ありがとうございます。
非常に難しく重い課題だと思いますし、先ほどの私の陳述の冒頭の話からさせていただきますと、これは恐らく会長の御専門ではないかなというふうに思ったりもするわけでございますけれども、恐らく、大国間の大戦争がなくなってくる可能性というのは恐らくあると思います。
ただ、そのなぜなくなるかというのは、なくなる可能性があるかということは国際関係における大きな課題でございまして、そこは、一つは法の支配による規範の確立という意見もあれば、また核兵器を含めた軍事力による相互抑止が戦争をなくすという説もございます。
この二つの説のどちらが正しいということは恐らくないんでしょうけれども、双方にはそれぞれ問題がございます。
国際法による法の支配というのは、恐らく国際組織であるとか規範による大国の行動の抑制ということを求めていくことになりますので、そうなってくると、パワーの関係においては、弱い国、今回でいえばグローバルサウスのような国が国力以上のパワーを国際法秩序の中で得てしまうという問題がございます。これは、大国間の不満をかき立てるに十分な条件でございます。それが恐らく一つ、破綻の要因になる可能性というのが恐らくあると思います。
もう一つは、軍事力による平和というのは本来的に不安定なものであることは言うまでもございません。核兵器がもし、過去、第二次世界大戦後の国際社会の安定に貢献したということがあるのであれば、若しくは核兵器を持つことによって国力以上のパワーを持つということが保障される、若しくはそういうふうに見られることが起きるのであれば、恐らく多くの国は核兵器を求めて、それによるディスプロポーショナルなとか、そういう言い方をしますけれども、その本来持つべき国力以上のパワーを持つために核に手を出す国というのが出てきてもおかしくありません。
すなわち、国際法においても、また軍事力を通じた平和においても、両方ともに様々な問題が出てくると思いますので、それを一気に解決する方策というのは、残念ながら私自身は回答というものは持ち合わせてございませんけれども、その国際法による支配、また軍事力により安定というものをいかにマネージしていくか、この緊張関係の中で我々は暮らしていかなければいけないのではないかなというふうに考えております。
61
猪口邦子(自民)
では、伊波洋一君。
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62
伊波洋一政府参考人など
沖縄の風の伊波洋一です。
今日は、御三名の参考人の皆さんのお話、大変いろいろ内容新しいものいっぱいあったので、聞かせていただきましたが、まず、御三名に一番最初に共通での質問をさせていただきたいと思います。
越智参考人が示した資料四の、このネタニヤフに対する支持あるいは協力、協力しないという図を見ますと、ヨーロッパも随分分かれていることになっているし、それから、ある意味でアジア、アフリカ、ラテンアメリカなどにやはり協力をする仕組みがちゃんとでき上がっていると。つまり、今のこの問題、今日の問題というのは、いわゆる国際法や国際人道法、そしてまた法の支配とい…
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63立立山良司防衛大学校名誉教授
大変難しい御質問をいただいたんですけれども、最初の御報告で申し上げましたとおり、中東というのは様々な不安定要因があります。国としての凝集力が弱いとか、国境の浸透性が高いとか、そういう意味で、どうしても、国家間戦争ではないにせよ一定の暴力が起きてしまう、その暴力が、ハマスは国家ではありませんけれども、あれだけの甚大な被害をイスラエル側に引き起こすだけの力を持っている。あるいは、このガザ戦争中に起きたことですけれども、イエメンという国の中のフーシー派という武装勢力が前を通る船を船舶攻撃をして、日本の関係している船舶も拿捕され、乗組員が人質になりました。
こ…
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- (上の発言)
64佐佐藤丙午拓殖大学教授
ありがとうございます。
非常に難しく重い課題だと思いますし、先ほどの私の陳述の冒頭の話からさせていただきますと、これは恐らく会長の御専門ではないかなというふうに思ったりもするわけでございますけれども、恐らく、大国間の大戦争がなくなってくる可能性というのは恐らくあると思います。
ただ、そのなぜなくなるかというのは、なくなる可能性があるかということは国際関係における大きな課題でございまして、そこは、一つは法の支配による規範の確立という意見もあれば、また核兵器を含めた軍事力による相互抑止が戦争をなくすという説もございます。
この二つの説のどちらが正しいということは恐らくないんでしょうけれども、双方にはそれぞれ問題がございます。
国際法による法の支配というのは、恐らく国際組織であるとか規範による大国の行動の抑制ということを求めていくことになりますので、そうなってくると、パワーの関係においては、弱い国、今回でいえばグローバルサウスのような国が国力以上のパワーを国際法秩序の中で得てしまうという問題がございます。これは、大国間の不満をかき立てるに十分な条件でございます。それが恐らく一つ、破綻の要因になる可能性というのが恐らくあると思います。
もう一つは、軍事力による平和というのは本来的に不安定なものであることは言うまでもございません。核兵器がもし、過去、第二次世界大戦後の国際社会の安定に貢献したということがあるのであれば、若しくは核兵器を持つことによって国力以上のパワーを持つということが保障される、若しくはそういうふうに見られることが起きるのであれば、恐らく多くの国は核兵器を求めて、それによるディスプロポーショナルなとか、そういう言い方をしますけれども、その本来持つべき国力以上のパワーを持つために核に手を出す国というのが出てきてもおかしくありません。
すなわち、国際法においても、また軍事力を通じた平和においても、両方ともに様々な問題が出てくると思いますので、それを一気に解決する方策というのは、残念ながら私自身は回答というものは持ち合わせてございませんけれども、その国際法による支配、また軍事力により安定というものをいかにマネージしていくか、この緊張関係の中で我々は暮らしていかなければいけないのではないかなというふうに考えております。
65越越智萌立命館大学国際関係学部准教授
ありがとうございます。
お二人の参考人が言われたことに加えて言えることは何かと考えておりましたけれども、一つは、その戦争が持つ意味がどう変わっていくのかということですね。第二次世界大戦以降、特に冷戦下において、国とそれから反政府の武装組織、ないしは反政府武装組織同士の内戦というものが主流だったわけです。二十一世紀に入ってから、こういった国家間、ないし今の大規模な超大国が関わるような戦争というものを見るようになって、多くの人、特に若い人たちは国際社会は危険になっているんじゃないかというふうに考える人が増えていると思います。
ただ一方で、こういったことよ…
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66
伊波洋一政府参考人など
どうもありがとうございました。
時間のようです。
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67
猪口邦子(自民)
それでは、齊藤健一郎君。
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