井上英孝 (日本維新の会)

2026年6月16日・第221回国会 衆議院 本会議 第25号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 9 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 36 発言)

ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。

まず、内閣提出の法律案は、近年における刑事事件の再審の手続をめぐる諸事情に鑑み、同手続が非常救済手続としてより適切に機能するようにするため、再審請求審における証拠の提出命令、再審開始の決定に対する検察官の不服申立て、再審の手続における裁判官の除斥、再審請求審において審理を要するものを選別するための調査手続、審理を要すると判断されたものについての審判手続その他の再審の手続等に関する規定の整備を行おうとするものであります。

次に、西村智奈美君外三名提出の法律案は、再審制度によって冤罪の被害者を適正かつ迅速に救済し、その基本的人権の保障を全うする観点から、再審又は再審の請求に係る被告事件の裁判に関与した裁判官の除斥及び忌避、再審の請求の手続における検察官保管証拠等の開示命令等について定めるとともに、再審開始の決定に対して検察官の不服申立てを認めないこととするものであります。

両法律案は、去る五月二十六日、本会議において趣旨説明及び質疑が行われた後、本委員会に付託されました。

委員会においては、同日平口法務大臣及び提出者西村智奈美君からそれぞれ趣旨の説明を聴取し、二十七日質疑に入りました。二十九日及び六月九日には参考人から意見を聴取し、十日高市内閣総理大臣に対する質疑を行いました。

十二日、内閣提出の法律案に対し、自由民主党・無所属の会、日本維新の会及び参政党の共同提案により、政府による検討事項の例示の追加及び検察官による任意での証拠の提出又は開示に係る運用上の措置の適切な実施に関する規定の追加を内容とする修正案が提出され、趣旨の説明を聴取した後、両法律案及び修正案について一括して質疑を行い、質疑を終局いたしました。

質疑終局後、内閣提出の法律案に対し、国民民主党・無所属クラブから、裁判所の職権による証拠開示命令制度を創設すること等を内容とする修正案が提出され、提出者から趣旨の説明を聴取いたしました。

次いで、両法律案及び両修正案を一括して討論を行い、順次採決した結果、まず、西村智奈美君外三名提出の法律案は賛成少数をもって否決すべきものと決しました。次に、内閣提出の法律案については、国民民主党・無所属クラブ提案に係る修正案は賛成少数をもって否決され、自由民主党・無所属の会、日本維新の会及び参政党の共同提案に係る修正案及び修正部分を除く原案はいずれも賛成多数をもって可決され、修正議決すべきものと決しました。

なお、内閣提出の法律案に対し附帯決議が付されたことを申し添えます。

以上、御報告申し上げます。(拍手)

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