ありがとうございます。
今伺ったのは、やはり様々な要因で長期金利が高騰しているということだと受け止めていらっしゃるというふうに理解しました。つまり、長期金利は市場においては様々な要因によって決定されますし、まさに今大臣がおっしゃったように、大臣の発言一つも市場に影響するわけですね。あらゆるものが影響して市場は動くと。だから、長期金利が必ずしも国債発行の増額、増大が原因になっているとは限らないというふうに政府としても考えていらっしゃるんだというふうに理解いたしました。
実際、国債市場を見ても、国債の発行額だけで金利が決まってきたわけではありません。日本は、異次元の金融緩和の下で、国債発行額が大きく増えても、長期金利は長らく極めて低い水準で推移してまいりました。また、もし単純に国債が増えれば金利が上がるのであれば、異次元の金融緩和の時期に金利は大幅に上昇していなければならなかったはずなんです。しかし、現実にそうなっていないということは、日銀がイールドカーブコントロールなど金融政策によって金利のコントロールすらもできるのが日本なんだということを私は認識しております。
あるいは、国の借金が一千兆円を超えればハイパーインフレになると多くの経済学者やマスコミが騒いでおりましたが、今、政府の債務残高が千三百四十四兆円を超えておりますけれども、直近のCPIは前年比一%台半ばです。少なくとも、ハイパーインフレどころか、政府、日銀が長年目標としてきた二%を下回る水準となっております。
要するに、国債の金利もインフレ率も国債発行額だけでは決まらないということは、すなわち、市場の信認もまた国債発行額だけでは決まらないというふうに確認できたと思います。
では、実際のデータも確認してまいりたいと思います。
参考人に伺います。
令和八年度当初予算の成立前後で、十年債、二十年債、三十年債の利回りはどのように推移したのでしょうか。予算成立前、成立後、それぞれの利回りをお示しください。
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舞立昇治(自民)財務副大臣
お答えいたします。
国債発行におけますマーケットの信認が得られている状態というのは、将来にわたる国債の償還可能性や債務の持続可能性等の点で財政に対する信認が維持され、中長期的に発行コストが抑制され、安定的で円滑な資金調達が実現されている状況を指すものと考えております。
引き続き、市場参加者との丁寧な対話を行い、適切な国債管理政策に努めるとともに、日々の市場動向や様々な経済指標を常に十分注視しつつ、成長率の範囲内に債務残高の伸び率を抑え、政府債務残高対GDP比を安定的に引き下げていくことにより、財政の持続可能性を実現して、マーケットからの信認を引き続き…
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塩入清香(参政)
舞立副大臣、ありがとうございました。
今お話の中で、国債の信認が得られている状況というのは財政の信認が得られている状態だというふうにもお答えいただいたんですけれども、ここでも信認という言葉が出てまいります。結局は、国債の持続可能性、日本の財政の持続可能性が投資対象として安心かどうかというところが判断基準なのかなというふうに受け止めました。
でも、やはり、投資家目線でいえば、端的に、投資対象としてもうかるのかもうからないのか、利益が出るのか出ないのかといったことを指標に見られている投資家の方もいらっしゃいますし、一義的に定義することは困難なものだという…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
いつも申し上げているところですが、この国債金利は、国内の経済・物価情勢や金融政策の動向に加えて、財政の状況、国債の需給、海外も含めた金融市場の動向など、様々な要因を背景に市場において決まるものでありまして、その動向につきまして具体的に私の立場で申し上げることがマーケットにも影響しかねないということで、それは常に差し控えさせていただいております。
いずれにしても、政府としては、市場の動向を極めて高い緊張感を持って注視しておりまして、市場参加者との丁寧な対話を行いながら、適切な国債管理政策に努めているところでございます。
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- (上の発言)
156
塩入清香(参政)
ありがとうございます。
今伺ったのは、やはり様々な要因で長期金利が高騰しているということだと受け止めていらっしゃるというふうに理解しました。つまり、長期金利は市場においては様々な要因によって決定されますし、まさに今大臣がおっしゃったように、大臣の発言一つも市場に影響するわけですね。あらゆるものが影響して市場は動くと。だから、長期金利が必ずしも国債発行の増額、増大が原因になっているとは限らないというふうに政府としても考えていらっしゃるんだというふうに理解いたしました。
実際、国債市場を見ても、国債の発行額だけで金利が決まってきたわけではありません。日本は、異次元の金融緩和の下で、国債発行額が大きく増えても、長期金利は長らく極めて低い水準で推移してまいりました。また、もし単純に国債が増えれば金利が上がるのであれば、異次元の金融緩和の時期に金利は大幅に上昇していなければならなかったはずなんです。しかし、現実にそうなっていないということは、日銀がイールドカーブコントロールなど金融政策によって金利のコントロールすらもできるのが日本なんだということを私は認識しております。
あるいは、国の借金が一千兆円を超えればハイパーインフレになると多くの経済学者やマスコミが騒いでおりましたが、今、政府の債務残高が千三百四十四兆円を超えておりますけれども、直近のCPIは前年比一%台半ばです。少なくとも、ハイパーインフレどころか、政府、日銀が長年目標としてきた二%を下回る水準となっております。
要するに、国債の金利もインフレ率も国債発行額だけでは決まらないということは、すなわち、市場の信認もまた国債発行額だけでは決まらないというふうに確認できたと思います。
では、実際のデータも確認してまいりたいと思います。
参考人に伺います。
令和八年度当初予算の成立前後で、十年債、二十年債、三十年債の利回りはどのように推移したのでしょうか。予算成立前、成立後、それぞれの利回りをお示しください。
157井井口裕之財務省理財局長
お答えいたします。
令和八年度当初予算が参議院本会議において可決、成立いたしました四月七日の引け値及びその前日からの変化につきましては、十年金利が二・四〇五%と前日比〇・〇二〇%の低下、二十年金利が三・三三〇%と前日比横ばい、三十年金利が三・七五〇%と前日比〇・〇〇五%の低下となっております。
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塩入清香(参政)
ありがとうございます。予算成立後、下がっているということですね。下がっているか横ばいということでした。
ここで確認したいのは、予算が成立したからといって機械的に国債金利が跳ね上がるということはないということです。もちろん日々の市場変動はあると思うんですけれども、予算が大きいから金利上昇、赤字国債だから金利上昇というような単純な動きではないと。
まさしく今回の補正予算閣議決定後の国債金利の動きも、マスコミなどで財源が赤字国債だといって大騒ぎしておりました。でも、このタイミングで長期金利が二・八%から二・五%台に急低落しております。個人的には、二・八だろ…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
高市内閣におきましては、責任ある積極財政という考え方の下、強い経済と財政の持続可能性をバランスよく同時に実現してまいるという旗を掲げておりまして、具体的には、危機管理投資や成長投資といった民間投資を促進することで日本の供給構造を強化し、その潜在成長力を引き上げ、家計の所得を増やし、消費マインドを改善し、事業収益が上がる、この好循環の実現を目指す一方で、マーケットからの信認を損なうような野方図な財政政策は取らないと、こういうことをいつも申し上げております。
じゃ、今委員から、そのマーケットの信認とは何じゃいというお話もありましたけれども、いろんな見方がご…
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