原油から日本の国内でナフサを作っているのは三九%だった、中東から入れているナフサが四〇%、韓国を含めてほかの国から調達しているのは二〇%、こういう説明は受けました。この四〇、二〇が入ってこなければ日本の国内にある原油を精製していくしかないので、それは過去にも質問しましたけれども。
中東から来ているのは、中間ぐらいの原油の質というんですか、重質なのか軽質なのかといったら、中間ぐらい。それに合わせたようなコンビナートの造り方をしているから、違うところの重質のやつを持ってきてもそれは対応できない。じゃ、どうするのと聞いたら、混ぜてやるしかないんだと。そういうことをやるわけですよね。だから、そこの発想でいいんじゃないかと思うんですね。軽質のものをどんどん入れるんだったら、じゃ、今ある原油と混ぜればいいじゃないのと。まあ、一日何十万キロリットルも使うわけだから、それは簡単にはいかないと思うんですけれども。
じゃ、一か月分がいいのか、二か月分がいいのかですね。プラスですよ、今の二百五十日分プラス三十日なのか六十日なのか。そこのところは、落ち着いてから考えるんじゃなくて、やはり今考えるしかないし、今二百日分しかないということになってホルムズがまた止まったという話になれば、どこかから調達しなければ、来年の三月までは調達できたとしても、その先はどうするというのは、必ずまた同じような議論になってしまうと思うんです。そこのところを。
あとは、お金を出すばかりじゃなくて、棚卸資産でやるんだったら、そこのうち、税金のかけ方だと思うんですね。棚卸資産に税金をかけるだけじゃなくて、揮発してしまうんだったら、そこは、物が変わらないというんだったらいいけれども、じゃ、減価償却という考え方をそこに入れてもらってもいいんじゃないかということです。例えば、一億円分の原油がありました、ナフサでもいいです、それで、揮発性が高いからといって、日数がたてばたつほど揮発しちゃうというのであれば、誰のせいでもないよね、元々のものがそうなんだから。だったら、建物を建てるとか機械装置を使うのと同じように、減価償却という概念をそこに入れれば、その部分は経費で落としてもらう。
そういったことも踏まえて、ミックスで、物理的なものと、やはり制度上の中でストックできるようなものも併せて考えて。
答弁する方はいつも、連携を取る、連携を取る、緻密な連携を取るというふうに答弁されるんだよね。じゃ、財務省だどこだといって必要なところと連携を取って、いい案をやはり出すしかないんじゃないかなというふうに思います。だから、くどいようですけれども、スケジュール感が大事だと思います。
例えば、前にも質問した、アドブルーというのがない、ないというのが五年ぐらい前に大騒ぎになったんですけれども、いつの間にかアドブルーがないと言わなくなっちゃった。今回もちょっと、目減りというより調達困難だ。じゃ、エンジンオイルはどうする、ブレーキオイルはどうする、シンナー、ラッカーばかりじゃなくて。中には、車は車検制度がありますから、まあ、車検を通るときはブレーキオイルを交換しなくてもいいんですけれども、いつか交換しなくちゃいけない。そういう制度が別の省庁であるわけですね。でも、物がなければ、エンジンオイルも交換できません、ブレーキオイルも交換できません。じゃ、事故が起きたときに誰が責任を取るのかという話になりますよね。
だから、もう一度やはり精査していただいて、じゃ誰が持つのかというのは、これは議論が必要になると思うんです。例えば、レアメタル、レアアースは、国の外郭団体が責任を持ってそれをストックしてあるわけですね。どのぐらいストックしてあるのかというと、日本がある物質を持っています、どのぐらい持っていますというのを公表しちゃうと値段が乱高下をするからオープンにできません。でも、ストックしているんですよね。
この間も地元を回ったら、金型の仕事をやっている製造業者さんなんですけれども、金型を作るのにタングステンが必要なんだそうです。硬度を出すためだと思うんです。中国がもう出しませんよと言われちゃったら、さあ慌てて品薄だ品薄だという話になるわけです。それは前にも止められたときがあったんだから、十年もうちょっと前に、なぜ、この十年間、そういうことが起こり得るだろうということで国が責任を持って国家備蓄みたいなものを増やすということをしなかったのかということです。
それは、ストックしておけば経費がかかりますよ。去年の米と一緒です。去年、決算委員長をやらせてもらっているときに、資料をずっとひっくり返して見たら、米も含めて大豆とトウモロコシで約八百億円のストックがあって、それを保管するだけで三百四十四億円の金をかけているんですよね。それだけかけちゃっている。それで五年分の米を百万トンストックしていた、それを去年放出したわけですけれども。
