お答えを申し上げます。
福島県内の帰還困難区域内におきましては、他の都道府県警察からの特別出向者を中心に構成される福島県警察特別警ら隊が、警ら用無線自動車による警戒、警ら活動に当たっているほか、事件、事故発生時における初動措置などに従事をしておりまして、被災地の方々の安全、安心の確保に努めているところでございます。
福島県警察には、東日本大震災の発災以降、震災に伴う復旧復興過程における治安事象の変化や警察業務の増大に的確に対応するため、全国警察から特別出向者、通称ウルトラ警察隊を派遣してきておりまして、これまで延べ千九百四十九人の特別出向者が派遣されてきたところであります。
お尋ねの非違事案につきましては、福島県警察特別警ら隊の隊員らが、令和七年九月頃から令和八年二月頃までの間、勤務基準に沿った警ら活動を怠るとともに、受給すべきでない特殊勤務手当を受給した事案でありまして、福島県警察において、五月二十二日に隊員ら三名を戒告処分とするとともに、三十六名を本部長訓戒などとしたものと承知をしております。
本事案の原因につきましては、一概にお答えすることは困難でありますが、例えば、一部の隊員は、勤務基準に沿った警ら活動をしなかった理由といたしまして、県民の安全、安心に貢献できている実感がなく、モチベーションが低下したなどと申し立てております。
全国警察を挙げて被災地の復興支援に当たる中で、被災地に寄り添い、安全、安心を確保すべき警察官多数がこのような事案を発生させたことは、あってはならないことでありまして、誠に遺憾であります。
これを踏まえまして、福島県警察におきましては、再発防止に向けて、隊員が職務の重要性をしっかりと理解し、士気高く県民の安全、安心に資する活動に従事するよう、部隊の業務運営の在り方についても見直しを行っていくものと承知をいたしております。
警察庁といたしましても、福島県警察や出向元道府県警察等と緊密に連携をいたしまして、特別出向者に対する教養のより一層の充実等について適切に指導助言をしてまいりたい、このように存じます。
59金金子恵美(中道)
ありがとうございます。
防災庁の議論は参議院でももうスタートしておりまして、本会議でも高市総理は、二つの組織はその任務が明確に分かれており、復興庁が果たしている役割や機能が引き続き必要であることに変わりはありませんというふうに答弁もされています。ですので、是非、参議院の本会議における総理答弁の方向が後退しないようにお願いしたいというふうに思います。
そしてまた、先ほど来お話がありますけれども、中間貯蔵施設の除去土壌の最終処分は二〇四五年三月、そして、第一原発の廃炉は二〇五一年を目標としているわけです。これから本当に私たちは長い長い道のりを進んでいくん…
この発言のページ
60
牧野たかお(自民)復興大臣
お答えをさせていただきます。
今、金子委員がおっしゃったことは私も十分理解をしているつもりでおります。
これまでも、もう十五年ですから、本当に長期間にわたって県外で避難をされている方たち、被災者一人一人の声を踏まえながら支援を行うことが重要であるということから、生活再建支援拠点を、福島県庁がやっているわけですが、国がそれを補助しているわけでございます。
そうした中で、私も、今年の一月に、福島県から東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県に避難されている方々とお会いして、お話を伺いました。実際に、御苦労されている様子、また、ふるさとに帰りたくても帰れないとい…
この発言のページ
61金金子恵美(中道)
できるだけの支援をしてくださるということですので、それを決意として受け止めさせていただきました。ありがとうございます。全国各地に福島県民がまだ避難をしているという状況であるということを御理解をいただきたいと思います。
そしてもう一つ、残念な影の部分と言ったらいいんでしょうか、そういうことについて質問させていただくわけですが、本当に極めて残念です。
