ありがとうございます。
今回の事態というのは、時期的には厳冬期ではなくてよかったなというのも多少思っているところであります。とはいえ、A重油の五%程度は四月から六月ぐらいに使うということになっておりますし、先ほども申しましたように、私、宮崎なので、マンゴー等のハウスは、これからも加温をするためにかなり重油を使うというところなので負担は決して軽くはないという状況だと思いますし、今大臣から御答弁があった施設園芸のセーフティーネット制度も、農地ベースというか面積ベースでいうと五〇%ぐらいしかまだ使えていないという状況もあると思いますから、是非その辺の状況把握を十分に行っていただきたいというふうに思います。
中東に関連してまだ幾つか質問を用意しておりましたが、ちょっと先を急がせていただきたいというふうに思います。
予算に関連してもう一つのテーマをお伺いしたいと思いますが、農業の構造転換集中対策についてであります。
政府は、現在、五か年の農業構造転換集中対策期間として、令和七年度から令和十一年度に、既存予算とは別枠で国費ベース一・三兆円を確保するという方針で政策推進を図っていらっしゃいます。また、これまで農業予算は、補正予算の比率が年間の総予算のうちの三割に及ぶという、補正予算依存度の高い予算編成をしてきました。
総理の、補正予算を前提としない予算編成という新しい原則の下で、少なくとも、恐らく令和九年度には本予算中心の編成になるのではないかということは、これまでの総理の答弁等々で明らかになっているかなと思います。ところが、今審議中の新年度予算案を精査すると、別枠の農業構造転換対策予算というのは、前年の当初予算比二百五十億円増、二百五十億円のみと言えるかは分かりませんが、二百五十億円増にとどまっています。五年間で既存予算とは別枠で一・三兆という公表されているスケール感から考えると、かなり小ぶりにとどまっているという印象が否めません。
少々おもんぱかって見れば、令和七年度補正で二千四百十億円が措置されていますので、それと合わせれば三千億円に近づくわけですので及第点とは言えるかもしれませんが、ただ、少なくとも令和九年度予算、つまり来年度中に編成する予算では補正予算を前提とする予算編成を覆すわけでありますから、令和九年度からは、少なくとも三千億円規模の予算が、別枠で措置されない、本予算にしっかり盛り込まれるということにならなければならないということになるはずだというふうに思います。そうでないと、高市総理が示している二つの原則、先ほど申しました、集中対策五か年で別枠国費一・三兆円を確保するということ、そして補正予算を前提としない予算編成という大方針が揺らぐということになるというふうに思います。
多少分かりやすく整理をしましたが、国民の皆さんに確認できるような形にしておくというのは極めて大事なことだと思いますので、こういう認識でいいかということを、総理に基本的なところを確認させてください。
71和和久田肇資源エネルギー庁資源・燃料部長
お答えを申し上げます。
資源エネルギー庁が集計している石油統計に基づきますと、直近の値として公表している令和七年一月から十二月のA重油の国内販売量は約九百三十万キロリットルでございます。
一方、A重油の備蓄量につきましては、公表されているデータはございませんけれども、一定の仮定の下に試算をいたしますと、例えば我が国の原油備蓄量から精製できるA重油の量は約四百万キロリットルでございます。
この発言のページ
72
渡辺創(中道)
A重油は、御存じのとおり、農業用ハウスのボイラーの燃料であったり、農機、それから小型の船舶等々でも使われますが、今回の高騰が一次産業に与えている影響について、農水大臣の認識をお伺いしたいと思います。あわせて、影響への対応策もありましたら。
この発言のページ
73
鈴木憲和(自民)農林水産大臣
お答え申し上げます。
A重油は農林漁業者にとって重要な資材でありまして、その価格は農林水産業の経営に直結するものだというふうに考えております。
十一日に総理から、ガソリン小売価格を抑制するとともに、重油などについても同様の措置を講じることを指示されたことでありますので、本対策によって農林漁業者の負担は一定程度軽減される見込みだというふうに考えております。
さらに、農林水産省において、燃油等の価格が高騰した場合に、施設園芸農家や漁業者等に対して経営への影響を緩和するための補填金を交付する制度を措置しておりまして、もう既に、園芸農家向けの支援については…
この発言のページ
- (上の発言)
74
渡辺創(中道)
ありがとうございます。
今回の事態というのは、時期的には厳冬期ではなくてよかったなというのも多少思っているところであります。とはいえ、A重油の五%程度は四月から六月ぐらいに使うということになっておりますし、先ほども申しましたように、私、宮崎なので、マンゴー等のハウスは、これからも加温をするためにかなり重油を使うというところなので負担は決して軽くはないという状況だと思いますし、今大臣から御答弁があった施設園芸のセーフティーネット制度も、農地ベースというか面積ベースでいうと五〇%ぐらいしかまだ使えていないという状況もあると思いますから、是非その辺の状況把握を十分に行っていただきたいというふうに思います。
