丸川珠代 (自由民主党)

2026年5月27日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 29 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 209 発言)

自由民主党の丸川珠代でございます。

衆議院に来て、経済産業委員会で初めて質問させていただきます。今日は、大臣が参議院の方にいらっしゃっているということで、副大臣に御対応いただくのかなと思っております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

まず、ちょっと、法案審議に入る前に、石油そしてナフサ関連製品の目詰まりの問題についてお伺いしたいと思います。

週末、地元を歩いておりますと、やはり、塗料がない、エンジンオイルが入らない、ポリ容器が届かないなど、供給の不足や遅延を訴える声というのをほぼ例外なく耳にいたします。

経済産業省は、五月二十一日の中東情勢に関する関係閣僚会議で、主な石油関連製品の供給状況を示してくださいました。シンナー、塗料、印刷インキ、塩ビ管、潤滑油、いずれも出荷量、生産量共に前年同月を上回っているというデータでございまして、前年並み以上に製品が出荷されているのであれば、入手できないのは恐らく流通の過程のどこかで詰まっているんだろうということが国民にも共有されますので、こういうデータの公開というのはとても意義があると思います。是非、引き続き、国民の皆様の理解に資する情報発信、根気強く繰り返していただきまして、不信、不安の払拭に努めていただきたいと御要望申し上げます。

他方、価格形成に関する情報というのはまだまだ十分ではないなと感じております。この四月というのは年度初めで、例えば運送業で使う梱包材であったり、スーパーで使う食品トレー、ラップフィルム、こうしたものの取引価格の見直しのタイミングになっておりますが、この四月の値上げというのは昨年までのインフレの中での値上げのペースと明らかに値上げ幅が違う、値上げ幅で比較すると倍、あるいは物によっては数倍という形で、価格で比較すると三〇%から七〇%弱の値上げというような話も聞きました。

お手元の資料をちょっと御覧いただきたいのですが、これはナフサの輸入価格の推移を示したものです。足下、二〇二六年に入ってからの値上がりというのは、確かに値上がりをしておりますけれども、これまでの価格の推移から見ると、まだまだ高値圏に入っているということではないという状況がございます。

この数字は、ちなみに、財務省の貿易統計の揮発油の価格を輸入量で割ってキロリットル当たりの価格に直してもらったものを各月ごとにグラフにしたものですが、まだまだ高値というには幅があるという状況の中で、四月から昨年に比べても大きく値上がりするということについては疑念あるいは不信を持つ方というのも決して少なくありません。

この四月の価格改定が、仮に今まで経済産業省が推進をしてきた中小企業の価格転嫁が進んだ結果であるのであれば、これはこれで国民の皆様、事業者の皆様にもよく理解を得なければいけません。価格をむしろ維持するという方向で、最終的に、今度、価格転嫁は消費者の皆さんが受け止めますので、消費者の皆様にも御理解をいただきながら、経済的に厳しい皆様、そうした最終消費者への支援が必要かどうかということも検討しなければいけないと思います。

あるいは、今までの目詰まりの解消にもかかわらず、なかなかまだ目詰まっているところがあり、また、過剰な発注が混乱を引き起こしているというようなことを関係閣僚会議でもお話がございましたけれども、ナフサという原料から最終製品に至るまでのところどころの、生産能力も含めた目詰まりというようなものがあって、一時的に需要に追いついていないという状況が価格を引き上げているのであれば、最終的には価格も量も落ち着く可能性があるなという見通しを持つことができます。

いずれにしても、価格についての理解というのは、こういう国民の混乱を避けて、また、事業者さんが見通しを持って事業をしていく上で非常に重要でありますので、是非、価格形成に関して一定の理解が得られるような情報の発信をしていただきたいと思います。

そして、経済産業省では、自ら推進してきた価格転嫁の取組や、あるいは足下のナフサの輸入価格が、例えばですが、梱包材や食品トレーの価格にどのような影響をもたらしているとお考えでしょうか。

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