものが、まさに投票率の低下であるとか白票の増加という弊害を述べていただきました。
別の観点から伺いたいんですが、憲法制定当時には予想できなかったこの人口集中が、この八十年、七十年ないしで行われているというふうに存じておりま…
この発言のページ
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長浜博行(立憲)
平井参考人。
この発言のページ
- (上の発言)
30平平井伸治全国知事会副会長/鳥取県知事
失礼いたしました。
ありがとうございます。
中西議員の方からお話をいただきましたが、まず、いろんなことが考えられますけど、人口が集中している中で今後どうなっていくのかということだと思います。先ほどもいろいろと議論がございましたけれども、やはりどういうふうに参議院の民意の構成をつくっていくかということに尽きるのだと思っています。
例えばアメリカであれば、ワイオミング州でもカリフォルニア州でも、全て一人の一回の選出であって、二人の上院議員ということであります。こういうようなことは、例えばドイツであれば、ラントに対して任命をするというような行為がある。また、イタリアも、実はこれ州単位で上院の方は選出することになっています。これ、決して二倍の較差とか三倍の較差ということではなくて、どこもどちらかというと緩やかなんですね。それはなぜかというと、地域によってその代表を、やはりそれぞれの院の中にその意見を入れることが大事だと。
こういうような観点で構成するということがあって、昭和五十八年の大法廷判決でも、一定程度、人口比例の原則としては、こういうような実情からすると後退せざるを得ないと自ら認めているわけであります。令和五年の最高裁の判決も同様の趣旨だと思いますけれども、やはり都道府県単位で選挙をするということが国民の意思としてかなり定着していると、このことをわきまえた上で参議院の選挙制度を考えるべきだという、こういうような判決の中の文章があるわけですね。ですから、そこは一定程度のそのバランスの問題ではないかと思っております。そういう意味で、大切なのは、必ず代表者を都道府県単位で出せること、ここに尽きると思っております。
そして、二つ目の点についてでありますが、合区対象県の四つ以外のところも実は危機感を持っております。次はどこに順番が行くかというのは大体人口で見えるわけでありまして、それは危機感を共有している中、四十七都道府県のうち大阪府さんを除いては、毎回この合区解消の決議に参加をしていただいております。
今日、上田先輩や松沢先輩もおられて、ちょっと話しづらいですけれども、そういうようなことで毎回、人口の多い県も含めて、やはり都道府県が代表を出すべきだでは一致をしている、これが大方であるというふうに御理解をいただきたいと思います。
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中西祐介(自民)
貴重な御意見ありがとうございます。
とりわけ第八章の充実のことにも御言及がございましたけれども、参議院においては、まさに国の緊急事態を想定した緊急集会の充実ということの議論も深めたいと考えておりますので、今後、全国知事会からの御意見も賜っていきたいというふうに考えています。
次に、志摩参考人にお伺いしたいと思います。
非常にユニークな発想を御開陳をいただいたと思っております。
一つは公務員を選定、罷免する権利という角度から、もう一点はまさに較差の定義ということで、選挙区だけに注目したものではなくて、同日に投票する比例区の権利も併せた発想を御開陳を…
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32志志摩恭臣徳島弁護士会合区問題PT座長/弁護士
ありがとうございます。
十分な答えになるかどうかは分かりませんけれども、昨年、参議院の通常選挙がございまして、今、それの一票の較差の訴訟、上告審にかかっております。昨年の十月から十一月にかけて合計で十六の高裁判決がありましたけれども、そのうち私が注目すべきだと思っているのは、令和七年十月三十日の東京高裁の判決だと思っています。非常にその判決自体、ユニークなことを書いてあって、高裁判決自体の中で、裁判所なりに今のこの参議院の一票の較差の問題、整理をし、その独自の見解を述べている部分があります。
その中で私が若干違和感を持ったのが、立法府と司法府のキャッ…
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中西祐介(自民)
大変示唆に富む御発言であったというふうに承知いたします。
最後にお触れいただきましたブロック制の評価につきましても、この合区制度はまさに徳島、高知は南四国ブロックであると、この弊害をブロック制にすれば拡大するだけだという御指摘は非常に実感の伴うものでございました。大変貴重な御意見を誠にありがとうございました。
以上です。
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