百田尚樹 (日本保守党)

2026年5月28日・第221回国会 参議院 経済産業委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 265 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 289 発言)

それはまあ悪いとは言いませんよね。ただし、私ははっきり言います。働き方改革というのは、もう天下の悪法の一つやと思っています。

ちょっと個人的な話をいたします。個人的というか、私の個人的な心情を、話をさせてください。

日本は、戦後、世界最貧国でした。もうインフラ破壊されて、民家は何百万戸焼かれて、もう工場も何もかもぶっ壊されました。人は三百万人以上死んで、そしてさらに、戦後恐ろしい賠償金背負わされました。食料自給率も七〇%です。その国が、何と二十二年で世界第二の経済大国になった。ヨーロッパの諸国を全部抜き去った。アメリカに次ぐ世界第二になった。これはなぜそうできたかと。これは、皆さん、私たちの父親あるいはじいさんの世代が思いっ切り働いたからなんですよ。働いて働いて働き抜いたんですよ。だからこそ、何の工業資源もほとんどない国がアメリカに次ぐ世界第二の経済大国になった。

ところが、この働き方改革というのは、働く時間を制限しようと、これひどいですよ。確かに、ブラック企業は駄目ですよ。それからさらに、労働者の意図に反して働かす、これも駄目ですよ。でも、労働者は、人間は、もっと働きたいという人いるんですよ。働く自由と権利を奪う、こんな法律して日本は絶対強くなりません。弱くなりますよ。だから、私は、もう働き方改革というのは日本人の働く権利と自由を国が強引に奪っていると、そういうふうに感じます。

本当に、日本人は物すごく働いたんですよ。皆さん、覚えていますかね。年いった人、覚えているでしょう。千九百、あれは八九年でしたけど、ある、まあ名前言ってもいいですが、リゲインというCMが、二十四時間戦えますかと、ジャパニーズビジネスマンという歌が大ヒットしましたけど、でも、我々のこの繁栄は、そういう先人たちが思いっ切り働いてできたものなんですよ。

実際に、私は、働き方改革以降、多くの弊害が起きたといろんなところで聞いています。例えば、現実に、中小企業はもうすごいひどい目に遭いましたよ。だって、例えば、仮にですよ、それまで十人で何とか会社を回してきた、ところが、労働時間を上限決められてしまった、そうすると、もう回らないわけですよ。人をもう一人、二人増やさないといけない。でも、なかなか人を増やしていけないですよ。そうなってくると、当然、人手不足倒産、例えば、御飯屋とかよくあります、はやっているのに、従業員がいないから店開けられない、逆にそれで倒産してしまう。

実際に、ここで質問なんですが、人手不足倒産が増えたと言われていますが、これは経産省としてはその実態を把握しておられますでしょうかどうか。

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