伊藤孝恵 (国民民主党)

2025年3月13日・第217回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 134 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 231 発言)

続いては、西川公述人にお伺いをいたします。

先ほどお伺いした令和の米騒動における生産者と消費者の適正価格をめぐる認識の違い、本当におっしゃるとおりだなというふうに思いました。

一方、我々もスーパーで買物をしていると、葉物も高いですし、お米も高いと。そして、この物価が、例えば今後三年間で二%上昇したら、一・〇二掛ける一・〇二掛ける一・〇二ですから、一・〇六になって、じゃ、三年間で六%の物価上昇があるといったときに、それらを乗り越えられる賃金上昇というのが本当に果たしてかなうのか。春闘の集中回答日ではすばらしい回答も出てきていますけど、果たしてそれが中小零細まで届くのかというと、本当に不安になるところがあります。

そして、政府の対応は、こういった米を含めた農業というのは市場競争をもちろん是としていて、そしてそれによって米価が例えば高騰し、家計に、家計が転嫁されて、よく私たちは、大盛り一杯の御飯が、じゃ、四十円、およそ四十円で、そして、じゃ、ドーナツやカップラーメンと比べたらそれが決して高いとは思わないと私も思うんですが、それを言うと、じゃ、家計を考えていないのかと言われたり、そして米離れが進んで、それを、じゃ、指をくわえて見ていろと言うのかと、いろいろな矛盾に陥っているわけです。

この状況って私は合成の誤謬状態に陥っているなと思うんですよね。ミクロでいったら正しい判断。もちろん、家計のこと考えなきゃいけない。しかしながら、それが合成された、ミクロを合成された上でのマクロというのが自分たちは思いも寄らなかったその状況をつくってしまう。つまり、米が作れなくなる、この国で水田が保てなくなるというような、そういったことがまことしやかに進んでいるんじゃないかというふうに思ったのが今年の年始です。国産の米不足で異例の民間輸入、目を疑いました。この高い関税、一キロ三百四十一円ですよね。これ、もう国境措置が崩壊しているのか、それとも需給調整による価格維持政策が限界に来ているのか、両方なのか。

我々の政党は、こういった農家と家計の両方の負担を減らして守らなきゃいけない、米を作り続けるこの我が国を守り続けなきゃいけないというので食料安全保障の基礎支払というのを主張しているんですが、どう思われますか。

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