急速な人口減少を始めといたします社会の変化、また、高等教育を取り巻く状況が変化をする中で、一人一人の多様な幸せと社会全体の豊かさの実現を核とした持続可能な活力ある社会を目指す必要があると考えております。
このような社会を実現をするためには、高等教育として、社会生活基盤を支え、地域の成長、発展を牽引する人材、世界最先端の分野やグローバルな競争環境で活躍する人材など、多様な人材を育成するとともに、イノベーションの創出等を通じて、知の総和を向上させる役割を果たすことが重要です。本年二月に取りまとめられた中央教育審議会の答申においても、これらの未来像や高等教育が目指す姿を位置づけているところであります。
また、一方で、これまでも指摘されておりますとおり、地域の経済社会を支えていくためのエッセンシャルワーカーをどういうふうに育てていくのか、そうしたことも極めて重要な観点だと思っております。
高等教育へのニーズの高まりなどによって、これまで約三十年にわたりまして大学進学率は上昇をしてまいりまして、二〇二四年度には御紹介のとおり五九・一%となり、教育機会の裾野は拡大してきたと考えております。
一方で、今後の急速な人口減少の進展によりまして、二〇四〇年には大学進学者数が約三割減少するということが予測されているところでありまして、高等教育全体の適正な規模の見直しを着実に進めていく必要があります。
その際、産業構造の変化に対応した新たな価値を創出する人材の育成など、社会や地域のニーズも踏まえたものとすること、また、質の高い高等教育へのアクセスを確保することを併せて実現をすることが重要であります。
このため、社会変化にも対応しつつ、理工、デジタル系人材や、地域を支える人材の育成を進めながら、再編統合等の推進も含め、高等教育全体の規模の適正化を図ってまいりたいと存じます。
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阿部司(維新)
ありがとうございます。
文理横断の教育ですとか、職業教育の重要性についてしっかり御理解をいただけているものと思います。
続きましての質問で、今の問題意識にも基づいて具体的な制度設計を行っていく必要があろうかと思います。
我が党でも、先日発表いたしました高校教育改革に関するグランドデザイン二〇四〇でも、例えば、遠隔教育や通信学習の抜本的な充実ですとか、あとは単位制の拡張なんかも取り入れていくべき、そうしたことを盛り込んでいるわけなんですけれども、政府のグランドデザインにおきましても、遠隔教育、通信学習の抜本的充実、学校間の単位互換推進、習熟度別授業選…
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松本洋平(自民)文部科学大臣
生徒の多様な学習ニーズに応じた質の高い学びを実現することは、大変重要なことだと考えているところであります。
本年二月に取りまとめをいたしました中央教育審議会の高等学校教育の在り方ワーキンググループの審議まとめにおきましても、学校間連携や遠隔授業の推進による学びの機会の充実、学年による教育課程の区分を設けない単位制への移行の在り方の調査研究の実施などについて示されているところであります。
いわゆる高校無償化については、三党合意におきまして、高校教育改革に関するグランドデザイン二〇四〇(仮称)を今年度中に提示することとなっております。
文部科学省として…
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阿部司(維新)
御答弁ありがとうございました。
先ほど申し上げました方向性と文科省も同じだと理解をいたしましたので、是非こうした、先ほど申し上げた施策を明確に位置づけていただきたいと思います。
続きまして、大学改革について質問をしてまいりたいと思います。
我が国の大学進学率は約五八%に達しました。数字だけを見れば、高等教育の普及が進んでいるように見えます。しかしながら、国際比較をしますと興味深い事実が浮かび上がってまいります。
ドイツやスイスといった国々は、日本と比べて高等教育修了者の割合が低い水準にとどまっております。ところが、両国とも高度な職業教育ですとかデ…
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- (上の発言)
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松本洋平(自民)文部科学大臣
急速な人口減少を始めといたします社会の変化、また、高等教育を取り巻く状況が変化をする中で、一人一人の多様な幸せと社会全体の豊かさの実現を核とした持続可能な活力ある社会を目指す必要があると考えております。
このような社会を実現をするためには、高等教育として、社会生活基盤を支え、地域の成長、発展を牽引する人材、世界最先端の分野やグローバルな競争環境で活躍する人材など、多様な人材を育成するとともに、イノベーションの創出等を通じて、知の総和を向上させる役割を果たすことが重要です。本年二月に取りまとめられた中央教育審議会の答申においても、これらの未来像や高等教育が目指す姿を位置づけているところであります。
また、一方で、これまでも指摘されておりますとおり、地域の経済社会を支えていくためのエッセンシャルワーカーをどういうふうに育てていくのか、そうしたことも極めて重要な観点だと思っております。
高等教育へのニーズの高まりなどによって、これまで約三十年にわたりまして大学進学率は上昇をしてまいりまして、二〇二四年度には御紹介のとおり五九・一%となり、教育機会の裾野は拡大してきたと考えております。
一方で、今後の急速な人口減少の進展によりまして、二〇四〇年には大学進学者数が約三割減少するということが予測されているところでありまして、高等教育全体の適正な規模の見直しを着実に進めていく必要があります。
その際、産業構造の変化に対応した新たな価値を創出する人材の育成など、社会や地域のニーズも踏まえたものとすること、また、質の高い高等教育へのアクセスを確保することを併せて実現をすることが重要であります。
このため、社会変化にも対応しつつ、理工、デジタル系人材や、地域を支える人材の育成を進めながら、再編統合等の推進も含め、高等教育全体の規模の適正化を図ってまいりたいと存じます。
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阿部司(維新)
ありがとうございます。
人口減少など社会情勢の変化も踏まえながら規模の適正化をしていくという御答弁をいただきました。
問題は、この適正化を具体的にどのように進めていくのかという点にあると思います。現在、私立大学の五割超が定員割れとなりまして、特に地方の私立文系大学の経営難が深刻化しております。一方で、日本の大学の世界ランキングは凋落し続けておりまして、国際競争力の低下も懸念されております。
この二つの課題は、実は根っこでつながっているのではないかと思います。我が国の大学生の多くが文系学部に在籍をしておりまして、理系人材の育成が十分に進んでいないとい…
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43合合田哲雄文部科学省高等教育局長
お答え申し上げます。
文部科学省におきましては、理工、デジタル系人材を増やすため、令和四年度第二次補正予算で創設した成長分野転換基金を活用し、成長分野への学部転換等に取り組む大学に対して支援を行ってきたところでございます。
ただ、先ほど先生からも御指摘をいただきましたとおり、二〇四〇年には社会産業構造が変化し、理工、デジタル分野の専門人材が圧倒的に不足することが見込まれる中で、我が国においては、高校、大学を通じて、理数科目から早々に離れてしまう状況がなお大きな課題であると認識をいたしております。
このような状況を改善するため、松本大臣の下にタスクフ…
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阿部司(維新)
しっかり転換を進めていくという御答弁でしたが、それだと私は不十分だと思うんです。
現在、定員割れが常態化した大学に対しましても私学助成が支給され続けております。これは、教育資源の、ちょっと浪費と言うと言い過ぎかもしれませんけれども、本来もっと戦略的に選択と集中を図っていくべき財源が改革意欲のない私立大学の延命にも使われているという状況なんじゃないのかなと懸念をしておるわけです。
真に必要なのは、理系転換への挑戦を支援するインセンティブと、改革意欲のない大学には私学助成を段階的にちょっと削っていく、削減していくというような、市場からの退出を促す、むちの…
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