小島美里特定非営利活動法人暮らしネット・えん代表理事

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 18 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 100 発言)

現場の実情を少しお話しいたします。

私どもの訪問介護は、五十人在籍しております。その中で、六十代以上が半数どころか六割を占めてきていますね、六十代、七十代。八十代が一人です。辞めないでくれと言うしかないんです。事故も増えています。

これは何が原因だったのか、私はよく考えていただきたいと思います。私の仲間でNPOの介護をやっている方が、二十五年前にこの席に立って何を申し上げたか。団塊の世代が多く担っています、その人たちがいなくなったら大変なことになるから、そこを考えておいてほしいとはっきり今から四半世紀前に申し上げた、その記録があるはずです。何をしてくださったでしょうか。正直申し上げて、制度として介護職員を大切にしてこなかったと私は申し上げたいと思っています。

効率化を言われますけれども、ロボットが何かを教えてくれても、夜勤で一人しかフロアにいないとき、あちらの方の排せつ介助に入っていて、向こうが立ち上がったよといったって、誰が飛んでいくんですか。そういう状況を無視してひたすら効率化を言うような職場に、誰が来たいでしょうか。効率化は分かります。できることはするべきだと思いますが、過剰な効率化というものが現場を苦しめている。

そして、外国人労働者の問題です。私のところは在宅中心ですので、今のところまだ対応していないんですけれども、多くの現場で非常にいい介護もしてくださっていますが、昨今の状況の中でつらい思いをしていらっしゃいます。怖いというふうな話を、非常に差別的な発言が聞こえる中でこの国で働くということ、是非、そこも含めて考えていただきたいというふうに思います。

これがきちんとされない限り、もう介護保険はあと数年、特に在宅現場は数年でなくなるでしょう。私どももお断りすることが増えてまいりました。お断りして、ほかのところの事業所が受けてもらえる状況ではありません。もう介護保険があってもサービスはない状況です。一刻も早く、処遇改善その他の対応をしていただきたいと思います。

ありがとうございました。

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