ありがとうございます。
私は、中長期市場という市場は、ここにもちょっと書かせていただいたんですけれど、それはメインの市場ではないと。要するに、メインの取引は相対取引だというふうに思っています。相対取引というのは、市場というのは顔が見えない、そのビットした人が誰か分からなくて、それで市場の中で勝手に約定されているという姿なので、お互い顔の見えない人同士が取引をする場だと思っていますが、やはり私、重要なのは、顔が見える者同士の取引でないとなかなか現物の供給力確保がなされないのではないか。
実のところ、市場をどんどんつくってきたわけですが、市場をつくった割にはこういう状況ですから、やはり、ある意味供給力を確保しに行くという相対取引の重要性、これというのは震災前はそうだったわけです、電力システム改革前は。そこの重要性というのは、改めて実は認識されてきているのかなと。
他方で、相対取引というのは、そのままやると、今小売事業者というのはもう相当数いて、発電事業者少数ですから、ある意味もう発電事業者の言いなりの契約条件を突き付けられても断れないと。要するに、小売事業者は買わなきゃいけないという責務を負っていますので、そうすると、この責務を果たさせるために、いかに発電事業者に対する牽制力を持たせるかということは私重要だと思っていまして、現状ですと、その一つ市場の中での手当てとすれば、この中長期市場という形でのその市場取引の価格をメルクマールにするというのが一つの考え方だろうと思いますが、必ずしもそれだけではうまくいかなければ、発電事業者に対してその何らかの、ある意味優越的地位の濫用的なものをさせないような何らかの手当てというものを考える必要というのも次のステップではあるんじゃないかというふうに思います。
68上上野ほたる(維新)
日本維新の会の上野ほたるでございます。
本日は、参考人の皆様に貴重な機会をいただき、誠にありがとうございます。
早速なんですが、まず初めに大橋参考人にお伺いできればと思います。
事前にお配りいただきました資料の中にも同様の記載があったかと思うんですけれども、今回のこの安定供給に向けての課題と方向性ということで、まず初めに、小売事業者に供給力確保の責任がある点を再認識いただく必要性があるというふうに御記載いただいていまして、元々その認識が薄かったというところはあるのかもしれないんですけれども、この再認識をいただくに当たって大橋参考人のお考え聞かせてい…
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69大大橋弘東京大学副学長・大学院経済学研究科教授
まず、電事法上、小売事業者の供給力確保義務というのが存在しているというふうに思っていまして、そういう意味でいうと法的には規定されている内容だと思います。
他方で、恐らく電力システム改革の議論の中で供給力確保というのは、実際にお客様にお渡しする契約、その新電力なり小売事業者が契約したお客様にしっかり契約したものを持っていますよということを事前にちゃんと確保してくださいねというふうな現物を確保するという内容だったものが、金銭で供給力確保義務が果たされますというふうなところに多分読替えが行われたというふうな認識でいます。それが、まさに容量市場という市場でござ…
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70上上野ほたる(維新)
ありがとうございます。
今ほど御説明いただいた内容で、恐らくそれが課題の二つ目につながってくることかと思うんですけれども、発電事業者の交渉力優位性を抑える仕組みが必要というふうに御提言いただいていまして、中長期市場がその一つであるというふうにおっしゃっているんですけれども、ここについてもう少し詳細の御説明をいただきたいということと、また、この中長期市場以外に、もし何かほかの方策といいますか、抑制策ということをお考えがあれば教えていただけないでしょうか。
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- (上の発言)
71大大橋弘東京大学副学長・大学院経済学研究科教授
ありがとうございます。
私は、中長期市場という市場は、ここにもちょっと書かせていただいたんですけれど、それはメインの市場ではないと。要するに、メインの取引は相対取引だというふうに思っています。相対取引というのは、市場というのは顔が見えない、そのビットした人が誰か分からなくて、それで市場の中で勝手に約定されているという姿なので、お互い顔の見えない人同士が取引をする場だと思っていますが、やはり私、重要なのは、顔が見える者同士の取引でないとなかなか現物の供給力確保がなされないのではないか。
実のところ、市場をどんどんつくってきたわけですが、市場をつくった割にはこういう状況ですから、やはり、ある意味供給力を確保しに行くという相対取引の重要性、これというのは震災前はそうだったわけです、電力システム改革前は。そこの重要性というのは、改めて実は認識されてきているのかなと。
他方で、相対取引というのは、そのままやると、今小売事業者というのはもう相当数いて、発電事業者少数ですから、ある意味もう発電事業者の言いなりの契約条件を突き付けられても断れないと。要するに、小売事業者は買わなきゃいけないという責務を負っていますので、そうすると、この責務を果たさせるために、いかに発電事業者に対する牽制力を持たせるかということは私重要だと思っていまして、現状ですと、その一つ市場の中での手当てとすれば、この中長期市場という形でのその市場取引の価格をメルクマールにするというのが一つの考え方だろうと思いますが、必ずしもそれだけではうまくいかなければ、発電事業者に対してその何らかの、ある意味優越的地位の濫用的なものをさせないような何らかの手当てというものを考える必要というのも次のステップではあるんじゃないかというふうに思います。
72上上野ほたる(維新)
ありがとうございます。
なかなか、その規制を導入するとなりますと、本当にきめ細やかな話合いがないと進まないのかなというふうには思っております。
それで、少しちょっと飛ぶんですけれども、送配電網の整備の辺りなんですけれども、その一番下のところの、データセンターなどのこういった仕組みをつくるときに、原因者に対して追加費用を負担させるということで地域住民に負担が寄り過ぎない配慮が必要というふうに御提言いただいているんですけれども、ここについて、追加費用を原因者に負担させるとなると、本当に大きい負担にもなるかと思いますが、これをするときは、大橋参考人からする…
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73大大橋弘東京大学副学長・大学院経済学研究科教授
ありがとうございます。
これは、ちょっと具体的にどういうふうな手当てでやるべきかというのは、ちょっと制度に関わる話なのかなというふうに思っています。
そもそも、現状、本当に特定の電源線だと原因者負担だと思いますが、そうじゃない送電線というのは一般負担になっていますので、そういう意味でいうと、その送電線を引いた先がそのデータセンターであって、そのデータセンターが過半のメリットを受けるということであったとしても、地域住民に負担が寄るということになり得ます。そういうところについて、もしデータセンターが、例えば海外の事業者で、もう何しろ早く設置してほしくて、…
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74上上野ほたる(維新)
ありがとうございます。
私、富山県在住でして、今、富山県内でも大きなデータセンターを建設予定しておりまして、まさに地域住民の方、もういろいろと合意形成をしている段階だとは思うんですけど、こういったところが懸念がないように進めていけるようにというふうに思っております。
大橋参考人、ありがとうございました。
次に、片山参考人の方にお聞きしたいんですけれども、事前にいただいていた資料の中で、人材の確保の一つとして、やはり処遇の改善が必要だというふうに御提言をいただいているんですけれども、処遇の改善、どの産業でも今まさに必要であるということで、価格改定であ…
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