それと同じような発想で、経済安全保障というふうに大上段で構えるんだったら、今回の件を契機に、原油ばかりじゃなくて、レアメタル、レアアースもそうだろうし、あとはベースメタル。銅線が高止まりしちゃって、どこに行っちゃっているのかというぐらい、高い値段で取引しています。だから盗難に遭うわけですよね。じゃ、どうするといったら、銅線じゃなくてアルミに換えた方がいいんじゃないかと言い始めましたよね。それがイノベーションにつながっていくかもしれませんけれども。そういったものを、やはり、石油製品だけじゃなくて、今回の産業政策全般をつかさどっている経産省であれば、そこのところを、違う鉱物も含めて一回見直しをかけて、ストックするものはストックしていく、新たに調達する先は、民間任せばかりじゃなくて、国がいざというときには出ていくぐらいな道筋をつけていくべきだと思うんですけれども、再度お尋ねしたいと思います。
128
工藤彰三(自民)
休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。鈴木義弘君。
この発言のページ
129
鈴木義弘(国民)
最後の質問になるかもしれませんが、よろしくお願いしたいと思います。
国民民主党の鈴木義弘です。
今日、前任の方も中東の関係の話があったと思うんですが、何回かこの委員会でも質問に立たせてもらったんですけれども、また何かきな臭くなってきたなというのが正直な話なんですね。
それで、原油の放出だとか、ナフサの調達、シンナー製造業者から直接の販売ルートの確立、民間備蓄の必要性、情報発信等を、対策を取られていると思います。
私も、手前みそですけれども、幾つか御提案した中で、民間備蓄も必要じゃないかというのが、二か月ぐらい前にお話ししたかなというふうに思います…
この発言のページ
130
赤澤亮正(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
いつもながら示唆に富む大変重要な御質問をいただいたと思います。
まず、フローとストックの話は大変重要で、国家備蓄については、これは一度ためたら基本的に置いておく、民間については、フローというかローリングストックになっているということであります。その組合せの妙で、私自身は割とうまくできた制度だと思うところもあります。
一方で、おっしゃるとおりで、備蓄は多ければ多いほど、いざというときはいいんですけれども、まさに経済原理に基づくと、大手企業は、極力在庫とかはなしにして、必要なときに持ってこいと。コスト的には一番それがいいということだと思うので、要はバラン…
この発言のページ
- (上の発言)
131
鈴木義弘(国民)
原油から日本の国内でナフサを作っているのは三九%だった、中東から入れているナフサが四〇%、韓国を含めてほかの国から調達しているのは二〇%、こういう説明は受けました。この四〇、二〇が入ってこなければ日本の国内にある原油を精製していくしかないので、それは過去にも質問しましたけれども。
中東から来ているのは、中間ぐらいの原油の質というんですか、重質なのか軽質なのかといったら、中間ぐらい。それに合わせたようなコンビナートの造り方をしているから、違うところの重質のやつを持ってきてもそれは対応できない。じゃ、どうするのと聞いたら、混ぜてやるしかないんだと。そういうことをやるわけですよね。だから、そこの発想でいいんじゃないかと思うんですね。軽質のものをどんどん入れるんだったら、じゃ、今ある原油と混ぜればいいじゃないのと。まあ、一日何十万キロリットルも使うわけだから、それは簡単にはいかないと思うんですけれども。
じゃ、一か月分がいいのか、二か月分がいいのかですね。プラスですよ、今の二百五十日分プラス三十日なのか六十日なのか。そこのところは、落ち着いてから考えるんじゃなくて、やはり今考えるしかないし、今二百日分しかないということになってホルムズがまた止まったという話になれば、どこかから調達しなければ、来年の三月までは調達できたとしても、その先はどうするというのは、必ずまた同じような議論になってしまうと思うんです。そこのところを。
あとは、お金を出すばかりじゃなくて、棚卸資産でやるんだったら、そこのうち、税金のかけ方だと思うんですね。棚卸資産に税金をかけるだけじゃなくて、揮発してしまうんだったら、そこは、物が変わらないというんだったらいいけれども、じゃ、減価償却という考え方をそこに入れてもらってもいいんじゃないかということです。例えば、一億円分の原油がありました、ナフサでもいいです、それで、揮発性が高いからといって、日数がたてばたつほど揮発しちゃうというのであれば、誰のせいでもないよね、元々のものがそうなんだから。だったら、建物を建てるとか機械装置を使うのと同じように、減価償却という概念をそこに入れれば、その部分は経費で落としてもらう。
そういったことも踏まえて、ミックスで、物理的なものと、やはり制度上の中でストックできるようなものも併せて考えて。
答弁する方はいつも、連携を取る、連携を取る、緻密な連携を取るというふうに答弁されるんだよね。じゃ、財務省だどこだといって必要なところと連携を取って、いい案をやはり出すしかないんじゃないかなというふうに思います。だから、くどいようですけれども、スケジュール感が大事だと思います。
