小川洋平株式会社ゼンショーホールディングス代表取締役社長兼CEO

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 14 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 91 発言)

御質問ありがとうございます。

私どもといたしましては、いわゆる令和の米騒動に当たりまして、幸い、お米の確保そのものに非常に苦労するという状況ではございませんで、私どもは平時からグループ内に米卸の会社を持っているということもございまして、直接生産者さんと契約を結ぶ等して、直接集荷をしているという部分が多くございますので、量の確保には、そこまで大きな問題はございませんでした。

他方で、やはり価格に関しましては、これは非常に大きな影響がございまして、一年足らずの間で、文字どおり、お米の調達コストが倍増、倍以上に増えましたので、これは冒頭申し上げましたけれども、お米は私どもにとって主要食材ですので、主要食材のコストが倍になるということは、経営上は非常に大きな問題でございました。

その中で、やはりお客様に対して、一部は価格という形で転嫁をせざるを得ないところはございましたけれども、我々の責任としては、いかにこの転嫁を最小限に抑えていくかというところが責任と考えておりますので、そこはいろいろな商品の設計の工夫であったりとかメニュー構成の工夫であったりとか、あるいは、そもそもの私どもの事業全体の生産性、ここでもやはり生産性という言葉が重要になりますけれども、これを上げて、いわゆる原価の、コストの増分を最終価格に転嫁する分を極力抑えていくということを努力してやらせていただいております。

その中で、さらに、私どもにとって課題になりますのは、同時に、私どもとしては従業員の処遇を上げていかなくてはいけないと考えておりますので、これは私どもの従業員の処遇という側面もありますし、経済全体で見ても、物価上昇以上に賃金が増えないと経済としては後退してしまいますので、そこは、私どもとしては継続的に賃上げをやっていこうという方針を出しまして賃上げをやっておりますので、そうしますと、人件費も当然上がるわけですね。原価が上がって、人件費が上がってというところで、ただ、価格への転嫁を抑えてというところは、非常に経営としては大きなチャレンジではございますけれども、これが私どもの責任と考えて、やっております。

その中で、日本産米にこだわってということもございましたけれども、これは率直に申し上げて、多くの外食の事業者さんは外国産米に切り替えざるを得ない。これは決して望んでそうされているわけではないと思いますけれども、やはり国産米のコストが余りに上がり過ぎて、輸入米の方がコストとしては抑えられるということで、そうした判断をされている事業者さんは多くいらっしゃいます。むしろ、そちらの方が多数派だと思いますけれども、私どもとしては、一つの経営判断として、やはり日本産米にこだわろうと。日本のお客様は国産米に対して強いこだわりをお持ちだというふうに考えておりますので、これをいかにお手頃な価格で提供し続けるかということが我々の責任であるという考えで、日本産米にこだわってやっております。

やはり日本産米を安定的に調達するという意味では、生産者さんとの継続的な関係というのが大事だと思っておりますので、安定的な量をきちんと私どもで仕入れさせていただく、その代わり、価格に関してはおおむねこういう水準でというコミュニケーションをしっかりやって、安定的に調達をさせていただくということが大事なのかなというふうに考えております。

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