天野慎介一般社団法人全国がん患者団体連合会理事長

2026年3月10日・第221回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 171 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 188 発言)

御質問ありがとうございます。

先ほどお示しした資料の中で、即して申し上げますと、例えば、加入する保険者が替わる際に多数回該当がリセットされてしまうという問題、これはかなり多くの患者さんから改善を求められていて、専門委員会でも私も申し上げて、一定程度は入れていただいています。

実際、一体どういったことが起きるかというと、例えば、がんの患者さんとかがやむを得ず転職をする、退職をする、あるいは転居等に応じて保険者が替わることがあるんですけれども、そのたびに多数回該当がリセットされてしまうと、一気に負担が上がります。なので、患者さんとしては、多数回該当に達するために何とかしたいというふうな思いが出てきて、場合によっては治療とか検査をまとめるとか、そういったことをされる方も実際にいらっしゃいます。なので、多数回該当に当たるか当たらないかだと全く負担の額が違ってくるので、ここは特に患者さんから強く要請が出ているところです。

また、いわゆる合算ができない問題ですね。二万一千円未満というのは、具体的にどういったことが出てくるかというと、例えば検査ですね。がんの患者さん、経過観察等でCTの検査とかを受けたりすることが結構あるんですけれども、CTの検査だけ別の病院で受けるということが実はあったりします。そうすると、大体三割負担で、もちろん個別によって違いますけれども、二万円に達しない額なんですよね、ぎりぎり。そうすると、その額は多数回該当の上限の額に達しないので、結局その部分は払わなければいけなくなってしまって、丸めることができませんから、そういったことで負担が雪だるま式にどんどん増えていく方々がいらっしゃって。

また、例えば、がん治療を受けている病院以外で、サポーティブケアということで、緩和ケアであるとか支持療法を受ける方もいますので、それが、医療機関の連携の中で複数の病院を受けていると、合算ができなくなって負担がどんどん増えていくということが実際生じていて、現役世代でこういうことが生じているので、是非この部分は速やかに検討していただきたいというふうに願っています。

前後のやりとり

167の発言を見る

175の発言を見る