石破茂 (自由民主党)内閣総理大臣

2025年3月7日・第217回国会 参議院 予算委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 39 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 403 発言)

今日のウクライナは明日の東アジアかもしらぬということがよく語られるようになりました。松川委員御指摘のように、じゃ、そうならないためにどうするのよということだと思っております。

これはもう三年前になりますか、バイデン大統領が、仮にウクライナがロシアに侵略されることがあってもアメリカはその戦いには参加しないということを言ったということがございました。これが一つの引き金だったと思いますが、合衆国が支援をします場合には、委員御案内のバンデンバーグ決議というのがあって、自分の国を守る努力をちゃんとしない国はアメリカは支援しないという、こういう決議がございます。本当に、日本が日本として、アメリカに最後は頼れば大丈夫よということではなくて、どれだけ自主防衛の努力をしていますかということが問われると思っております。

で、もう一つは、これはいろんな御議論があることかと思いますが、ブダペスト・メモランダムというものをどう考えるかということでございまして、ウクライナは多くの核を所有しておったわけでございますが、それをロシアに移転をしたと。そのときには、ロシア、アメリカ、イギリス、フランス、中国、いわゆるP5というんでしょうか、もし仮にそういうことがあったら、核を撤去したウクライナがどこかから侵略を受けるようなことがあれば、これは一緒になって安保理にこの問題を提起するよという合意があったはずでございます。覚書でございます。じゃ、それが、その当事者であるがところのロシアが攻め込んできたらみたいなことを予測していなかったということがございまして、自主防衛努力というものがある、もちろんアメリカとの信頼関係も当然ある。

もう一つは、抑止力の中身をどう考えるかということでございまして、そういう点から、私どもは、ウクライナの問題から学ぶ点は多々あるし、その轍を踏まないように、よくよく注意をしながら外交を展開してまいりたいと思っております。

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