氷見野良三日本銀行副総裁

2026年6月19日・第221回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 50 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 159 発言)

お答えいたします。

国債買入れについては、かねてより、市場機能の改善と国債市場の安定という二つの要素を考慮して、その在り方を検討してまいりました。

このうち、国債市場の機能度につきましては、日本銀行による国債買入れの減額が進捗する下でイールドカーブのゆがみがおおむね解消されるなど、着実に改善してきております。このため、一頃に比べ、買入れの減額を通じて市場機能の更なる改善を進めていく必要性は次第に小さくなってきていると考えております。

一方、日本銀行の国債保有が減少すれば、その分、市場参加者が保有する国債が増加することを前提に、国債市場の安定に目配りしていく必要がございます。

この点、最近では銀行や個人などが国債保有を少しずつ増やしていますが、こうした本邦投資家が国債保有を無理なく増やしていくためには、ある程度の時間を要すると考えられます。日本銀行が従来と同様の買入れの減額を継続した場合、市場の安定に不測の影響を及ぼす可能性もあると考えました。

これらの点を考慮し、市場参加者の意見も参考にした上で、今週の金融政策決定会合において、二〇二七年四月以降は月間二兆円程度の買入れを行うことが適切と判断いたしました。

御質問の中で出口なき迷路ではないかという御指摘もございましたが、毎月多額の国債の償還が行われますので、今回決定した方針の下でも、日本銀行のバランスシートは、アメリカやヨーロッパの中央銀行と比べても遜色のないペースで着実に縮小していくことになるというふうに見込んでおります。

前後のやりとり

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