中東に関連してまだ幾つか質問を用意しておりましたが、ちょっと先を急がせていただきたいというふうに思います。
予算に関連してもう一つのテーマをお伺いしたいと思いますが、農業の構造転換集中対策についてであります。
政府は、現在、五か年の農業構造転換集中対策期間として、令和七年度から令和十一年度に、既存予算とは別枠で国費ベース一・三兆円を確保するという方針で政策推進を図っていらっしゃいます。また、これまで農業予算は、補正予算の比率が年間の総予算のうちの三割に及ぶという、補正予算依存度の高い予算編成をしてきました。
総理の、補正予算を前提としない予算編成という新しい原則の下で、少なくとも、恐らく令和九年度には本予算中心の編成になるのではないかということは、これまでの総理の答弁等々で明らかになっているかなと思います。ところが、今審議中の新年度予算案を精査すると、別枠の農業構造転換対策予算というのは、前年の当初予算比二百五十億円増、二百五十億円のみと言えるかは分かりませんが、二百五十億円増にとどまっています。五年間で既存予算とは別枠で一・三兆という公表されているスケール感から考えると、かなり小ぶりにとどまっているという印象が否めません。
少々おもんぱかって見れば、令和七年度補正で二千四百十億円が措置されていますので、それと合わせれば三千億円に近づくわけですので及第点とは言えるかもしれませんが、ただ、少なくとも令和九年度予算、つまり来年度中に編成する予算では補正予算を前提とする予算編成を覆すわけでありますから、令和九年度からは、少なくとも三千億円規模の予算が、別枠で措置されない、本予算にしっかり盛り込まれるということにならなければならないということになるはずだというふうに思います。そうでないと、高市総理が示している二つの原則、先ほど申しました、集中対策五か年で別枠国費一・三兆円を確保するということ、そして補正予算を前提としない予算編成という大方針が揺らぐということになるというふうに思います。
多少分かりやすく整理をしましたが、国民の皆さんに確認できるような形にしておくというのは極めて大事なことだと思いますので、こういう認識でいいかということを、総理に基本的なところを確認させてください。
75
高市早苗(自民)内閣総理大臣
選挙中も申し上げてまいりました。やはり補正予算ありきじゃなくて、本当に必要なものは当初に積むという形に変えていきます、二年がかりの改革ですが、必ずやり遂げますということを申し上げました。
令和七年度の補正予算、昨年十二月にお認めいただきましたけれども、やはり当初が余りにも少なかったということもあり、そこは約二千四百億円積ませていただいて、先ほどおっしゃっていただいたように、八年度当初予算で約五百億円ですから、合計約二千九百億円を計上しています。
しかしながら、今後はやはり方針を変えます。今年の夏の令和九年度予算の概算要求から本格的に取り組みまして、二…
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76
渡辺創(中道)
ありがとうございました。
今国会では、この別枠予算の財源の一つとして、JRA、日本中央競馬会が年二百五十億円、四年間で計一千億円を拠出するための予算関連法案が提出されておりまして、昨日、農林水産委員会で審議をしたところでありました。これは大きな貢献であるというふうに思いますけれども、確保すべき別枠予算が五年間で国費一・三兆円ということを考えると、サイズ感としては限定的だなという気がしています。
私は、野党の立場ではありますが、農業の現状を踏まえると、この構造転換の集中対策には大変期待をしています。
今月三日の予算委員会では、総理と質疑をさせていただ…
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高市早苗(自民)内閣総理大臣
農業構造転換集中対策につきましては、これまでも約四千百億円の別枠予算を計上しております。総額、国費一・三兆円の措置に向けて、着実に予算措置を行ってまいります。
万が一、不測の事態にも食料安全保障を確保するというためには、この集中対策だけではなくて、農林水産業を振興して食料自給率の向上を実現するための施策、これも総合的に推進していくことが極めて重要です。ですから、政府としては、JRAからの特別国庫納付による集中対策の財源確保に加えて、租税特別措置、補助金の見直しなど行財政改革も進めて、令和十一年度まで着実に別枠予算を措置するとともに、必要な農林水産関係予…
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