田中賢二観光庁審議官

2026年3月10日・第221回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 222 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 289 発言)

お答え申し上げます。

日本人が安心して国内旅行を楽しめる環境づくりに関する御質問でございます。

現在、都市部を中心とした地域への観光客の偏在傾向が見られ、また、一部の場所、時間帯によっては過度の混雑やマナー違反により地域住民の生活の質への影響等の課題が顕在化しているとともに、旅行者の満足度低下の懸念が生じているものと承知しており、その対応が大変重要なものであると認識しております。

これまで、令和五年に取りまとめられましたオーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージに基づき、補正予算等を活用しながら各地域の取組を支援してきたところでございます。

また、本年一月に取りまとめられました外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策も踏まえまして、今後は、国際観光旅客税も活用し、各地域が継続的かつ計画的に過度の混雑やマナー違反対策等をきめ細かく講じられるよう国として対応するとともに、地方の魅力を生かした様々なコンテンツの造成、交通ネットワーク等の機能強化を通じて観光客の分散を推進してまいる所存です。

また、委員から御指摘のありましたマナー違反対策につきましては、具体的に申し上げますと、車道にはみ出しての写真撮影ですとか私有地への立入りといった行為に対しまして、警備員を配置したりピクトグラムを活用してマナー啓発を進めたりといった取組を進めてきたところでございます。

引き続き、地域と連携して、その実情に応じた取組を講じてまいります。

また、先ほど国際観光旅客税について財務省から御答弁がありましたけれども、宿泊税につきましては、同様に、外国人のみ高い税率の宿泊税を課すことについては、総務省によりますと、自国の国民と外国人との間で異なる取扱いをしないという租税条約上の国籍無差別条項等との関係も考える必要があると承知しております。

観光庁といたしましては、今後とも、観光客に対するマナー啓発も含めまして、地域における取組の後押しを進めてまいります。

以上でございます。

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