NHKは放送事業者でございますけれども、AIという観点から見ますとAIを利用する立場にございます。一方で、AIに学習させ得るコンテンツの権利者でもございます。同時に、放送技術研究所を始めとしてAI開発を行う立場でもございます。これらを総合して考えてみますと、NHKが今後、AIとどのように関わっていくべきか、これは大事な課題でございまして、現在、今、検討の途上にあります。
その検討の一環として、NHK自身が保有するアーカイブコンテンツを学習させた大規模言語モデルの研究開発を既に始めてございます。NHKにおける業務高度化、効率化を目的として行っている開発ではございますが、外部機関が実施するニュース報道等に関する検定試験を用いた評価実験では、NHKのデータを学習させることで、大規模言語モデルが報道された事実に関して間違った回答をする割合が学習前と比較して大きく減少するといった成果が出てございます。こうしたことで、例えばNHKが使う生成AIについては自賄いすると、自分で開発するというふうな努力をちょっと続けてみるといったような方針に現在あります。
そうした観点も含めて、今後のことでございますけれども、NHKのアーカイブコンテンツがAI開発という観点からもやはり高品質で有用な日本語データであることが実証されるということであれば、今後はこのデータを日本のAIの質の向上にどうやって生かしていくかということを検討することになると思います。
今後、外部の事業者からAI開発のためにNHKが保有するアーカイブコンテンツを提供できないかといったような打診があった際の対応について、受信料で制作された知的財産というような価値をしっかり守っていくという考え方を前提に、どのような対応が可能か検討していきたいというふうに思ってございます。その上で、外部事業者がどのような目的でNHKが保有するコンテンツのAIへの使用を希望しているか、個別の案件ごとに検討した上で提供するかどうかを適切に判断していきたいというふうに思っております。
185笹笹野健内閣官房内閣審議官
沖縄県の住民避難につきましては、国民保護基本指針において国が特段の配慮をすることが必要とされているため、政府としては沖縄県の取組を積極的に支援しております。
現在は、先島諸島については広域避難、沖縄本島については屋内避難という訓練上の想定を置いて検討しておりますが、これは先島五市町村の意向、輸送手段の確保など避難の困難性がより高いことから、沖縄県、先島五市町村と協議し、まずは先島諸島の避難について優先的に検討することとなったものでございます。
沖縄県におきましても、まずは先島諸島の避難について検討し、その成果を踏まえて沖縄本島を含む県全体の避難の在り…
この発言のページ
186
伊波洋一政府参考人など
もう時間来ましたから、また引き続き継続しますけれども、訓練という名でやっておりますけれども、最終的には、これは今、実際は国民保護計画になるための基本作りですよね、細かく。しかし、それで本当に足りるかということについては今後更に質問させていただきます。
この発言のページ
187
安野貴博政府参考人など
チームみらいの安野貴博でございます。
本日も御質問の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
まず第一に、人工知能の研究開発の促進に向けたNHKが持つアーカイブデータの利活用についてお伺いいたします。
政府が策定したAI基本計画の骨子案に、日本の文化、習慣等を踏まえた信頼できるAIという方針が盛り込まれました。しかし、この日本の文化、習慣等を踏まえた信頼できるAIをつくるための課題は、学習データの質、そして量でございます。現在、AI開発の現場では、良質な日本語データ、そして日本に関するデータが不足しております。AIが文章だけではなく音声や映…
この発言のページ
- (上の発言)
188稲稲葉延雄日本放送協会会長
NHKは放送事業者でございますけれども、AIという観点から見ますとAIを利用する立場にございます。一方で、AIに学習させ得るコンテンツの権利者でもございます。同時に、放送技術研究所を始めとしてAI開発を行う立場でもございます。これらを総合して考えてみますと、NHKが今後、AIとどのように関わっていくべきか、これは大事な課題でございまして、現在、今、検討の途上にあります。
その検討の一環として、NHK自身が保有するアーカイブコンテンツを学習させた大規模言語モデルの研究開発を既に始めてございます。NHKにおける業務高度化、効率化を目的として行っている開発ではございますが、外部機関が実施するニュース報道等に関する検定試験を用いた評価実験では、NHKのデータを学習させることで、大規模言語モデルが報道された事実に関して間違った回答をする割合が学習前と比較して大きく減少するといった成果が出てございます。こうしたことで、例えばNHKが使う生成AIについては自賄いすると、自分で開発するというふうな努力をちょっと続けてみるといったような方針に現在あります。
そうした観点も含めて、今後のことでございますけれども、NHKのアーカイブコンテンツがAI開発という観点からもやはり高品質で有用な日本語データであることが実証されるということであれば、今後はこのデータを日本のAIの質の向上にどうやって生かしていくかということを検討することになると思います。
今後、外部の事業者からAI開発のためにNHKが保有するアーカイブコンテンツを提供できないかといったような打診があった際の対応について、受信料で制作された知的財産というような価値をしっかり守っていくという考え方を前提に、どのような対応が可能か検討していきたいというふうに思ってございます。その上で、外部事業者がどのような目的でNHKが保有するコンテンツのAIへの使用を希望しているか、個別の案件ごとに検討した上で提供するかどうかを適切に判断していきたいというふうに思っております。
189
安野貴博政府参考人など
御回答いただきありがとうございます。
既にNHKの中では、アーカイブデータを活用することによって、より信頼できるAIを開発できるのではないかという示唆もあるというふうに伺いましたが、まさにそういったアーカイブデータが実際にいろんな信頼できるAIをつくることに対して役立っていくということは非常に重要なことと考えますので、是非検討の方を進めていただければと思っております。
次に、AIで情報収集する方への適切な情報の提供についてお伺いをいたします。
先ほどの質問はAIの学習段階の質問でございましたが、この二つ目の質問は、どちらかというと利用段階を主な焦点…
この発言のページ
190豊豊嶋基暢総務省情報流通行政局長
お答えをいたします。
NHKが具体的にどういう業務をしていくのかと、これもまた詳細が分からないということで、断定的に申し上げることというのは難しいんですけれども、一般論で申し上げますと、御質問のありました研究目的か否かにかかわらず、御指摘の提案があった例えばツール提供するような行為というのは、NHKの放送業務等に関連して行われる業務というふうに一般的には想定されるということから、放送法に抵触するものではないというふうに考えられます。
なお、実際にNHKがその放送番組等のデータを外部提供するか否かにつきましては、これはNHKが、先ほども答弁ございました…
この発言のページ
191
安野貴博政府参考人など
御答弁ありがとうございます。
放送法に一般論としては抵触しない可能性もあるというふうに認識をいたしました。
その上で、NHKの側で判断すべきことであると、やるかどうかを判断すべきことであるというところで、NHKにお伺いをいたします。
もし、法制度上の問題、これがクリアされるとするのであれば、NHKは、AIで情報収集する方への適切な情報提供も見据えて、企業が運営するAIサービスに対し、適切な対価、利用条件を設定した上で、NHKが保有する番組、ニュースなどの情報を提供するお考えはありますでしょうか、お考えをお聞かせください。
この発言のページ