江藤拓 (自由民主党)農林水産大臣

2025年5月13日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 102 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 164 発言)

熱いお気持ちはよく分かりました。よく分かりました。私も、トランプ大統領の発表を聞いて、意味不明だと、理解不能だと言ってちょっと世論を賑やかしましたけれども、全く一方的で受け入れ難い話だというふうに私は思っております。

ですから、もう舟山先生が、そういうふうに、WTO、ガットの精神に基づいて太平洋の開かれた貿易環境をつくろうと言って始まったのがTPPだったはずなのにそれから抜けて、そして二国間の貿易協定を結んでぎりぎりのところで合意をしたはずなのに更に踏み込んでくるという話で、二国間協議の約束した自動車の部分についてはまだ約束不履行ということでありますから、余りにも私は理不尽だと思っていますよ、正直なところ。

しかし、日本の国益を守るということを考えると、拳を振り上げてがつんといくぞってやるポーズを取るのは一つのやり方かもしれません。しかし、トランプさんですよ、トランプ大統領。あの人の、私は会ったこともないし話したこともありませんけれども、あの人の今回の行動を見ていると、例えば、中国に対してあれだけの関税、一四五でしたか、いきなり三〇パーに下げるようなことを何の根拠か分からないけどばっさりやるじゃないですか。

ですから、私、子供の頃から結構けんかとかしてきた、どうでもいいことなんですけれども、人間なんですが、けんかのやり方というのはよく考えないと、もうとにかくしゃにむに掛かっていきゃ何とかなるというものじゃ実はなくて、やはりそこには、やっぱりその相手も見なきゃいけないし、そこには戦略もなきゃいけないんだと思います。

赤澤君とも十分話をしていますし、官房長官や総理とも話もしておりますが、しかし、農林水産分野については、私は頑として全く譲る気はありませんよ。例えば米なんて譲る気は全くありません。国内で自給が可能な穀物を何でアメリカから更に買わなきゃいけないのか。それこそ、田名部先生からMAについては縮小する交渉をすべきだと言われて、それについて、ああ、いい考えだなと、取りかかろうと思っているその最中に、それを大きくするなんという話は全く、それは全く話が合わないわけでありまして、ですから、舟山先生、お気持ちはしっかり受け止めて、今後、政府がどのような対応でこの問題を解決に向かうかは、私は直接担当者ではありませんから明確に答えられませんけれども、閣内において、今日このような議論があって、しっかり毅然とした態度で日本は世界の世論をリードすべきだという意見が出たということは、しっかり閣内でも発言していこうと思います。

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