岩本桂一外務省中東アフリカ局長

2026年6月25日・第221回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 125 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 245 発言)

今御紹介のあった米国とイランの間の覚書では、まず、イラン側は、この覚書の署名後六十日間、これについては無償でホルムズ海峡通過を可能とするという具合に書いてございます。

ただ一方で、その上で、将来の管理及び海上サービスについては、イランは、オマーンやほかの沿岸国と協議するという具合にされております。これに関しまして、二十三日には、イランとオマーンの間で本件に関して合同作業部会を設置するということで一致をしております。

我が国の考え方ですけれども、このホルムズ海峡、これは国連海洋法条約上の通過通航制度が適用される国際海峡に該当すると、したがって、自由で安全な航行が保障されているというものでございます。したがいまして、一般に、沿岸国が通航のみを理由として外国船舶に対して通航料を課すことは認められないというのが我が国の立場でございます。

こうした観点から、我が国としては、従来どおり、全ての船舶が追加的な費用を課されることなくこのホルムズ海峡を通過できることは極めて重要であると考えております。これまでも、イランやオマーンに対して外相電話会談を含めてその旨強く申し入れてきております。引き続き、様々な機会を捉えて、この自由で安全な航行の確保を働きかけていく考えでございます。

そして、今御指摘のありました国際海事機関、IMOは二十三日に、ペルシャ湾に残されている船舶、船員の退避計画を実施する旨表明をいたしました。これを受けて、我が国も、引き続き、IMOと連携しながら、残された船舶の一日も早い通過に努めていきたいと思いますし、また、この今申し上げた自由で安全な航行の確保、これについては、IMO、またアメリカを始めとする関係国とも連携してしっかりと対応していきたいと考えております。

前後のやりとり

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