お答え申し上げます。
まさに五年半前、この当委員会におきまして給特法を改正いただきまして、社会全体の働き方改革のそうした流れの中で、平成二十八年度の教員勤務実態調査も踏まえて文部科学大臣が指針を策定し、教師の時間外在校等時間の上限を定め、客観的な時間管理の徹底を求める仕組みを導入したところでございます。これによりまして、学校現場あるいは教育委員会、そして多くの方のこれに対する問題意識もかなり高まってきたものだというふうに考えてございます。
働き方改革は一定程度進んできているとはいえ、令和四年の勤務実態調査の結果も見て、見えてきた課題がございます。依然として時間外在校等時間が長い教師、そして平均として時間外在校等時間が短くなった学校においても一部の教師に非常に偏り、業務の偏りがあるような状況、あるいは教育委員会、学校の状況、取組でも、かなりここは意識の差もあるかもしれません。取組状況にも差が見られてしまっている、そして事後的な検証が十分できていないという自治体もあるような課題も見えてきたというふうに考えてございます。
今回の改正におきましては、この令和元年の改正を、その課題も含めまして、まさに働き方改革の更なる加速化第二弾ということになりますが、これを更に一層進めるために、全ての教育委員会において、多くの首長部局や地域の方も巻き込んで、当事者意識を持って自分事としてこの問題に当たっていただくということが何よりも大事だと思ってございます。
そのために、全ての教育委員会が、地域の状況も踏まえまして、指針、文科大臣の指針を踏まえて、業務量管理・健康確保措置実施計画の策定、そしてそれを見える化をすると、そこからまた課題が生じたところについて、そのPDCAサイクルを回しながら足りないところは何なのかということ、あるいはもっとこういうところも協力をいただけるものがあるのか、そういうことを検討することが必要かと思ってございます。
学校の組織運営体制の充実、これも大事でございます。教職員定数の改善も文科省としては何とか、徐々に精いっぱいやってきたところがございますけれども、新しい学校のありようの中では、主務教諭の職の創設によって若手の教師のサポート、あるいは学級担任といった、そうした、全国半分ぐらいの教師が学級担任になる中で、そうした困難度を踏まえた義務教育等教員特別手当を教員全体の教職調整額の上昇とともに創設をするということでございます。
全て、大臣の方からも総合的な取組が大事だということを答弁させていただきましたけれども、まさにこの問題はもう待ったなしの状況でございまして、今回の法案も通じて、こうした御審議もいただくのを通じて、学校の成否が教師に懸かって、この教師の魅力をしっかり向上させていく、そして教師に優れた人材を確保する、これが持続的なものになるようなことを、我々としてもそういう仕組みとその実装を取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
96
堂故茂(自民)
ただいまから文教科学委員会を再開いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、金子道仁さん及び赤池誠章さんが委員を辞任され、その補欠として松野明美さん及び藤木眞也さんが選任されました。
─────────────
この発言のページ
97
堂故茂(自民)
休憩前に引き続き、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法等の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言のページ
98
下野六太(公明)
公明党の下野六太でございます。
午前中の質疑の様子をお伺いしながら、大いに過去を振り返りながら反省をしているところであります。私は体育の教師を中学校で三十年間務めてきましたが、昼休みをほとんど十分に休まなかったなということで反省をしているところであります。
子供たちの中にはマット運動でバク転ができるようになりたいという子がおりまして、そういう子をマット運動の正規の授業の時間で教えると、やはり先生は得意な、マット運動が好きな子に寄り添うんだというような感じの雰囲気が流れていきまして、それで、何をやってもいいというような昼休みの時間においでということで、…
この発言のページ
- (上の発言)
99望望月禎文部科学省初等中等教育局長
お答え申し上げます。
まさに五年半前、この当委員会におきまして給特法を改正いただきまして、社会全体の働き方改革のそうした流れの中で、平成二十八年度の教員勤務実態調査も踏まえて文部科学大臣が指針を策定し、教師の時間外在校等時間の上限を定め、客観的な時間管理の徹底を求める仕組みを導入したところでございます。これによりまして、学校現場あるいは教育委員会、そして多くの方のこれに対する問題意識もかなり高まってきたものだというふうに考えてございます。
