坂勝浩農林水産省消費・安全局長

2025年12月18日・第219回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 82 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 165 発言)

お答え申し上げます。

家畜の診療や防疫に従事いたします産業動物獣医師は、地域の畜産業を支える重要な存在であると認識しております。その確保は非常に重要な課題であるというふうに考えております。

農林水産省といたしましては、産業動物獣医師の確保に向けまして、地域で産業動物獣医師として就職していただくことを条件といたしまして、獣医学科の学生さん等に対しまして修学資金を給付する取組、また、実際に都道府県の家畜保健衛生所で体験実習を行っていただくなどの獣医学科の学生の産業動物分野への関心を高める取組などに対する支援を行っているところでございます。

また、委員から御指摘いただきました産業動物に対する獣医学科の学生の認知度の向上に関する取組といたしまして、獣医系の大学との意見交換を踏まえまして、産業動物獣医師の業務の魅力に関する講義という枠に農林水産職員が大学に出向いて、その魅力について講義するという取組を実施しているところでございます。

引き続き、各都道府県とも連携しながら、産業動物獣医師の確保に努めてまいりたいと思っております。

また、続きまして、国家資格の点についてでございます。

産業動物の診療の対象となりますのは農場にいる家畜になりますので、通常は獣医師が単身で農場を訪れて診療を行うということになります。その際に、日頃から多数の飼養する家畜の健康状態を把握して、その取扱いに慣れていらっしゃる生産者の方が往診をサポートしている、そういう形態であると承知をしております。

獣医師が往診する際の取組といたしまして、地域によってはその移動時間が負担となっておりますことから、農林水産省といたしましては、遠隔診療による診療の効率化事例の普及を図るなどの適切な獣医療の提供体制の維持に努めているところでございます。

委員御指摘いただきました国家資格につきましては、診療形態、飼育者の関与の度合いなどが愛玩動物と大きく異なりますことから、解決すべき課題も多いと考えております。引き続き、獣医療現場の意見も聞きながら、慎重に見極めてまいりたいと考えております。

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