勝部麗子豊中市社会福祉協議会参与兼コミュニティソーシャルワーカー統括

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 25 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 100 発言)

ありがとうございます。

十分でなかなか話し切れなかったところを、お時間をいただいて、ありがとうございます。

身寄りの問題というのは、本当に身寄りがない人もいますし、身寄りがあっても頼れない人もいますし、疎遠になってしまっているとか、やはりいろいろな事情がある方もおられますので、身寄りのことと一くくりに言いましても、それぞれの立場は随分違います。

今回は、お金がなくて身寄りのない方を社会福祉協議会という第二種の社会福祉事業の中で支えていくということが提案されまして、じゃ、社協がそんな全部受けられるのかと。そもそも、判断能力の乏しい人たちの支えだけでも、これからどんどんどんどん対象者が増えていくという中で、日々、遅れて対応しないように、待機が出ないようにというのでみんなが現場で頑張っている中に、プラスの大きな問題が出てきたというので、これは、同じ次元で考えるのは随分違うのではないかということと、乱暴ではないかということを思っています。

そもそも、お独り暮らしで亡くなっていかれるような方は、自治体で、自治埋葬ということで、自治体がサポートして埋葬していくというふうなルールがあるわけですけれども、そこと、社会福祉協議会が、これまで全然つながりのない方を突然契約だけして、その方がどういう人なのか、意思決定のところもサポートすることもなく、ただ、それこそ事務処理だけみたいなことになっていったときに、人間の尊厳というのは一体どうなるのかという怖さをすごく感じています。

この問題については、国民的な議論もまだまだ足りないような気がしています。多くの方々がこのことを、あした自分が死んだらどうなるのかなと先送り先送りしながら暮らしていらっしゃる方が大量におられる中で、介護の社会化が、介護保険、今ちょっと危ういという話もありましたけれども、身寄りの問題に大きく足を踏み入れていくということであります。

是非、先生方、この問題は、これから私たちが安心して生きていくこと、安心して死ねることにつながっていきますので、そこをみんなで議論していただいて、少しでも前に進むような、今回、全てがいきなりできるわけではないと思いますが、よりよいものになっていくように、継続的な応援、それから現場の声をもっともっと聞いていただきたいと思います。

社会福祉協議会だけが担うものでもありませんし、ほかのNPOの方々も、じゃ、この事業を担えますか、担いたいですかと思えるような中身になっているかどうかというところも是非審議いただいて、建設的な内容になって、みんなが安心できるという身寄りの問題につなげていただきたいということを切に希望します。

前後のやりとり

21の発言を見る

29の発言を見る