働き方改革は一定程度進んできているとはいえ、令和四年の勤務実態調査の結果も見て、見えてきた課題がございます。依然として時間外在校等時間が長い教師、そして平均として時間外在校等時間が短くなった学校においても一部の教師に非常に偏り、業務の偏りがあるような状況、あるいは教育委員会、学校の状況、取組でも、かなりここは意識の差もあるかもしれません。取組状況にも差が見られてしまっている、そして事後的な検証が十分できていないという自治体もあるような課題も見えてきたというふうに考えてございます。
今回の改正におきましては、この令和元年の改正を、その課題も含めまして、まさに働き方改革の更なる加速化第二弾ということになりますが、これを更に一層進めるために、全ての教育委員会において、多くの首長部局や地域の方も巻き込んで、当事者意識を持って自分事としてこの問題に当たっていただくということが何よりも大事だと思ってございます。
そのために、全ての教育委員会が、地域の状況も踏まえまして、指針、文科大臣の指針を踏まえて、業務量管理・健康確保措置実施計画の策定、そしてそれを見える化をすると、そこからまた課題が生じたところについて、そのPDCAサイクルを回しながら足りないところは何なのかということ、あるいはもっとこういうところも協力をいただけるものがあるのか、そういうことを検討することが必要かと思ってございます。
学校の組織運営体制の充実、これも大事でございます。教職員定数の改善も文科省としては何とか、徐々に精いっぱいやってきたところがございますけれども、新しい学校のありようの中では、主務教諭の職の創設によって若手の教師のサポート、あるいは学級担任といった、そうした、全国半分ぐらいの教師が学級担任になる中で、そうした困難度を踏まえた義務教育等教員特別手当を教員全体の教職調整額の上昇とともに創設をするということでございます。
全て、大臣の方からも総合的な取組が大事だということを答弁させていただきましたけれども、まさにこの問題はもう待ったなしの状況でございまして、今回の法案も通じて、こうした御審議もいただくのを通じて、学校の成否が教師に懸かって、この教師の魅力をしっかり向上させていく、そして教師に優れた人材を確保する、これが持続的なものになるようなことを、我々としてもそういう仕組みとその実装を取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
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下野六太(公明)
教師の魅力を、青年たちにとって本当に魅力ある仕事として映ることができるような体制をもうしっかり総力を挙げて取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。
次に、改正案の概要についてお伺いしたいと思います。
前回の令和元年の給特法改正は学校における働き方改革を推進することが主な目的でしたが、今回の改正案では、一つ目に働き方改革の一層の推進、次に組織的な学校運営及び指導の促進、最後に教員の処遇の改善を一体的に進めることとされているかと思います。
今回、働き方改革のみに焦点を当てるのではなく、三つの項目を一体的に進めることとした理由は何か、その…
この発言のページ
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武部新(自民)文部科学副大臣
教師の働く環境を改善し、働きやすさと働きがいを両立するためには、働き方改革のみならず、様々な支援策を総動員して推進する必要があります。
そのため、学校の指導、運営体制の充実に係る教職員定数等の予算措置に加えまして、今回の改正案におきましては、教育委員会による業務量管理・健康確保措置実施計画の策定及び実施状況の公表等による学校における働き方改革の更なる加速化に加えまして、主務教諭の職の新設等を通じ、多様化、複雑化する教育課題への対応に向けた組織的な学校運営や指導の促進、高度専門職である教師の職務の重要性にふさわしい処遇改善として教職調整額の基準となる額の…
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下野六太(公明)
今の御答弁いただいたとおりだと思っています。しかし、働き方改革に少し焦点が当たり過ぎているかもしれませんので、この三点をバランスよくやはりやっているんだということを周知していただければ有り難いと思っています。
次に、処遇の改善について伺いたいと思います。
教職調整額の率が現行の四%から一〇%へと引き上げられることとなりました。引上げは約五十年ぶりとのことであり、画期的なものですが、是非確実に実施していただきたいと思います。
その上で、一〇%への引上げに関して、その財源を確保するためにほかの教育予算を削るということはあってはならないと考えております。…
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