田島麻衣子 (立憲民主党)

2026年6月25日・第221回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 62 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 245 発言)

実際に機能したかどうかということの認定は非常に難しいと思いますが、例えば第一次世界大戦、二千万人が命を落とした、また第二次世界大戦、七千万人から八千万人の無辜の命が失われた、まあいろいろ幅はありますけれども、出ている中で、この参加した国々というのは、それぞれが同盟の拡大、同盟の強化に励んでいた、それから軍備拡張政策によって抑止力を強化しようとしてきた、これは事実であるというふうに思うんですよね。なぜこれが破られてしまったのかということは、私は日本人、また立法府の一員としてしっかり考える必要があると思うんですよね。

大臣に続けて伺いたいというふうに思うんですが、平木委員との議論の中で、ケネディ大統領の生きざまや、それから政治姿勢に対して非常に共感する部分があるというふうにおっしゃっていたことを私も印象深く覚えています。

一つ大臣にお伝えしたいんですけれども、我々が誰しもが知る世界が核戦争の一歩手前まで行った一九六二年ですか、十三日間の期間の中で、ケネディ大統領は、国家安全保障会議の各メンバーに一冊の本を読むようにと指示を出したということなんです。これは、ロバート・マクナマラ当時の国防長官が回想録の中で言っているんですが、あの本当に一歩手前になるかどうかという危機的な状況の中で閣僚が読んでいた本、これは第一次世界大戦の起源を記したバーバラ・タックマンによる「八月の砲声」という本なんです。大臣、今お忙しいと思いますけれども、これから移動の時間ですとか、それから夏、何か時間があったときに、是非とも私は、このバーバラ・タックマン、彼女はピューリッツアー賞をこの仕事によって受賞していますけれども、読んでいただきたいと思います。

この本、何が書かれているかというと、どの国も戦争に入りたくなかったというふうに言っているんですよね。そして、この本の冒頭はビスマルクの一言によって始まります。バルカン半島のばかげた出来事って書いてありますけれども、が次の戦争につながるだろうと、この言葉から引用しているんですよね。いかに偶発的な、誰もが考えもしなかったようなことが世界戦争になり、何千万人の命が失われているか、これ私たちきちっと見る必要があると思うんですよね。

この本の言っていることは何なのかというのは、もし分かってさえいれば、この結果が、誰しも戦争を避けていたと。誤報や誤認があった、また偶発的事象というのを、同盟が余りにも強固であったからそれを防ぐことできなかったんですよ。

こうした学びというのを、私たちは今、抑止力、対処力の強化、同盟の強化、こうした名の下にたくさんのことをやっている、私も理解しますが、過去の事例からしっかりと学ぶ必要があると思います。いかがでしょうか。

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