相良祥之公益財団法人国際文化会館地経学研究所主任研究員

2025年2月26日・第217回国会 参議院 外交・安全保障に関する調査会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 85 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 90 発言)

非常に難しい問いですけれども、御案内のとおり、国際社会というのは、主権国家がそれぞれの常識とそれぞれの正義というものを持っているわけであります。

私は紛争地、スーダンですとかアフガニスタンでも短期間働いたことがありますけれども、戦闘を行っている当事者というのは、家族であったりとか親しい友人というのを亡くしていて、それに対する復讐というのが彼らにとっての正義になっているというところがございます。これは括弧付きの正義と言うべきかもしれませんけれども。

ただ、いずれにしても、そのような残酷なリアリズムを踏まえた上で、それでも、将来を見据えたときに子供たちにどういう未来を残したいんですかといった形でやはりこの希望を見せていくというのは非常に重要でありまして、実は日本がフィリピンのミンダナオでやっていた手法というのはそれでありまして、欧米の和平調停と加えて、日本がJICAによって、まさに職業訓練等ですね、そういったもので、開発で未来を見せることによって、希望のある未来に向けて銃を置こうといった平和構築の活動というのを日本はいろんなところでやってきておりますので、やっぱりそういった活動を引き続き伸ばしていくというのは重要だろうというふうには考えております。

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