民間の予測では、人口減やまた労働力不足等の懸念があり、また、海外情勢も見ますと、実質の成長率は一%を割り込むという保守的な見方が占めています。政府は強気な試算だなというふうに思わせていただきましたけれども、私たちも、日本経済の成長とともに、賃金を上げる経済を実現するということでありますから、是非この予想を、成長率を実現していきたいと思っているんですが。
一方で、懸念点は、最後、利払い、三%と言っていただきましたが、十年物の国債流通利回りである長期の金利であります。日銀の金融政策の正常化、いわゆる利上げによりまして、二〇二五年の後半、昨年後半から急速に長期金利が上昇しておりまして、二十六年ぶりに高水準を更新する動きを見せています。昨日も、三月三日時点の長期金利は、二・一二〇で取引を終えまして、インフレの懸念やアメリカの金利の上昇の影響で二・一二五%まで上昇する場面もありました。
ここで、植田日銀総裁においでいただいておりますのでお聞きをしますが、そんな中、日銀は、一月の展望レポートにおける先行きの金融政策運営方針の中で、経済、物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになることを掲げています。短期金利を上げていけば長期金利に影響してくるものと考えますが、長期金利の上昇のリスクというのをどのように見ていらっしゃるでしょうか。
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武村展英(自民)
次に、田中健君。
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田中健(国民)
国民民主党の田中健です。
本日は、質問の時間をいただきまして、ありがとうございます。
私からは、成長前提の強い経済の整合性と、また、金利上昇と財政のリスクについて、まず伺いたいと思います。
総理は、責任ある積極財政の名の下に、税率を上げずとも税収が自然増に向かう強い経済を構築する、また、成長率の範囲内に債務残高の伸びを抑え、政府債務残高の対GDP比を安定的に引き下げていくと述べています。
その上で、まず、令和八年度予算における前提である実質の成長率、また名目の成長率、GDPデフレーターと長期の金利の想定値を明示をしていただければと思います。
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中谷真一(自民)財務副大臣
お答えいたします。
令和八年度予算編成の前提となる経済情勢について、一月に閣議決定されました政府経済見通しを踏まえまして、令和八年度のGDP成長率は実質でプラス一・三程度、名目でプラス三・四程度、GDPデフレーターの変化率はプラス二・〇%程度と見込んでおります。
また、利払い費の積算に用いる積算金利については、将来の金利動向を正確に見通すことが困難な中、かねてより、国債の利払い財源が万が一にも不足することがないように十分な予算計上を行うという考えの下、設定しており、令和八年度は三・〇%としております。
以上です。
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- (上の発言)
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田中健(国民)
民間の予測では、人口減やまた労働力不足等の懸念があり、また、海外情勢も見ますと、実質の成長率は一%を割り込むという保守的な見方が占めています。政府は強気な試算だなというふうに思わせていただきましたけれども、私たちも、日本経済の成長とともに、賃金を上げる経済を実現するということでありますから、是非この予想を、成長率を実現していきたいと思っているんですが。
一方で、懸念点は、最後、利払い、三%と言っていただきましたが、十年物の国債流通利回りである長期の金利であります。日銀の金融政策の正常化、いわゆる利上げによりまして、二〇二五年の後半、昨年後半から急速に長期金利が上昇しておりまして、二十六年ぶりに高水準を更新する動きを見せています。昨日も、三月三日時点の長期金利は、二・一二〇で取引を終えまして、インフレの懸念やアメリカの金利の上昇の影響で二・一二五%まで上昇する場面もありました。
ここで、植田日銀総裁においでいただいておりますのでお聞きをしますが、そんな中、日銀は、一月の展望レポートにおける先行きの金融政策運営方針の中で、経済、物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになることを掲げています。短期金利を上げていけば長期金利に影響してくるものと考えますが、長期金利の上昇のリスクというのをどのように見ていらっしゃるでしょうか。
114植植田和男日本銀行総裁
お答えいたします。
長期金利ですけれども、これは、先行きの経済、物価情勢あるいは金融政策、財政政策等に対する市場の見方を反映して変動するものであります。
さて、先行き二%の物価安定の目標が達成される確度が高まることに応じて私どもが短期金利を引き上げていけば、長期金利もそうした動きと整合的な形で安定的に形成されていくと考えております。一方で、適切なペースで短期金利が調整されずに物価が上振れる可能性があるというふうに市場が認識した場合には、長期金利も上振れるリスクがあると考えます。
長期金利が安定的に形成されるよう、日本銀行としては、経済、物価に対する…
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田中健(国民)
金融政策の正常化が進めば、長期金利が上昇する可能性は否定できないという私の理解でよろしいでしょうか。
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116植植田和男日本銀行総裁
適切に物価を持続的、安定的な二%の領域にうまく着地させるという方向で金融政策が適時適切に調整されていけば、長期債の市場に大きな混乱はないだろうということを申し上げました。
これに対して、そういうところからずれるという期待が発生してしまうと大きな動きが出るリスクもあるというふうに見ております。
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