小宮山涼一東京大学大学院工学系研究科附属レジリエンス工学研究センター教授

2025年2月5日・第217回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 33 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 90 発言)

御質問いただきまして、ありがとうございます。

まず、使用済燃料に関してでございます。

まず、やはり今後、日本も原子力が今後再稼働していく。そうしたことも、展望も踏まえますと、やはり使用済燃料に関しては、まず貯蔵能力をやはりしっかり確保していくということが原子力を今後再稼働する上でも大変大事なポイントだと思っております。それがやや短期的、中期的な視点。それから、長期的な視点で使用済燃料を見たときは、やはり再処理をしっかりしていくということが大切なポイントかと思います。

再処理に関しましては、やはり使用済燃料に含まれているプルトニウムを再処理する。それから、やはり高速炉サイクルというような、長期的にそうしたものが実現すれば、廃棄物の毒性自体をかなり低減できると、また減容化もできる。やはり、原子力というのは、やはり発電だけではなくて使用済燃料とその再処理もトータルで考えるということが大変大事になってくると思います。

そうした点もやはり国民に広く理解をいただくということが大事だと思いますので、使用済燃料に関しましては、原子力の発電とやはりセットで広くコミュニケーションを引き続き取っていくということが大変大事だというふうに認識しております。

二点目のバイオマス、国産バイオマスに関してでございます。

恐らく、現在、輸入バイオマスがやはり主流になっているというお話、御意見賜りましたけれども、やはり国産のバイオマス、恐らく森林、林産バイオマス、国内で使う場合は、ポテンシャルとして、持続可能な形で使う場合は石油換算で恐らく二千五百万トンぐらい、日本の一次エネルギー供給に換算すると大体五%ぐらいがやはり最大限のポテンシャルかというふうに思っておりますので、国産の林産バイオマス使用することは、やはり最大限活用する視点というのは大事かと思いますけれども、やはり林産バイオマスに関しましてもポテンシャルについてはやっぱり上限があるということも一方で認識する必要があるかと思います。

そのほかにも、恐らく国産のバイオマスとして期待ありますのはやはり廃棄物、例えば生ごみであったり、そうした廃棄物を発酵させることでメタンが、いわゆる都市ガスが生産されます。日本の一部の地域、鹿児島県等では、やはり清掃工場の生ごみを有効活用して、それを都市ガスに供給している事業も行われております。そうした廃棄物を有効利用しながらやはり日本のエネルギーを、自給率を高めるという、まだその点、そうしたやはりまだまだ活用すべき日本の廃棄物であったり、バイオマス資源というのはまだまだ広くあるかと思いますので、そうしたものも最大限活用する視点というのも大事なポイントかというふうに認識しております。

御質問ありがとうございました。

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