原田大二郎 (公明党)

2026年3月24日・第221回国会 参議院 環境委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 75 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 173 発言)

ありがとうございます。しっかりと周知徹底をしていただけたらと思っております。

続きまして、具体的提案といたしまして、紙のごみカレンダーについてお伺いいたします。

最近では、自治体アプリやホームページの活用も進んでおります。しかし、実際に住民がごみを出すその場面で確認しているのは、私は、やはり依然として家庭の冷蔵庫や壁などに貼られた紙のごみ資源収集カレンダーではないかと思います。

ホームページや分冊冊子に情報が載っていても、毎日ごみ出しの場面で最初に目にするカレンダー本体に必要な情報が十分に示されていなければ行動変容にはつながりにくい。私は、ここに改善の大きな余地があると考えております。

そこで、委員の皆様にも直感的に御理解いただくため、実際のごみカレンダーの現物をお示ししながらお話をしたいと思います。お手元にちょっと配付させていただいておりますが。

まず最初の、四枚あります。これは札幌市、一例として持ってこさせていただいたんですけれども、一枚目が月ごとのカレンダー、二枚目、三枚目が一年間通しのカレンダーになっておりまして、四枚目がこれは別刷り、別冊子の資源とごみの分け方・出し方一覧ということで、より詳細な出し方を提示しているというものになっております。これは、私は、多くの自治体で見られるような一般的なごみカレンダーの代表例としてお示しをしております。

札幌市のごみカレンダーは、燃やせるごみ、燃やせないごみ、瓶、缶、ペットボトルなど、主要な区分と収集日が整理されており、全体として大変丁寧に作られております。必要な情報がきちんと整理されたしっかりしたカレンダーだと思います。つまり、これは決して悪い例ではありません。むしろよく作られた一般的なカレンダーです。

ただ一方で、この住民の立場に立ってこのカレンダー本体を見たときに、モバイルバッテリーやハンディーファンのようなリチウムイオン電池製品をいつどう出すのがいいのか一目で分かるかというと、必ずしも十分ではない面があると思います。

皆様、先ほどのカレンダー見ていただきまして、これで一発でモバイルバッテリーいつどこで出したらいいか分かるでしょうか。やっぱり一枚目はちょっと分かりにくいと思います。二枚目、三枚目の、ちょっと字が小さくて申し訳ないんですけれども、これを見ていただきましても、恐らくこれで一瞬にしてモバイルバッテリーをいつどこで出せばいいか、例えば小型充電式電気製品をどこで出せばいいか、なかなかちょっと分かりづらい部分があるかと思います。

実は、この二枚目の左の上側の部分、ここに小さく加熱式電子たばこ、ライターという表示がありまして、右上のところの青い枠に掛かっているところですね、これが恐らくリチウムイオン電池の回収なんだと思うんですが、ちょっと分かりづらいのかと思います。しかも、どこで捨てたらいいのかという曜日もちょっと分かりづらい。

四枚目も見ていただきますと、ではそこに詳しく書いてあるのかといいますと、これ見ていただいて、じゃ、リチウムイオン電池という言葉がなかなかちょっと見当たりにくいのかと思います。これ、どこにあるかといいますと、この燃やさないごみの一番下から二番目の段のところに、無料のところ、無料、ピンクで囲ってある加熱式電子たばこ、ライター、これになっているということでございます。つまり、情報がどこかに掲載されているということと住民が迷わず行動できることとは必ずしも同じではありません。

次に、五枚目、六枚目、これ前橋市の例を出させていただいております。ちょっとこれも文字が小さくて申し訳ないんですけれども。

こちらは、可燃、不燃、資源ごみなどに加えて、危険・有害ごみが明確に位置付けられております。さらに、カレンダー本体の中に小型充電式電池使用製品についてという欄を設けており、これ見ていただいたら、もう一番目に飛び付くところにそこの掲載をしているわけでございまして、あっ、ここに書いてあるなということが恐らくぱっと目に付くのかなと。黄色い字で、黄色いバックで書いておりますので、目に付きやすいのかなというふうに思うわけであります。そこにまた具体的な製品例なども書いてあるという状況でございます。また、そこの中には、店頭回収を優先することや、取り外しが難しい場合の扱い、絶縁の注意、火災リスク、住民が迷いやすい点なども一枚の中でかなり具体的に扱っておりまして、住民が実際に見る紙のカレンダーの中で危険物情報を見える化しているわけでございます。

ここで私が申し上げたいことは、札幌市のような一般的カレンダーが悪いということではありません。そうではなく、全国に広くあるよくできた一般的なカレンダーに、前橋市のような工夫を少しだけ加えるだけでも住民の理解と適正排出は大きく前進するのではないかということであります。

そこで、政府参考人にお伺いいたします。

環境省としても、リチウムイオン電池等による火災防止の観点からは、単に分別ルールをホームページや冊子に掲載するだけでは足りず、住民が日常的に見る紙のごみカレンダーそのものに危険物情報を分かりやすく落とし込むことが極めて重要であると考えるべきではないでしょうか。

また、札幌市のような一般的なカレンダーに前橋市のような具体的製品例や危険・有害ごみの見える化の工夫を加えることは全国的にも有効であると考えますが、環境省の認識をお伺いいたします。

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