例えば、前にも質問した、アドブルーというのがない、ないというのが五年ぐらい前に大騒ぎになったんですけれども、いつの間にかアドブルーがないと言わなくなっちゃった。今回もちょっと、目減りというより調達困難だ。じゃ、エンジンオイルはどうする、ブレーキオイルはどうする、シンナー、ラッカーばかりじゃなくて。中には、車は車検制度がありますから、まあ、車検を通るときはブレーキオイルを交換しなくてもいいんですけれども、いつか交換しなくちゃいけない。そういう制度が別の省庁であるわけですね。でも、物がなければ、エンジンオイルも交換できません、ブレーキオイルも交換できません。じゃ、事故が起きたときに誰が責任を取るのかという話になりますよね。
だから、もう一度やはり精査していただいて、じゃ誰が持つのかというのは、これは議論が必要になると思うんです。例えば、レアメタル、レアアースは、国の外郭団体が責任を持ってそれをストックしてあるわけですね。どのぐらいストックしてあるのかというと、日本がある物質を持っています、どのぐらい持っていますというのを公表しちゃうと値段が乱高下をするからオープンにできません。でも、ストックしているんですよね。
この間も地元を回ったら、金型の仕事をやっている製造業者さんなんですけれども、金型を作るのにタングステンが必要なんだそうです。硬度を出すためだと思うんです。中国がもう出しませんよと言われちゃったら、さあ慌てて品薄だ品薄だという話になるわけです。それは前にも止められたときがあったんだから、十年もうちょっと前に、なぜ、この十年間、そういうことが起こり得るだろうということで国が責任を持って国家備蓄みたいなものを増やすということをしなかったのかということです。
それは、ストックしておけば経費がかかりますよ。去年の米と一緒です。去年、決算委員長をやらせてもらっているときに、資料をずっとひっくり返して見たら、米も含めて大豆とトウモロコシで約八百億円のストックがあって、それを保管するだけで三百四十四億円の金をかけているんですよね。それだけかけちゃっている。それで五年分の米を百万トンストックしていた、それを去年放出したわけですけれども。
それと同じような発想で、経済安全保障というふうに大上段で構えるんだったら、今回の件を契機に、原油ばかりじゃなくて、レアメタル、レアアースもそうだろうし、あとはベースメタル。銅線が高止まりしちゃって、どこに行っちゃっているのかというぐらい、高い値段で取引しています。だから盗難に遭うわけですよね。じゃ、どうするといったら、銅線じゃなくてアルミに換えた方がいいんじゃないかと言い始めましたよね。それがイノベーションにつながっていくかもしれませんけれども。そういったものを、やはり、石油製品だけじゃなくて、今回の産業政策全般をつかさどっている経産省であれば、そこのところを、違う鉱物も含めて一回見直しをかけて、ストックするものはストックしていく、新たに調達する先は、民間任せばかりじゃなくて、国がいざというときには出ていくぐらいな道筋をつけていくべきだと思うんですけれども、再度お尋ねしたいと思います。
132
赤澤亮正(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
まず、ちょっと国民の安心に関わる部分なので、一つだけ申し上げておきたかったのは、委員が先ほど来年の三月までもつというおっしゃり方をしたんですが、原油について言うと、二〇二八年の三月末まで我々は代替調達が整っているのでということで、正確に言うと再来年の三月ということは、これは今、記録のためにもちょっと申し上げておきたいと思います。それが一点です。
それから、これもちょっと客観的な事実から申し上げますと、我が国は、先進国の中で、民間の重要鉱物の備蓄、JOGMECがやっているわけですけれども、これを一九八三年からやっている、本当にほぼ唯一の国であります。韓国…
この発言のページ
133
鈴木義弘(国民)
なかなか、国民に理解を得られるのには、やはり見える化というのが、どこまで見える化させるかというのはあるんですけれども、それが必要だと思います。それが不安を払拭することで安心して仕事ができるし製品も作れるということを常に念頭に考えてもらって、いざ何か起きたときにどうするじゃなくて、いざ何か起きるときに備えていくということが大事なんだと思います。是非、今後の検討を、どういう方向でやるかというのが分かった段階でまたお知らせいただきたいというふうに思います。
毎回毎回AIの話をしていくんですけれども、どうしてもやはり、私、十年前からAIの質問をしてきたんですけ…
この発言のページ
134恒恒藤晃内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官
お答えいたします。
御指摘のとおり、昨今のAIをめぐる技術革新は、生産性の向上や労働力不足の解消など、様々なメリットをもたらすということが期待される一方で、様々なリスクも存在するということは認識してございます。
これに対応するため、昨年五月に成立したAI法におきましては、イノベーションの促進とリスク対応の両立を理念として掲げまして、イノベーションを阻害する過剰な規制は避けつつ、リスク対応のための措置を講じるとされたところでございます。
具体的には、そのAI法におきましては、AIの開発、利用の適正性の確保を図るため、AIを開発、提供する者が配慮すべき…
この発言のページ