石川智久株式会社日本総合研究所調査部長・チーフエコノミスト・主席研究員

2025年2月19日・第217回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 66 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 93 発言)

ありがとうございます。

実は、トランプ大統領が誕生したときに実は同じことを我々のチームでも議論をしまして、じゃ、もしトランプ大統領が脱炭素をやめたときにどういうことが起こるのかということでこの公正な移行を捉え直してみたときに、トランプ大統領はやっぱりアメリカに雇用を戻すということをすごく言っているわけですね。ということは、やはりどんな政策をするにしても、きちんとした雇用を確保していく。それが、可能であれば、ディーセントワークというか、働きがいがあって、お給料もちゃんと生活できるようなお仕事を増やしていくということがどんな政策であれ必要ではないのかなと思っております。

我々が今日、公正な移行の話をしたときに、脱炭素というのは非常に重要な政策なんですけど、そのときにちょっと我慢するような政策であってはいけないと。やっぱり、きちんと経済成長とかディーセントワークをつくっていくということとうまく両立するような形でやっていくべきではないのかなという話を言いたいというのがありました。磐田先生のプレゼンの中にもあったとは思うんですけれども、やはりその幸福感というか納得感みたいのをきちんとやっていくというのはとても大事であって、それがないとうまくいかないというのは本当にそのとおりだとは私は思っております。

その予測の不可能性というところは本当にこのエネルギーは非常にありまして、昔は、電気が余ると言われた時代が昔あったはずなんですね、私が子供のときなんて。ところが、今は全然電気が足りていないわけです。それぐらいなかなか電気の予測が難しい。かつ、一人政治家が誕生、大きく存在感を発揮することによって見え方が変わるという意味では、やはりなかなかこの不透明感の中、どのような政策を取っていくのかは非常に難しいと思います。

そのときには、もう藤巻先生の前で言うのもあれですけれども、ポートフォリオ理論というのが非常に大事になってですね、やはりエネルギーミックスをきちんとうまくやっていく、一つのエネルギーに偏らないというのはすごく大事だと思います。

ですので、小型モジュール炉もあるでしょうし、普通の火力もあるでしょうし、普通の再生可能エネルギーとかも全部うまく組み合わせて、日本にとってその国益を最大化していく、そういったことが重要になっていくのではないのかなと思っております。

前後のやりとり

62の発言を見る

70の発言を見る