日笠和彦法務省矯正局長

2026年5月8日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 102 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 183 発言)

お答えいたします。

委員御指摘のとおり、高齢の出所受刑者の再入率は比較的高いポイントを示しております。また、窃盗事犯につきましては、高齢受刑者に限らず、全受刑者の二年以内再入率は約二〇%、三年以内再入率は約三〇%ということで、高くなっております。そのため、窃盗事犯者に対する指導、支援は重要であるというふうに考えております。

窃盗事犯者が抱える問題は多種多様でありまして、各刑事施設におきましては、これまでも、その特性や犯罪態様等に応じまして、職業訓練、改善指導、社会復帰支援など必要な指導等を行ってきたところであります。

また、窃盗事犯者の中には、社会内で頼るべき存在がなく、困窮、孤立した状態に陥った結果、犯罪を繰り返していることを特徴とするグループが認められますことから、こうした類型に該当する受刑者を対象とする困窮・孤立対策のためのプログラム、これはコネクト・プログラムと呼んでおりますけれども、これを新たに作成いたしまして、本年度から実施しているところであります。

このプログラムは、出所後、社会内において困窮、孤立し、窃盗を中心とした再犯に至るおそれが認められる受刑者に対しまして、地域の一員として、社会と健全なつながりを保つために必要な能力を身につけさせるとともに、出所後、必要に応じて支援を求めることができる機関等についての知識などを習得させるものとなっております。

引き続き、窃盗事犯者への指導等を適切に行って、再犯防止に取り組んでまいります。

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