野田佳彦 (立憲民主党)

2025年8月4日・第218回国会 衆議院 予算委員会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 33 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 182 発言)

お互いに誠意を持って、年内に実施できるように汗をかいていきましょう。これはお約束していただいたと思います。

続いて、日米関税交渉についても、是非これもやり遂げていきたいという御意思をお話をされていましたが、私どもも、日米関税交渉、本当にこれは国難だなとずっと思ってまいりました。国難だと思うのは、やはり相手側が通常の通商ルールを守らない、セオリーに立っていない、そして機嫌を損ねると何をするか分からない極めて厄介な存在で、厄介な交渉だと思います。ですから、交渉は相当御苦労されているというふうに思います。実際に交渉が合意されたとしても、実体経済にはプラスの影響がないわけですので、そういうことなども含めて、私はまさに国難とも言うべき交渉だったというふうに思います。

ですから、最初から、これは足を引っ張るのではなくて、お尻をたたくということをずっと表現として申し上げてまいりました。何度かの与野党党首会談でも情報共有をさせていただいて、我々は、あえて政局にしようと思ったことは一度もありません。これからも基本的にはそうしたいと思っていますけれども、合意文書を作らないということについては、先ほどの担当大臣の御説明などもありましたけれども、これはすとんと落ちないですよね。だって、合意をしたという中で、自動車・自動車部品が一五%ですぐ実施されない、これは何でなんだと。

これは、ある種、手柄のように言っていたじゃないですか。従来は二・五%の関税だったものが、引き下げられたとしても一五%ですね、今の二七・五から。それだって六倍なんですよ、六倍。でも、六倍だったら、まだ経営計画、事業計画を練って対応しようという気持ちになった、一種の安堵感が出たかもしれないけれども、いつまで二七・五が続くか分からないんじゃ計画の練りようもないじゃありませんか。そして、二七・五もずっと続くんだったら、これは実体経済に大きな影響が出てきますよ。合意したはずなのに大統領署名がすぐされない、これがまずおかしいじゃありませんか。

加えて、私は、関税より投資ということを軸として交渉された、これは一つのやり方だったと思います。御苦労されたと思います。でも、その投資の中身も、アメリカ側のファクトシートだと、インベストメントとしか書いてないんです。出資じゃありませんか。日本側の解釈は、出資に融資に融資保証みたいなことを言っている。投資の解釈も違うでしょう。五千五百億ドルと書いてある。日本は最大と書いていますよね、最大。アメリカの文書はウィズオーバー、最低ですよ。最高と最低じゃ全然違うじゃありませんか。

やはり文書を作らないことのそごの方が今マイナスが大きいのではないかという懸念を持っています。何で文書を作らないんですか。お答えいただきたいと思います。

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