谷口仁史認定特定非営利活動法人スチューデント・サポート・フェイス代表理事

2025年2月19日・第217回国会 参議院 国民生活・経済及び地方に関する調査会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 50 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 104 発言)

重要な御指摘ありがとうございます。

やはりこのアウトリーチの対象者の、データで出しましたように、実は六十数%は、過去に実は何らかの支援を受けて、それがうまくいっていない、こういう経験をしている当事者だったりします。となると、拒絶感も非常に強い。そういったところに入っていくときに、強引にアプローチするということはやっぱり決して避けなければいけない。また同じような被害を与えてしまう可能性がある。ここはもう前提なんですね。

となったとき、我々、あれだけの重層的なネットワークを構築をしていることの理由は何かといいますと、やはりその中で、過去、どういった人たちがどのように関わってくださって今の孤立が発生をしているのか、つまり、過去の同じ轍は踏まないという実は視点からまず入っていくんですね。

さらには、価値観のチャンネル合わせと呼んでいますが、やはり、一人一人全く心の中ってやっぱり違うわけです。そういう意味でいくと、まずは、本人が好きなことであるとか、興味、関心あること、そういったところも実際共有をして、まずはそこから実は価値観、感覚レベルで当事者理解を図って徹底的にやる。

例えば、オンラインゲームに依存している子はかなり増えていますが、それを見て、否定して、それが引きこもりの原因だからやめろよというアプローチが通用するかって、全く通用しないわけですよね。ならば、もうまずは最初、オンラインゲームの特性を利用して、二十四時間三百六十五日フルオープンですから、だったらそのインターネットの世界に入ってみて、彼らがその世界でどんな立ち回りしているんだ、どんなことを実現しようとしているんだ、どんなキャラを演じているんだ、そこまで徹底的に情報収集していくと、本当は本人が外の世界をどのように捉えているんだろうか、こういったことが実は見えてくるようになるんですね。そこで、オフ会と称して本人とアクセスをしてみたり、こういった様々な手段というのがアウトリーチ、入口は重要になってくるということであります。

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