向井康二公正取引委員会事務総局官房審議官

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 134 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 208 発言)

お答えいたします。

公正取引委員会では、知的財産権、ノウハウ、データを対象といたしまして、独禁法で禁止しております優越的地位の濫用行為等に該当し得る取引の実態を確認するべく実態調査を実施しておりまして、その結果を本年三月に公表したところでございます。

本実態調査では、大規模なアンケート調査を実施しておりますし、そのほか、ヒアリング、事業者や事業者団体からお話を聞いておりまして、実際に確認された事例につきまして、それを類型化した上で独禁法の考え方を取りまとめたものでございます。

そして、過去の知的財産権の取引に関する調査の状況でございますが、令和元年六月に報告書を公表しております、製造業者のノウハウ、知的財産権を対象とした優越的地位の濫用行為等に関する実態調査、そして、令和二年十一月でございますが、こちらはスタートアップの取引慣行に関する実態調査、そういうものも行っておりまして、公表しておるところでございます。今回、本年三月に公表した実態調査は幅広い業種を対象にしたものでございまして、業種横断的に調査を実施したものでございます。

調査報告書で指摘しておりますような問題事例、そういうものが増加傾向にあるのかどうかということについては必ずしも明らかではないわけでございますが、このような行為が問題といたしまして未然防止を図りたいという観点から、公正取引委員会と中小企業庁及び特許庁の連名で、知的財産権、ノウハウ、データの適切な取引のための優越的地位の濫用等に関する指針、いわゆる知財取引指針の原案、こちらを公表いたしまして、パブリックコメントに付したところでございます。

公正取引委員会としては、まずパブリックコメントで提出された意見を踏まえまして指針の最終版の公表に向けた作業を進めまして、それにつきまして指針が取りまとめられますと、周知、広報、法執行での活用を考えていきたいというふうに考えてございます。

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