穂坂泰 (自由民主党)

2026年3月4日・第221回国会 衆議院 予算委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 25 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 358 発言)

ありがとうございます。

今話にもありましたが、額的なもので勝負するというものも非常に厳しいものがあるというふうに思いますので、是非、日本らしい支援をこれからも広げていっていただきたいというふうに思います。

先ほどちょっと学校という話がありましたけれども、もちろんODAで相手国の学校を整備するのもいいんですけれども、現地の日本人が通う日本人学校が少しちょっと予算が足りなくて、ちょっと疲弊しているところもあるのかなというふうに思います。是非、日本人が通う日本人学校、こういったものの支援もODAと併せてお願いできればなと思いますので、よろしくお願いいたします。

そして、ODAの増額に当たって最も大事なもの、それは国民の理解だというふうに思います。国内に、日本国民に、もっともっとお金を使って、そのような声がやはりあります。グローバルフェスタ、こういった取組なども外務省は行っておりますけれども、国際協力というものを私は学校教育でももっと伝えてほしいな、そう思っておりますし、それが日本への誇りにもつながるというふうに思います。

国民の皆様に知っていただきたいこと、私は三つあるというふうに思っています。

一つ目は、国際協力、もはや一国だけでは世界は平和にならないこと。例えば、パンデミックが起きて、これも力を合わせて封じ込めていかなければ、一つの国から多くの国にこれが派生してしまう。今、渡り鳥等がこういったウイルスも運んでいく状況でありますから、一国の衛生状況が悪くて、それをほっておいたらほかの国にもつながっていくんだ、だから、やれる国がしっかりと支援をしなければならないんだということも理解をしていっていただきたいというふうに思います。

そして、二つ目なのでありますが、海外協力というものは日本の経済成長にもつながっていくものであるということ、これも伝えてほしいというふうに思います。鉱山や港の開発、こういったものにしても、その後運用されていけば、日本の資源の安定確保にもつながるし、港を使えるようになる。そしてまた、こういった工事を日本が受注している、日本の企業が受注しているということ、そして、円借款でこれが返済されるんだということも、これはなかなか伝わっていないところでもあるんじゃないか、そのように考えています。こうした周知も是非やっていってほしいというふうに思います。

そしてまた、円借款というものが、なかなかちょっと言葉が難しいのかなというふうに思いますので、こういったものも分かりやすく発信をしてほしいと思います。お金を貸すのか上げるのか、こういったことも明確に行ってほしいというふうに思っています。

そして三つ目でありますが、日本もかつては発展途上国であったということも忘れてはいけないというふうに思います。海外からの大きな援助を受けてこの日本の復興があった、このようにも考えているところであります。

復興のためのガリオア基金、エロア基金、こういったものがあると外務省の資料の方から見させていただきました。二つの基金から十二兆円ものお金が日本に入ってきて、無償援助が八・七兆円、これが返済不要で、そしてさらに、世界銀行から有利な融資で、世界銀行の借款八億六千二百九十万ドル、約五・八兆円、こういったお金が入ってきたというふうに聞いています。そして、それで何を造ったのかといえば、東海道新幹線、そして東名高速道路、黒部第四ダム、こういった身近なものも造られたということ。そして、返済が一九九〇年の七月。私から見ると、結構最近なんだな、そのような感じがいたしました。割と身近なものだし、近いものなんだということも感じます。

円借款という世界では今珍しいやり方をやっているのはこの経験からであると思いますし、それがその国の自立に向けてできるのが日本らしい支援だな、そのように思っております。

そこで、今、一九九〇年七月で完済したということをお話をさせていただきましたが、この頃の日本の一九九〇年代のODAの状況、どうだったのかお示しいただければというふうに思います。

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