実は、私は三月の十二日の地元紙を読みましたら、こんな記事がありました、ウルトラ警察隊忘れない、一期生が寄せ書き。双葉町の伝承館に寄せ書きを寄贈した、そういうお話がありまして、すてきな記事だなと思って読んでい…
この発言のページ
- (上の発言)
62鈴鈴木敏夫警察庁長官官房審議官
お答えを申し上げます。
福島県内の帰還困難区域内におきましては、他の都道府県警察からの特別出向者を中心に構成される福島県警察特別警ら隊が、警ら用無線自動車による警戒、警ら活動に当たっているほか、事件、事故発生時における初動措置などに従事をしておりまして、被災地の方々の安全、安心の確保に努めているところでございます。
福島県警察には、東日本大震災の発災以降、震災に伴う復旧復興過程における治安事象の変化や警察業務の増大に的確に対応するため、全国警察から特別出向者、通称ウルトラ警察隊を派遣してきておりまして、これまで延べ千九百四十九人の特別出向者が派遣されてきたところであります。
お尋ねの非違事案につきましては、福島県警察特別警ら隊の隊員らが、令和七年九月頃から令和八年二月頃までの間、勤務基準に沿った警ら活動を怠るとともに、受給すべきでない特殊勤務手当を受給した事案でありまして、福島県警察において、五月二十二日に隊員ら三名を戒告処分とするとともに、三十六名を本部長訓戒などとしたものと承知をしております。
本事案の原因につきましては、一概にお答えすることは困難でありますが、例えば、一部の隊員は、勤務基準に沿った警ら活動をしなかった理由といたしまして、県民の安全、安心に貢献できている実感がなく、モチベーションが低下したなどと申し立てております。
全国警察を挙げて被災地の復興支援に当たる中で、被災地に寄り添い、安全、安心を確保すべき警察官多数がこのような事案を発生させたことは、あってはならないことでありまして、誠に遺憾であります。
これを踏まえまして、福島県警察におきましては、再発防止に向けて、隊員が職務の重要性をしっかりと理解し、士気高く県民の安全、安心に資する活動に従事するよう、部隊の業務運営の在り方についても見直しを行っていくものと承知をいたしております。
警察庁といたしましても、福島県警察や出向元道府県警察等と緊密に連携をいたしまして、特別出向者に対する教養のより一層の充実等について適切に指導助言をしてまいりたい、このように存じます。
63金金子恵美(中道)
これは、ただ単なる警察の不祥事ということだけではないと思うんです。つまりは、警察組織の中で風化が進んでいるということだというふうに思うんです。モチベーションが低下したからとか、実感が得られることがなかったからこういうことを起こす、もうやらなくていいんだなと思ってしまった、そういうことだというふうに思うんですけれども、そういう言葉を理由にして許されるものではないわけなので、私は、こういう出向者の方々が地元に戻られたときに、やはり福島県の状況、被災地の状況等をしっかりと多くの方々にも発信するという重要な役目も担っているというふうに思いますし、先ほどから申し上…
この発言のページ
64
牧野たかお(自民)復興大臣
警察の話ですので、所管外でございますので、その記事自体は私も読ませていただきましたけれども、今、金子委員がおっしゃったみたいに、十五年たって、いろいろなところの関係する機関、また仕事に従事している人たちの中にも風化の気持ちが出ているのは事実かもしれませんし、すごく残念だというのが私の感想でございます。
この発言のページ
65金金子恵美(中道)
決して残念で終わらずに、風化は許さない、そういう毅然とした態度を取っていただきたいというふうに思います。
質疑時間が終わってしまったんですけれども、今後、明るいところを、先ほどからおっしゃっていただいているイノベーション・コースト構想も含めまして、このことも含めて、事業はいいんですけれども、でも、やはり本当の被災地の地域経済あるいは雇用創出、経済の再生とまた発展にしっかりつながる、そのような補助金等のバトンというものもあるかもしれないけれども、そういう連携を取っていただきたいということも申し上げさせていただきまして、今日は残念ながら質疑までは行けません…
この発言のページ