ありがとうございます。
今おっしゃられたように、私たちも大学で教えていて逆に教えられるということ、多々あることでございますね。
農業の場合の教える、教えられるという関係は、どちらかというと、これまでやはり技術移転ということで考えてきていたので、やっぱり伝えるということを重視してきていたんですね。そうではなくて、強調してまいりましたが、その最初の段階から、アジェンダを作っていくところから一緒にやるということになっていくとすると、そうすると、教えるつもりだったところが、例えば地元の資源をどうやって使うかということを考えるときに、やっぱり知恵を使っていくということを日本の指導者が学ぶわけですよね。そういう同じようなことが、逆に日本に指導者が来て日本の農業を学べば、例えばどうやって近代化をしてきたかとか機械化を進めてきたかとかいうところを学ぶことができる。その場合に、村というか社会の中でどんなふうな環境をつくってきたかとかということが学び合うこともできるので、そういうやっぱり相互に学び合う仕組み、先ほど申し上げましたけど、そういう場をできるだけつくっていく、ネットワークを強化していくということが大事だろうというふうに思っています。
なかなか実現できていないんですが、日本の農協観光さんにそういうアフリカツアーを組んでみたらどうかということを言っているんですけれども、そうしたら、若者は無理ですけど、まあ中高、高年かな、やっぱり、まあ五十歳以上だと、かつてあった日本の村というのをアフリカで見付けることができるような気がしていて、そういう、ちゃんと学び合うということと同時に、観光というようなことを含めてもやっていってもいいんじゃないかというふうに思っています。
それから、農民の学校ということでいうと、今世界で広がっているアグロエコロジーという考え方を広げていくことが大事かなと思っておりまして、逆に、日本の農民はアグロエコロジー、日本の農業指導者もそうですが、アグロエコロジーというのをほとんど理解していません。そこを、今アフリカではかなり急速に広がりつつありますから、そういうことを学び合う場をつくっていくということも大事なのかなというふうに思っております。
以上です。
37高高橋基樹京都大学名誉教授/神戸大学名誉教授
恐れ入ります。
ブレーンドレーン、頭脳流出という言葉がございます。我々の研究を進めていきますと、例えば日本やフランスで成功したアフリカ人がいる。その場合、それに連なってロールモデルができ上がって、彼らなり彼女たちの成功を目指すという若い人が続いていきますが、そのうちその方々は、日本やフランスに行っても仕方がないので、自分たちの国でビジネスをつくり、自分たちが養うという、これをブレーンゲインといいますが、こうした現象ができるまで人材を徹底的に増やしていくということが最終的には二〇五〇年あるいは二一〇〇年を目指してやっていくべきことで、今のアフリカは一〇%…
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38
下野六太(公明)
非常に参考になります。ありがとうございます。
三人の参考人の方に、小笠原参考人から池上参考人、高橋参考人の順番でお伺いしたいと思いますが、私は元教育者、教師でありまして、子供たちに教える、分かっていない子供に、分かっている子供、できている子供が教えると、実は一番学んでいるのは教えている方で、教えられている方よりも教えている方の方が学んでいるというようなことを目にしてきました。
政府対政府の、国対国のこの開発援助においてもそれに近いことが言えるのではないかというふうに思っています。助けているつもりが実は助けられているとか、そういった側面もあるのではない…
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39小小笠原由佳インパクト志向金融宣言事務局長代理
ありがとうございます。
本当に、おっしゃるとおり、自分と違う文化なり世界に触れていろんなことを見る、そこの違いを理解することでやはり学ぶことってすごいたくさんありますし、私も援助の現場におりましたけれども、本当にたくさんの学びがあったかというふうに思います。
多分、その援助という仕組みの中でそれを入れていくというのはもう少し組織的に何か工夫をする必要はもしかしたらあるかもしれないですけれども、今JICAさんでもかなりやっているいろいろな、地方で研修するとかそういったことで、恐らく現場の方々がすごくまた気付きがある。
これ、済みません、本当に私の個人…
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- (上の発言)
40池池上甲一近畿大学名誉教授
ありがとうございます。
今おっしゃられたように、私たちも大学で教えていて逆に教えられるということ、多々あることでございますね。
農業の場合の教える、教えられるという関係は、どちらかというと、これまでやはり技術移転ということで考えてきていたので、やっぱり伝えるということを重視してきていたんですね。そうではなくて、強調してまいりましたが、その最初の段階から、アジェンダを作っていくところから一緒にやるということになっていくとすると、そうすると、教えるつもりだったところが、例えば地元の資源をどうやって使うかということを考えるときに、やっぱり知恵を使っていくということを日本の指導者が学ぶわけですよね。そういう同じようなことが、逆に日本に指導者が来て日本の農業を学べば、例えばどうやって近代化をしてきたかとか機械化を進めてきたかとかいうところを学ぶことができる。その場合に、村というか社会の中でどんなふうな環境をつくってきたかとかということが学び合うこともできるので、そういうやっぱり相互に学び合う仕組み、先ほど申し上げましたけど、そういう場をできるだけつくっていく、ネットワークを強化していくということが大事だろうというふうに思っています。
なかなか実現できていないんですが、日本の農協観光さんにそういうアフリカツアーを組んでみたらどうかということを言っているんですけれども、そうしたら、若者は無理ですけど、まあ中高、高年かな、やっぱり、まあ五十歳以上だと、かつてあった日本の村というのをアフリカで見付けることができるような気がしていて、そういう、ちゃんと学び合うということと同時に、観光というようなことを含めてもやっていってもいいんじゃないかというふうに思っています。
それから、農民の学校ということでいうと、今世界で広がっているアグロエコロジーという考え方を広げていくことが大事かなと思っておりまして、逆に、日本の農民はアグロエコロジー、日本の農業指導者もそうですが、アグロエコロジーというのをほとんど理解していません。そこを、今アフリカではかなり急速に広がりつつありますから、そういうことを学び合う場をつくっていくということも大事なのかなというふうに思っております。
以上です。
41高高橋基樹京都大学名誉教授/神戸大学名誉教授
大変有り難い御質問いただきまして、ありがとうございました。
私も、アフリカ人の大学院生に指導をしていたりすると、私の方がたくさんのことを学んだりいたします。
東日本大震災のときに、多くのアフリカの国がお見舞いを送ってくれ、あるいは場合によっては支援をしてくれました。南アフリカのように強い力を持っている国は緊急援助隊を送ってくれたということがございます。日本の立場が変われば、我々はアフリカから支援を受ける国になるかもしれない。こういったことがあって、それは相身互いであるということを忘れてはいけないというふうに思います。
同時に、先生がおっしゃったよう…
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石井浩郎(自民)
申合せの時間が超えておりますので、おまとめください。
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43高高橋基樹京都大学名誉教授/神戸大学名誉教授
はい。
知恵が出てくると思います。何度も済みません。そのように思います。
お答えになっていれば幸いです。
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