民間金融機関の査定が入るということでありますので、特にリスクが高いからということで国がそのリスクを負うという制度措置は今のところ大規模電源については考えていない、真っ当に金融機関の査定を通った長期電源に対して投資をしっかりやっていくことを支援するという枠組みだというお話をいただきましたけれども、それはそれで一つの考え方なので尊重しますが。
政府の大方針としては、電力の安定供給と、そして今後の需要予測に対する十分な電源の確保ということがあると思いますが、個別の企業は、国が考えているような、非常に悪い言い方をすると、日本全体の電力が足りていても足りていなくても、個社の事情には関係ないといいますか、それはほかの社が造ってくれればいいですよねという経営判断もあり得るわけであります。
となると、この制度ですと、元々投資予定なんだけれども資金の量的な部分が足りなくてなかなか踏み切れないところの促進にはつながると思うんですけれども、現時点の計画以上に国が思うような投資を確保していくという民間事業者のインセンティブは、私は十分ではないんじゃないかなということも感じるわけであります。
これはまた部長に御答弁いただきたいと思いますが、国全体の電源確保と安定供給のために、民間事業者の判断を更に投資に振り向けていくということについて、融資制度に加えたインセンティブ措置というのはどのように考えているでしょうか。
33久久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長
今委員から御指摘いただいた理解で結構でございます。
この発言のページ
34
山岡達丸(中道)
是非、結果的にきちんとデータセンターというのをこの日本国内に、アジア各地、どこで投資するかという判断をしている事業者もいるわけでありますけれども、やはり日本でしっかりとその需要を取り込んでいくという中で、その整備がしっかりと進むような、系統整備が進むような運用をしていただきたい、このことも併せて申し上げさせていただきます。
今のに関連して伺いますが、逆に言いますと、大型電源、大規模電源、このことについても貸付けの制度があるわけでありますが、これはあくまでも民間金融機関との協調融資と財政投融資を活用した貸付けのみを現時点で念頭に置いている、この理解でよい…
この発言のページ
35久久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長
お答え申し上げます。
大規模電源への投資につきましては、現時点において、本法案で措置する発電設備の整備への貸付け、これにつきましては財政投融資を原資として行うということを想定してございます。
この発言のページ
- (上の発言)
36
山岡達丸(中道)
民間金融機関の査定が入るということでありますので、特にリスクが高いからということで国がそのリスクを負うという制度措置は今のところ大規模電源については考えていない、真っ当に金融機関の査定を通った長期電源に対して投資をしっかりやっていくことを支援するという枠組みだというお話をいただきましたけれども、それはそれで一つの考え方なので尊重しますが。
政府の大方針としては、電力の安定供給と、そして今後の需要予測に対する十分な電源の確保ということがあると思いますが、個別の企業は、国が考えているような、非常に悪い言い方をすると、日本全体の電力が足りていても足りていなくても、個社の事情には関係ないといいますか、それはほかの社が造ってくれればいいですよねという経営判断もあり得るわけであります。
となると、この制度ですと、元々投資予定なんだけれども資金の量的な部分が足りなくてなかなか踏み切れないところの促進にはつながると思うんですけれども、現時点の計画以上に国が思うような投資を確保していくという民間事業者のインセンティブは、私は十分ではないんじゃないかなということも感じるわけであります。
これはまた部長に御答弁いただきたいと思いますが、国全体の電源確保と安定供給のために、民間事業者の判断を更に投資に振り向けていくということについて、融資制度に加えたインセンティブ措置というのはどのように考えているでしょうか。
37久久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長
お答え申し上げます。
電力システム改革以降、長期的な投資回収の予見可能性が低下する中で、特に脱炭素化を進めていく上でも必要となる大規模電源への投資が停滞しないように、今委員からまさに御指摘いただいたような、投資へのインセンティブが働くような事業環境整備を行う必要があるというふうに考えております。
こうした認識の下で、政府といたしましては、脱炭素電源の投資回収の予見性を確保し、新規投資を促すための制度であります長期脱炭素電源オークションを二〇二三年度から開始し、既に三回の入札を実施してきております。
本制度では、脱炭素電源を対象に電源種混合の入札を実…
この発言のページ
38
山岡達丸(中道)
そうすると、一言でお答えいただきたいんですけれども、脱炭素オークション、いわゆる容量市場の類型で長期投資を促していこうという仕組みはこれまでつくったわけでありますが、それと融資の制度は両立するという考え方だということで、同時に使えるということでよろしいのか、お答えいただけますか。
この発言のページ
39久久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長
お答え申し上げます。
まさに御指摘いただきましたとおり、長期脱炭素オークションを始めとする事業環境整備の取組と、民間金融を補完し、投資段階における資金調達を支援する本貸付制度、これは両輪として大規模な脱炭素電源への投資を促進してまいりたいと考えてございます。
この発言のページ