橋本幹彦 (国民民主党)

2026年4月22日・第221回国会 衆議院 内閣委員会法務委員会外務委員会安全保障委員会連合審査会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 100 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 160 発言)

バランスが悪いと申し上げているのは、まさに今御説明いただいたようなところで、国家情報局さえつくればサイクルがうまく回るのではないか、それ自体がある意味、インテリジェンスの改革については不十分だと思います。

先ほど紹介させていただいた北村滋氏の「情報と国家」、これは大変示唆に富む資料だと思います。先ほど紹介した具体的な提言は、この「情報と国家」の第一章に書かれていますけれども、同時にその第一章には次のような記述もあります。読み上げますけれども、国家情報局について、「民主的観点から、国民を代表して管理・監督し、国会に対して政治的責任を明確化するという意味において、国会議員の資格を有する担当大臣又は担当補佐官を設置することを検討すべきである。」と。

今、木原官房長官は、木原官房長官自らが国家情報会議を所掌されるのではないかというコメントもされましたけれども、官房長官の仕事はとても多岐にわたりますね。やはりここは、担当する、国会議員の資格を有する責任者というところを設けるべきだったと思います。

あるいは、国家情報会議についても、「情報と国家」に次のように書いてあります。「情報活動の民主的統制という観点から、情報保全上の措置を施した上での国会への報告の在り方を検討すべきである。」。これは、内閣を通じた民主的統制ではなくて、国会を通じた民主的統制の話をしているわけであります。

国家情報局、国家情報会議の設置と同時にこのような施策もやるべきだと北村氏も指摘していたわけであります。

しかし、このことを高市総理にもお尋ねしました、民主的統制の枠組みを整備すべきでないかと問いましたら、本法案は、行政内部のやり取りに関する規定の整備を図るものであって、国民の権利義務に直接関わるような権限の強化を内容とするものではないことから、国会の関与について新たな規定を設けることとはしておりませんという回答でありました。

本当にそれでいいんでしょうか。私は、このインテリジェンスサイクルが国家情報会議、国家情報局の設置だけでうまく回るとは到底思えませんが、官房長官、例えば民主的統制あるいは歴史的検証、いろいろ、インテリジェンスサイクルを的確に回していくための施策、たくさんあります。なぜこういったものを本法案に盛り込まなかったのか、御説明いただけないでしょうか。

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